中川材木店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:50 UTC 版)
中川軍次(なかがわ ぐんじ) 演 - 平泉征 おしんの最初の奉公先である中川材木店の主人。幼少のおしんのことを気にかけ、松田先生からの申し出を受け入れておしんを尋常小学校に通わせるなど理解はある。しかし、つねの高圧的態度の前には何の役にも立ってはいなかった。 後年、老年期のおしんが訪れた時は中川材木店はなくなっており、土地の人の記憶にもなかった。後述する中川材木店の人達の消息は現在は不明である。 中川 きん(なかがわ きん) 演 - 今出川西紀 中川軍治の妻。おしんのことを気にかけていたが、やはりつねに言いくるめられることが多かった。 つね 演 - 丸山裕子 中川材木店の奉公人。家事を20年以上取り仕切って来た女中で、奉公にきたおしんの躾け係となる。仕事熱心だが、頑固で気が強く、口調もきつい。幼いおしんにも容赦なく厳しく接する。おしんが小学校に通いはじめると「奉公人の分際で」と反対して昼飯を与えず、軍次・きん夫妻からもなだめられたが、学校をやめると「やっとわかったか」と喜んだ。自分の財布から50銭銀貨がなくなったのをおしんが盗んだと決めつけ、おしんの銀貨を取り上げる。おしんの失踪後、軍次がつねの財布から無断で銀貨を借りてそのことを言い忘れていただけと判明するが、反省するどころか、奉公の代償の米を取り返すことを口入屋に指示して一層おしんを苦しめる。 しかし、この時の厳しいしつけにより、おしんは家事と辛抱強く働くことを身につけた。 中川 武(なかがわ たけし) 演 - 高階則明 中川材木店の赤子。 定次(さだじ) 演 - 光石研 中川材木店の奉公人。12才から奉公している。奉公に出るおしんを迎えに来た人物。以来、おしんを気にかけて声をかけたり、つねから庇ったりしていた。 おしんが書いた手紙を仕事のついでにふじの元に届けたり、その手紙を代読したりもしていた。 若い衆 演 - 奥山明夫、椎名茂、木村正一、谷津勲 中川材木店で働く男たち。
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