六朝期とは? わかりやすく解説

六朝期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 17:01 UTC 版)

寒食節」の記事における「六朝期」の解説

曹操3世紀の明罰令において「太原など北方では冬至後の105日間にわたり寒食のため火を使わない聞くが、特に幼児高齢者への負担大きすぎるため寒食不可とする」という詔を発した、と『芸文類聚』巻四や『玉燭宝典二月の候に引用されている。ここでは寒食節行われる地域として、太原郡上党郡雁門郡西河郡という現代山西省にあたる并州内の地名挙げられている。 他にも六朝期の書物では晋代の『鄴中記』、南朝宋代の『後漢書』などに寒食節についての記述見られ并州内で行われる地方風俗として認識されている 寒食で火を使わない期間は当初1か月ほどもあったが、死者続出し6世紀時代までに3日間に短縮された と考えられるまた、6世紀頃の『荊楚歳時記』には、「冬至を去ること105日を寒食といい、3日間火を使わず冷えた飴湯大麦の粥を食べる」とある。実際に冬至から105日目にあたる寒食節後の清明時期について混同しているとみられ、宋代の『歳時広記』が引用した『鄴中記』でも「冬至から100日目并州では3日間火を断って乾粥を作る」と記されている。

※この「六朝期」の解説は、「寒食節」の解説の一部です。
「六朝期」を含む「寒食節」の記事については、「寒食節」の概要を参照ください。

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