コトヌーとは? わかりやすく解説

コトヌー【Cotonou】

読み方:ことぬー

ベナン南部港湾都市大西洋面する同国経済・文化の中心地憲法上の首都ポルトノボ代わりに行政機能多くがコトヌーに置かれている。ラッカセイ綿花ヤシ油などの農産物のほか、内陸国ニジェール鉱物資源の積出港


コトヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/29 19:14 UTC 版)

コトヌー
Cotonou

コトヌー(2019年)
位置
コトヌー
コトヌー (ベナン)
コトヌー
コトヌー (アフリカ)
座標 : 北緯6度22分 東経2度25分 / 北緯6.367度 東経2.417度 / 6.367; 2.417
行政
ベナン
  リトラル県
 市 コトヌー
市長 レアディ・ソグロ
(ベナン再生党)
地理
面積  
  市域 79 km2
標高 51 m
人口
人口 (2013年現在)
  市域 679,012人
    人口密度   8,595人/km2
その他
等時帯 西アフリカ時間 (UTC+1)
夏時間 なし

コトヌーCotonou)は、ベナンの都市で、同国の事実上の首都2017年の人口は約240万人。同国を代表する港湾都市であり、ベナン経済の中心である。

約25km北東に首都のポルトノボが位置している。市内には国会最高裁判所、カジェフォウン空港などがあり、憲法上の首都はポルトノボとはいえ、多くの首都機能はコトヌーに置かれている。

歴史

19世紀半ばよりフランスによる植民地化が進められ、フランス領西アフリカの一部となった。

1960年のベナン独立にともない、ベナンの中心都市となった。

地理

コトヌーはノクエ湖英語版ベニン湾ギニア湾の一部)の間の海岸沿いにある。

気候

ケッペンの気候区分ではサバナ気候(Aw)に属する。

コトヌー(1961–1990年, 極値 1910年以降)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 36.1
(97)
38.6
(101.5)
36.0
(96.8)
35.4
(95.7)
39.0
(102.2)
33.0
(91.4)
33.5
(92.3)
31.8
(89.2)
31.6
(88.9)
33.4
(92.1)
35.4
(95.7)
36.6
(97.9)
39.0
(102.2)
平均最高気温 °C°F 30.8
(87.4)
31.6
(88.9)
31.9
(89.4)
31.6
(88.9)
31.0
(87.8)
29.2
(84.6)
28.0
(82.4)
27.8
(82)
28.4
(83.1)
29.6
(85.3)
30.9
(87.6)
30.8
(87.4)
30.1
(86.2)
日平均気温 °C°F 27.3
(81.1)
28.5
(83.3)
28.9
(84)
28.6
(83.5)
27.8
(82)
26.5
(79.7)
25.8
(78.4)
25.6
(78.1)
26.0
(78.8)
26.7
(80.1)
27.6
(81.7)
27.3
(81.1)
27.2
(81)
平均最低気温 °C°F 23.8
(74.8)
25.4
(77.7)
25.9
(78.6)
25.6
(78.1)
24.6
(76.3)
23.7
(74.7)
23.7
(74.7)
23.4
(74.1)
23.6
(74.5)
23.8
(74.8)
24.3
(75.7)
23.8
(74.8)
24.3
(75.7)
最低気温記録 °C°F 17.0
(62.6)
17.9
(64.2)
18.5
(65.3)
20.7
(69.3)
19.6
(67.3)
20.0
(68)
18.8
(65.8)
19.8
(67.6)
20.0
(68)
19.1
(66.4)
21.0
(69.8)
17.9
(64.2)
17.0
(62.6)
降水量 mm (inch) 9.2
(0.362)
36.8
(1.449)
73.8
(2.906)
137.0
(5.394)
196.9
(7.752)
356.0
(14.016)
147.0
(5.787)
64.9
(2.555)
99.0
(3.898)
126.7
(4.988)
41.4
(1.63)
19.6
(0.772)
1,308.3
(51.508)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 1 2 4 7 11 15 8 5 8 8 4 2 75
湿度 82 82 80 82 83 87 86 86 86 86 85 83 84
平均月間日照時間 213.9 210.0 223.2 219.0 213.9 141.0 136.4 148.8 165.0 207.7 243.0 223.2 2,345.1
平均日照時間 6.9 7.5 7.2 7.3 6.9 4.7 4.4 4.8 5.5 6.7 8.1 7.2 6.4
出典1:NOAA[1]
出典2:Deutscher Wetterdienst (humidity, 1951–1967),[2] Meteo Climat (record highs and lows)[3]

経済

主要な工業品はパーム油、醸造、織物、セメントである。自動車や自転車の組み立て工場や製材所がある。コトヌー港の主な輸出品は石油製品、ボーキサイト、鉄である。

中心街

交通

空港

鉄道

ベナン・ニジェール鉄道輸送共同体の北線の出発地である。内陸まで鉄道が延びており、物資の集散地としても重要な役割を果たしている。

港湾

  • コトヌー港

教育

国立ベナン大学が置かれ多くの学生が学んでいる。

姉妹都市

街の風景
コトヌーの通り
広場

対外関係

横浜市
コトヌー市は神奈川県横浜市と交流があり、平成25年にベナン共和国コトヌー市のニセフォール・ソグロ市長が来浜した際、「ともに成長する」理念を共有するパートナーとして共同声明を行っている。
平成27年には、横浜市の代表団がコトヌー市を訪問し、レアディ・ソグロ市長と「港湾分野の技術協力」の促進、「若い世代の交流」を深めていくことを合意している。

関連項目

脚注

  1. ^ Cotonou, Benin Climate Normals 1961-1990”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2018年12月19日閲覧。
  2. ^ Klimatafel von Cotonou, Prov. Atlantique (Süd) / Benin” (German). Baseline climate means (1961-1990) from stations all over the world. Deutscher Wetterdienst. 2016年6月11日閲覧。
  3. ^ Station Cotonou” (French). Meteo Climat. 2016年6月11日閲覧。

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