リチウムアミドとは? わかりやすく解説

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リチオアミン

分子式H2LiN
その他の名称リタミド、Lithamide、Lithium amide、リチウムアミド、Litium amide、Lithioamine、Aminolithium
体系名:リチオアミン、アミノリチウム


リチウムアミド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 23:23 UTC 版)

リチウムアミドは、化学式「Li+NH2」を持つ無機化合物リチウムイオンとアミノアニオン(共役塩基アンモニア)で構成されている。水素化リチウムとアンモニアから製造される白色固体であり、常温で安定である。微量の加水分解により、発生するアンモニアの臭気を伴う。400℃以上でアンモニアの脱離を伴いながらリチウムイミドLi2NHに変化する。有機溶媒への溶解性は低いが、液体アンモニアには可溶である。水と接触して水酸化リチウムとアンモニアを生成する。アミンのアルキル化、カルバニオン生成試薬、パラジウム触媒によるアミノ化などに利用されている[1]水素化リチウムリチウムイミドはどちらも水素貯蔵材料として期待されている。


  1. ^ 一哉, 岡野「リチウムアミド」『有機合成化学協会誌』第78巻第12号、2020年、 1197–1199、 doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.78.1197 (要購読契約)


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