プロセス計算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/03 08:13 UTC 版)
プロセス計算(プロセスけいさん、英: Process calculus)またはプロセス代数(プロセスだいすう、英: Process algebras)は、計算機科学において並行システムを形式的にモデリングする各種手法の総称。プロセス計算は、独立エージェントやプロセスの集まりにおける相互作用/通信/同期を抽象的に記述するツールである。また、プロセス記述を操作・分析可能にする代数学的規則も提供し、プロセス間の等価性について(双模倣性を使った)形式的推論を可能とする。主な具体例としては、CSP、CCS、ACP がある[1]。近年ではこれら以外に π計算(英語)、アンビエント計算、PEPA などもある。
- ^ a b J.C.M. Baeten: A brief history of process algebra, Rapport CSR 04-02, Vakgroep Informatica, Technische Universiteit Eindhoven, 2004年
- ^ Benjamin Pierce: “Foundational Calculi for Programming Languages”, The Computer Science and Engineering Handbook, pp. 2190-2207, CRC Press, ISBN 0-8493-2909-4.
- ^ Baeten, J.C.M.; M. Bravetti (2005年8月). “A Generic Process Algebra”. Algebraic Process Calculi: The First Twenty Five Years and Beyond (BRICS Notes Series NS-05-3). Bertinoro, Forl`ı, Italy: BRICS, Department of Computer Science, University of Aarhus
- 1 プロセス計算とは
- 2 プロセス計算の概要
- 3 最近の研究
- 4 他の並行性モデルとの関係
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