ディスコースとは? わかりやすく解説

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discourse

別表記:ディスコース

「discourse」の意味

「discourse」とは、主に書かれたり話されたりする言語通じたコミュニケーション議論を指す。また、特定の主題に関する一連の考え議論流れを表すこともある。さらに、社会文化の中で形成される意味や価値観伝え言語の使用法を指すこともある。

「discourse」の発音・読み方

「discourse」の発音は、/dɪsˈkɔːrs/であり、IPAカタカナ読みでは「ディスコース」となる。日本人発音するカタカナ英語では「ディスコース」と読むことが一般的である。

「discourse」の定義を英語で解説

Discourse is a term used to describe communication through written or spoken language, as well as the flow of ideas and discussions on a particular subject. It can also refer to the use of language to convey meanings and values within a social or cultural context.

「discourse」の類語

「discourse」に類似した意味を持つ単語には、「dialogue」(対話)、「discussion」(議論)、「debate」(討論)、「conversation」(会話)などがある。ただし、それぞれの単語には独自のニュアンスがあり、文脈によって使い分けが必要である。

「discourse」に関連する用語・表現

「discourse」に関連する用語表現には、「discursive」(論理的な散漫な)、「discourse analysis」(ディスコース分析)、「public discourse」(公共議論)、「political discourse」(政治的議論)などがある。これらの用語や表現は、ディスコースの様々な側面状況を表す。

「discourse」の例文

1. The professor's lecture was a fascinating discourse on the history of art.(教授講義は、美術史に関する魅力的な議論であった。) 2. The book explores the discourse of gender and power in contemporary society.(その本は、現代社会におけるジェンダー権力議論探求している。) 3. The discourse between the two politicians was heated and passionate.(2人政治家の間の議論は、熱烈情熱的であった。) 4. The conference provided a platform for discourse on environmental issues.(その会議は、環境問題に関する議論の場提供した。) 5. The discourse surrounding immigration policy has become increasingly polarized.(移民政策に関する議論は、ますます二極化てきている。) 6. The author uses discourse analysis to examine the language used in advertising.(その著者は、広告使用される言語調べるためにディスコース分析用いている。) 7. The students engaged in a lively discourse about the novel they had read.(生徒たちは、読んだ小説について活発な議論交わした。) 8. The article critiques the dominant discourse on economic development.(その記事は、経済発展に関する主流議論批判している。) 9. The discourse on human rights has evolved over time.(人権に関する議論は、時間の経過とともに進化してきた。) 10. The politician's speech contributed to the public discourse on education reform.(その政治家演説は、教育改革に関する公共議論貢献した。)

ディスクール

(ディスコース から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:09 UTC 版)

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ディスクールフランス語: discours)は、言語文化社会を論じる際の専門用語としては[1]、「書かれたこと」や「言われたこと」といった、言語で表現された内容の総体を意味する概念である。日本語では意訳して言説(げんせつ)の語を当てることが多い。

概要

当初は言語学において考え出された概念であったが、ミシェル・フーコーの『言葉と物』および『知の考古学』を経て、哲学社会学でも用いられるようになった。批評用語としての「ディスクール」はフーコーが託した意味を引き継いで使われることが多く、単なる言語表現ではなく、制度権力と結びつき、現実を反映するとともに現実を創造する言語表現であり、制度的権力のネットワークとされる。

フランス語における意味は物事や考えを言葉で説明することであり、フランス語の普通名詞としては「演説」「論述」などの意味も持つ。しかし、日本語において「ディスクール」が使われる場合は、ミシェル・フーコー的な「言語表現の総体」を意味することが多い。

フーコーによれば、言語によってなされた個々の表現は「エノンセ」(énoncé、言表)と呼ばれ、ディスクールはこのエノンセの総体である。そしてディスクールは、無意識のうちに制度や権力と不可分に結びついており、抑圧・排除・差別などといった制度的権力の構図を内包している。また、ディスクール自体は多くの人間による言表の集合であるために個々の言表における作品性や著作性といった要素はあまり問題とされない。これに対してユルゲン・ハーバーマスは、「理想的な対話状況」によって権力性を切り離すことが可能であると説いた。またエドワード・サイードは、「オリエンタリズムに関しては」という限定の上ではあるが、ディスクールに著作家自身の特徴を見て取れると著書『オリエンタリズム』で主張している。

脚注

  1. ^ 知恵蔵』 2007年版

参考文献

関連項目



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