シンシンとは？ わかりやすく解説

読み方：しんしん

《笏(しゃく)を紳(おおおび)に搢(はさ)む意から》官位が高く、身分のある人。

「—の身ながらに笏や筆を擱(お)いて」〈露伴・魔法修行者〉

読み方：しんしん

［715〜770］中国、盛唐の詩人。江陵（湖北省）の人。西域の節度使の幕僚として辺境に滞在した体験から、辺境の風物を多くうたう。辺塞(へんさい)詩人として高適と並び称される。

読み方：しんしん

［ト・タル］［文］［形動タリ］頭などがずきずき痛むさま。

「頭痛—として復(ふたた)び脳中攪乱(かきみだ)れて来たので」〈木下尚江・良人の自白〉

読み方：しんしん

こころ。精神。

「此上烈しき—の刺戟を避け、安静にして療養の功を続けなば」〈蘆花・不如帰〉

読み方：しんしん

《古くは「しんじん」とも》こころと、からだ。精神と身体。「—を鍛える」「—ともに疲れる」

読み方：しんしん

［形動タリ］勢いの盛んなさま。

「—の御繁昌を見る事を得さしめ給わば」〈竜渓・経国美談〉

「両角—として連鱗歴々たり」〈三国伝記・六〉

読み方：しんしん

その分野に新しく現れて、活躍していること。また、その人。「—の作家」

読み方：しんしん

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 樹木が高く生い茂っているさま。

「大樹—と空に茂り」〈木下尚江・良人の自白〉

２ 「深深(しんしん)1」に同じ。

「寝静まった感じであたりは—としていた」〈志賀・暗夜行路〉

読み方：しんしん

［ト・タル］［文］［形動タリ］あふれ出るさま。次々とわき出るさま。「興味—たる話」

読み方：しんしん

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ あたりがひっそりと静まりかえっているさま。森森(しんしん)。「夜が—と更ける」

２ 寒さなどが身にしみとおるさま。「冷気が—と身にこたえる」

読み方：しんしん

「心神(しんしん)」に同じ。

「—衰弱し、天賦の良智も之が為に紛擾(ふんじょう)す」〈織田訳・花柳春話〉

読み方：しんしん

［ト・タル］［文］［形動タリ］草木の葉がよく茂っているさま。

「此園荒蕪—蔓々吾之を欲せず」〈西周・明六雑誌一二〉

読み方：しんしん

《古くは「しんじん」とも》「心身(しんしん)」に同じ。

「—を粉に砕いて」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉

読み方：しんしん

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 馬の速く走るさま。

２ 月日や物事の速く進むさま。

「共に息災にして、—と繁栄に向かいつつある事であった」〈蘆花・思出の記〉

「—開明の域に進む者あり」〈織田訳・花柳春話〉