オセロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 10:05 UTC 版)
オセロット | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オセロット Leopardus pardalis | |||||||||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価[1][2][3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Leopardus pardalis (Linnaeus, 1758) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Ocelot | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分布 |
オセロット(Ocelot、学名:Leopardus pardalis)は、哺乳綱食肉目ネコ科オセロット属に分類される食肉類。
名前の由来は、ナワトル語の「ocelotl」。
形態
同じ地域に生息するジャガーネコやマーゲイと類似した外観をもつが、オセロットの体長は65-120 cm、尾の長さは 27–61 cm、体重9-16 kg とより大型である。体毛は短く、四肢は頑丈。黒い斑紋で縁取られたオレンジ色の斑紋(梅花紋)。種小名pardalisは「ヒョウ」の意。地色は灰白色や黄色、濃褐色など個体によってさまざまで、体前方から後方に向かって黒く縁取られた斑が並んでいる。虹彩は褐色。
生態
オセロットは主に南アメリカの熱帯雨林に生息しているが、メキシコやアメリカ・テキサス州の一部にも分布しており、草原や人間の集落近くに姿を現すこともある[4]。夜行性でその行動範囲は非常に広い。普段は単独で行動し、他の個体と出会うのは通常は交尾のためだけである。ただし、樹上や深い茂みの中で休息をとる日中はまれに他の個体と場所を共有することもある。繁殖期については初夏と冬である、定まっていない、などの説がある。妊娠期間は約70日で、一度の出産で1-4子を産む。
他のネコ科の動物と異なり泳ぎが上手く[4]、樹上生活に適応しており木登りも行うが、大抵は地上を行動圏としている。自身よりはるかに小型のサル、ナマケモノ、ハナグマ、ヘビ、シロミミオポッサム、キタオポッサム、げっ歯類及び鳥類等を捕食する。オセロットは非常に鋭い視力を持つが、獲物を追跡するのに臭いを辿ることが研究によって判明している。
状態
オセロットの毛皮は非常に高価なものとされ、また人に慣れやすく今なおヤマネコの中でペットとして最も人気のある種類であるため、乱獲が続いた。多くの国で絶滅危惧種に指定されている。
- P. p albescens
- ENDANGERED (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))
亜種と分布
- L. p. pardalis - アマゾン熱帯雨林
- L. p. aequatorialis - アンデス北部
- L. p. albescens - メキシコ、アメリカ合衆国(テキサス州)
- L. p. maripensis - ベネズエラ、ガイアナ、トリニダード・トバゴ
- L. p. mearnsi - 中央アメリカ
- L. p. mitis - アルゼンチン、パラグアイ
- L. p. nelsoni - メキシコ
- L. p. pseudopardalis - コロンビア
- L. p. puseaus - エクアドル
- L. p. sonoriensis - メキシコ
- L. p. steinbachi - ボリビア
参考文献
- ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng>(download 22/01/2020)
- ^ UNEP (2020). Chelonia mydas. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (download 22/01/2020)
- ^ Seminoff, J.A. (Southwest Fisheries Science Center, U.S.) 2004. Chelonia mydas. The IUCN Red List of Threatened Species 2004: e.T4615A11037468. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2004.RLTS.T4615A11037468.en. Downloaded on 22 January 2020.
- ^ a b “オセロット”. ナショナルジオグラフィック. 2023年4月8日閲覧。
外部リンク
- Cat Specialist Group 2002. Leopardus pardalis. In: IUCN 2006. 2006 IUCN Red List of Threatened Species.
- Cat Specialist Group 1996. Leopardus pardalis albescens. In: IUCN 2006. 2006 IUCN Red List of Threatened Species.
オセロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/23 03:14 UTC 版)
「マルドゥック・ヴェロシティ」の記事における「オセロット」の解説
※この「オセロット」の解説は、「マルドゥック・ヴェロシティ」の解説の一部です。
「オセロット」を含む「マルドゥック・ヴェロシティ」の記事については、「マルドゥック・ヴェロシティ」の概要を参照ください。
オセロット
出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 08:08 UTC 版)
名詞
オセロット
翻訳
- カタルーニャ語: ocelot
- チェコ語: ocelot
- ドイツ語: Ozelot
- 英語: ocelot
- エスペラント: oceloto
- フィンランド語: oselotti
- フランス語: ocelot
- アイルランド語: osalat
- イタリア語: gattopardo, ocelotto, ozelot, ocelot, gattopardo americano
- ロジバン: pardali
- マレー語: ocelot
- マケドニア語: оцелот
- ナワトル語: tlalocelotl
- ナヴァホ語: náshdóí łikizhígíí
- オランダ語: ocelot, pardelkat
- ポーランド語: ocelot
- ポルトガル語: jaguatirica, gato-do-mato, ocelote
- ルーマニア語: ocelot
- ロシア語: оцело́т
- スペイン語: (特にメキシコ, その他の国の公式上) ocelote (es) 男性, (コロンビアリャノ, ベネズエラ) cunaguaro (es) 男性, (アルゼンチン, パラグアイ) gato onza (es) 男性, (パナマ, コスタリカ) manigordo (es) 男性, (ボリビア) tigrecillo (es) 男性, (コロンビア, エクアドル, エルサルバドル, グアテマラ, ホンジュラス, ニカラグア, ペルー) tigrillo (es) 男性
- 中国語: 虎貓/虎猫, 豹貓/豹猫
「オセロット」の例文・使い方・用例・文例
オセロットと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- オセロットのページへのリンク