せいかんとは？ わかりやすく解説

読み方：せいかん

官職を世襲すること。また、その官職。

「封建の時代に世位—の風あるも」〈福沢・文明論之概略〉

読み方：せいかん

発汗を抑えること。「—剤」

読み方：せいかん

刺激によって起こる性的興奮。性的感覚。

読み方：せいかん

中国、五胡十六国の一。304年、氐(てい)族の李特が四川に建国。国号は成、のち漢とした。都は成都。347年、東晋の桓温に滅ぼされた。後蜀(こうしょく)。

読み方：せいかん

人を罪におとし入れること。

「功臣連の排斥—の跡」〈中島敦・李陵〉

読み方：せいかん

天の川。銀河。銀漢。

読み方：せいかん

位階に相当する官。また、官制で定めた正規の官。

読み方：せいかん

他人の鑑識のすぐれていることを敬っていう語。自分の詩文・書画などを人に見てもらうときなどに使う。「御—を仰ぎたく」

読み方：せいかん

［名・形動］俗事にわずらわされず静かなこと。また、そのさま。手紙文で、相手を敬ってその閑暇な状態をいうときにも使う。

「その庭に至ればはなはだ—で」〈中島敦・弟子〉

読み方：せいかん

⇒文英清韓(ぶんえいせいかん)

読み方：せいかん

［名］(スル)

１ 危険な状態をきりぬけて生きて帰ること。「戦場から—する」

２ 野球で、走者が本塁に帰って得点すること。ホームイン。「二塁から走者が—する」

[補説] 書名別項。→生還

読み方：せいかん

石原慎太郎の中編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は昭和62年（1987）、雑誌「新潮」8月号に発表。癌(がん)を宣告された働き盛りの男が未知の治療法に賭け生還を果たし、その先に見たものを描く。第16回平林たい子文学賞を受賞。作品集は昭和63年（1988）に刊行。

読み方：せいかん

りっぱで盛大な見もの。「—を極めた祭典」

読み方：せいかん

おとし穴。陥穽。

読み方：せいかん

［名・形動］顔つきや態度に勇ましく鋭い気性が現れていること。また、そのさま。「—な目つき」

[派生] せいかんさ［名］

読み方：せいかん

男性の生殖器で、精巣から精子を精嚢(せいのう)に輸送し、尿道に開口する管。輸精管。

読み方：せいかん

缶・ボイラー・タンクなどを作ること。

読み方：せいかん

前漢(ぜんかん)の異称。

読み方：せいかん

［名］(スル)

１ 静かに観察すること。また、行動を起こさずに物事の成り行きを見守ること。「しばらく事態を—しよう」

２ 事物の奥に隠された本質的なものを見極めること。

読み方：せいかん

［名・形動］ひっそりともの静かなこと。また、そのさま。閑静。

「甚だ—なる田園なれば」〈竜渓・経国美談〉