分子系統学
分子系統学
分子系統学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 08:35 UTC 版)
1980年頃になって、学生とともに距離データを基にした系統樹の推定の研究を始めた。1985年、内部枝の長さの統計的有意性を調べることにより系統樹の正確さを検定する統計的方法を考案した。その後、系統樹作成の近隣結合法、最小進化法の開発を行った。現在、理論家の中には最尤法やベイズ法を用いることを提唱する者もいるが、近隣結合法は分子系統樹の作成に最も広く用いられている。さらに分子系統樹を用いた進化の時間推定の統計的方法も考案した。Sudhir Kumar、田村浩一郎と系統樹を用いたデータ解析のためのコンピュータープログラムパッケージMEGA (http://www.megasoftware.net/)を開発した。MEGAは広く用いられており、現在第4版(MEGA4)が入手可能である。MEGAはユーザーフレンドリーで、さまざまな面倒な計算が簡単に行えることで知られている。
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