剣沢とは? わかりやすく解説

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剣沢

読み方:ツルギサワ(tsurugisawa)

所在 富山県中新川郡立山町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒930-1417  富山県中新川郡立山町剣沢

剱沢

(剣沢 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 15:27 UTC 版)

剱沢
剱岳から南方向を望む剱沢の源流域(2021年9月)。正面左寄りに別山北峰 (2,880 m)、その奥が立山、中央部の谷にある建物は剱澤小屋
水系 一級水系 黒部川
種別 一級河川
延長 9.5 km
水源 別山
水源の標高 2,874 m
河口・合流先 黒部川
流域 富山県
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A:剱岳、B:剱御前、C:別山(北峰)、D:池平山、E:仙人山、F:黒部別山、G:二股、H:剱大滝
十字峡。剱沢は西側(画像左)から黒部川に合流する。

剱沢(つるぎさわ[1])は、富山県中新川郡立山町を流れる河川黒部川の一次支流。黒部川四大支流のひとつに数えられる。一級河川の指定上端は北股との合流点で、登録名は剣沢川である[2]江戸時代の絵図では剱谷や剣沢谷と表記されているのもある[1]

地理

剱岳の南に位置する別山に源を発し北東へ流れ、「二股」で剱岳東面の三ノ窓氷河および小窓氷河を源流とする北股を合わせ流路を東に変え、落差140 m剱大滝を下り、黒部峡谷十字峡で黒部川に合流する[1]

南北に走る剱岳の主稜線の東側はすべて剱沢の流域である。源流域は万年雪によって削られた見晴らしの良い土地となっている反面、下流部は黒部川本流同様の深い峡谷をなしている[1]

別山平

別山から見下ろす剱澤小屋とキャンプ指定地

剱沢南股源流の標高約2,450 - 2,550 mのカールの底にあたる平地は別山平(古くは三田平とも)と呼ばれ、剱岳が展望できる。

別山平には、1924年大正13年)開設で剱岳で最も古い山小屋の「剱澤小屋」(つるぎさわごや)がある[1]。所在地は富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外11国有林剱沢[3]。野営地「剱沢キャンプ場」があり[1]、バイオトイレと飲料可能な水場を備えている[4]。同キャンプ場利用に際しては協力金として1,000円(2023年時点)が徴収される[4]。そのほか富山県警察山岳警備隊の詰所なども置かれ[1]、剱岳登山における代表的な拠点となっている。

主な施設

支流

剱岳の東斜面にある三ノ窓氷河と小窓氷河
  • 武蔵谷
  • 平蔵谷
  • 長次郎谷
  • 別山谷
  • 真砂沢
  • 三ノ窓氷河
  • 小窓氷河
  • カガミ谷

脚注

  1. ^ a b c d e f g 佐伯邦夫「剱岳地名大辞典」(pdf)『立山カルデラ砂防博物館研究紀要』第13巻、立山カルデラ砂防博物館、2011年、37頁、2024年3月17日閲覧 
  2. ^ 日外アソシエーツ編集発行『河川大事典』1991年
  3. ^ 特則承認を受けた液化石油ガス販売事業者及び対象となる山小屋等一覧” (pdf). 経済産業省. 2022年2月28日閲覧。
  4. ^ a b 剱沢キャンプ場”. 富山観光ナビ. 富山県地方創生局観光振興室・とやま観光推進機構. 2024年3月17日閲覧。

参考文献

外部リンク



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