中山家
中山家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:08 UTC 版)
「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「中山家」の解説
中山 絵梨(なかやま えり) 御家人中山丹波の妻。高松道久と心中を偽装した遺体で発見された。 丹波を通じて阿片の味を覚えた。もっと阿片をたくさん使いたいと思うようになり、長治の岡場所で女郎を始める。そして、向島にある柳屋の寮に大量の阿片が隠されており、それが密貿易によって手に入れた品であることを、色仕掛けによって長治から聞き出した。そのネタを使って稲左衛門をゆすろうとしたため、石井と長治によって大量の阿片を吸わされて殺された。 中山 丹波(なかやま たんば) 絵梨の婿養子。間もなく30歳。絵梨が死んだ後、しばらく庄二郎のところにかくまってもらっていたが、薬が切れて我慢できなくなり、柳屋の寮に向かった。後に、押上村の林の中で、斬り傷だらけの遺体が埋められていたのが発見された。 中山 数右衛門(なかやま かずえもん) 絵梨の実父。妻の名は富代(とみよ)。絵梨が心中という不祥事を起こしたことで、世間からの誹りに耐えていた。また、当主である丹波が行方不明ということで、家名存続も危うい状態だった。しかし、絵梨の死が心中ではないことが明らかとなり、丹波も遺体で発見されたことから、養子を迎えて家名を存続させた。
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