ハツタケ
別表記:初茸
ハツタケ(初茸)はベニタケ科のキノコ。針葉樹林(とりわけアカマツやクロマツを中心とするマツ林)の根元の地表から子実体が顔を出していることが多い。香りがよく食用に適する。傷みやすいものの、日本では北は北海道から南は沖縄まで全国で自生している。煮物、焼き物、炊込み御飯の具など多種多様な調理法で食べられている。
ハツタケの傘は淡い黄褐色に色づき、成長すると平らに開いていき終いには反る。傘には年輪を思わせる同心円状の模様が見られることも多い。
外見がハツタケとよく似た種としてはアカハツならびにキチチタケが挙げられる。アカハツは赤味がかったハツタケのような見た目で、ハツタケと同様にマツ林の樹下によく発生することもあり、よくハツタケと見紛われる。アカハツに毒性はなく食べても問題ないが、味や香りはハツタケのほうが断然よしとされる。キチチタケには毒性があり、少なくとも生食は推奨されない上、強い辛みがあり不味いとされる。
はつ‐たけ【初×茸】
初茸
糖茸
ハツタケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/15 05:14 UTC 版)
ハツタケ(初茸[3]、学名: Lactarius hatsudake)は、担子菌門に属し、ベニタケ目ベニタケ科のカラハツタケ属に分類される中型から大型のキノコの一種である。夏から秋にかけて、マツ林に発生する。子実体は傷がつくと赤ワイン色の乳液が出て、ゆっくりと青緑色に代わるのが特徴で、地方によってはアイタケ(藍茸)やロクショウ(緑青)などともよばれる。旨い出汁が出る食用キノコとして知られ[4]、特に千葉県の房総半島では珍重される[3]。
- 1 ハツタケとは
- 2 ハツタケの概要
「ハツタケ」の例文・使い方・用例・文例
- カラハツタケという植物
ハツタケと同じ種類の言葉
- ハツタケのページへのリンク