もち‐て【▽以て】
もっ‐て【▽以て】
読み方:もって
㋐手段・方法を示す。「誠意を—交渉に当たる」「書面を—申し入れる」「好意を—迎えられる」
2 語調を強めるのに用いる。「いよいよ—承知できない」「まことに—残念なことだ」
3 (「でもって」の形で)
㋐並列・添加の意の接続助詞のように用いる。…のうえに。…かつ。「安価で—質の良い品物」
㋑格助詞「で」を強める意を表す。「人手不足を技術で—補う」「会議で—決定された」
も‐て【▽以て】
「以て」の例文・使い方・用例・文例
- 余人を以て代え難い人物だ.
- 和を以て貴しとなす.
- 牛刀を以て鶏を割く
- 我が勇を以て彼の富に向こうを張る
- 死を以て罪を購う
- 善を以て悪に報い人を慚愧せしむ
- これを以てこれを見れば彼の成功もそもそも故あるかな
- 恩を以て仇に報いる(仇に報いるに恩を以てする)
- 仇に報ずるに恩を以てすれば先方は慚愧する
- 仇を以て恩に報いる(恩を仇で返す)
- そんな浅はかな理由を以て断った
- そんな浅はかな口実を以て拒んだ
- 武力を以て人民を圧する
- 武力を以て世を圧したる二大国も地上にその影をとどめず
- 兵力を以て(国を)治める
- 兵力を以て問題を解決する
- 彼はかねての熱心を以て事業に従事した
- 金百ポンド為替を以て御送付申候間御領収下され度候
- 一死以て国恩に報ずる
- 彼はこの上無い満足を以て結果をみている
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