らし
[助動][○|○|らし|らし(らしき)|らし|○]活用語の終止形、ラ変型活用語の連体形に付く。
1 客観的な根拠・理由に基づいて、ある事態を推量する意を表す。…らしい。…に違いない。
「もえわたる草木もあらぬはるべには山辺に急ぐ鹿ぞ踏むらし」〈宇津保・春日詣〉
2 根拠や理由は示されていないが、確信をもってある事態の原因・理由を推量する意を表す。…に違いない。
「水底(みなそこ)の月の上より漕ぐ舟の棹(さを)にさはるは桂なるらし」〈土佐〉
[補説] 語源については「あ(有)るらし」「あ(有)らし」の音変化説などがある。奈良時代には盛んに用いられ、平安時代には1の用法が和歌にみられるが、それ以後はしだいに衰えて、鎌倉時代には用いられなくなった。連体形・已然形は係り結びの用法のみで、また奈良時代には「こそ」の結びとして「らしき」が用いられた。
ら‐し【×螺子】
読み方:らし
ねじ。
らし
「らし」の例文・使い方・用例・文例
- 彼に両替を頼んだらしてくれた
- あなたにいらしていただければありがたいのですが
- 彼女の顔は誇らしさで赤く上気していた
- 大気汚染がその地域に住む人全員に悪影響をもたらした
- 彼女はあの大きな家に10年以上もたったひとりで暮らしている
- 夜大きな音でステレオを鳴らして近所の人に迷惑をかけてはいけません
- ベニスに行った人ならだれでもとてもすばらしい所だと言うでしょう
- 彼は教授らしいところがまったくない
- 彼女は親元を離れて暮らしている
- その車はどうやら角でスリップしたらしい
- 彼がそれをやったらしい
- 「彼は選出されるかな」「そうらしいよ」
- この話は真実らしく見える
- 試験が近づいているので彼女はいらいらしている
- 庭にフェンスを張りめぐらしたほうがよい
- ここでぶらぶらしていても意味がない
- 彼は私から目をそらした
- 着物を着たらしとやかにふるまいなさい
- キャンプは素晴らしいが家にまさるものはない
- 太陽が顔に照りつけて彼女は顔をそらした
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