あみだ‐くじ【×阿▽弥×陀×籤】
阿弥陀鬮
あみだくじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 14:08 UTC 版)
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あみだくじ(阿弥陀籤)とは、線のはしに当たりはずれなどを書いて隠し、各自が引き当てるくじのこと。現在は、平行線の間に横線を入れ、はしご状にすることが多い。
もともとは、人数分の線を引き、一端にそれぞれ異なる金額を書いて隠し、各自が引き当てた金額を出させ、集めた金で茶菓子などを買い、平等に分配する仕組みだった[1] 。現在では、用途は広がっており、何かの順番を決めたり、何かで言い争った場合に○を引き当てた方が勝ちとしたりして、幅広く利用されている。
論理
数学的には横線が何本あっても、重複することはない。このことは数学的帰納法や背理法で証明できる。
由来
あみだくじは、室町時代から行われていたが[2]、現在のあみだくじと違い、真ん中から外に向かって放射線状に人数分の線を書いて、それを引いたものであった[3]。 これが阿弥陀如来の後光に似ていたことから、古くは「あみだのひかり」と呼ばれていたが、のちに「あみだくじ」とも呼ばれるようになった[4]。
方法
一般的に行われている方法は以下の通り。
用意
- 紙にクジに参加する人数分だけ縦線を平行に引く。
- 一方の線端(上側)には氏名などを記入するための欄を空けておき、もう一方(下側)にはクジの結果をあらかじめ書いておく。
- 梯子状に横線を書くが、互い違いとなり横線が2つより多くの縦線に触れてはならない。
- 公平性を確認するため、クジの用意者以外の参加者も自由に横線を書き加える。この際、クジの下線端は紙を折るなどして見えないようにする。
- ジャンケンなどで上線端を選ぶ順序を決定する。
引き方
- 順序に従い、重複しないように任意の線端を選んでゆく。
- 全員が上線端を選びしるしなどを付け終わった後、クジの下線端を開く。
- 各々、自分の線を下へ辿ってゆく。辿るルールとしては、必ず下方向へ行く、横線があれば必ず曲がる、がある。
- たどり着いた場所に書いてあることが選んだクジの結果となる。
確率
隣の縦線を結ぶ横棒のみを書くという標準的なルールでは、横棒がランダムに書かれたとしても、あみだくじでそれぞれのくじに当たる確率は等しくない [5] 。
これは、横棒が非常に少ないケースを考えればわかりやすい。もし横棒が1本もなければ、真下のくじが確率1 (100%) で当たる。1本なら、当たりうるのは真下かその隣のみで(それぞれの確率はくじの本数による)、ほかのくじの確率は0である。
横棒によるくじの入れ替えは1次元ランダムウォークなので、横棒の数が十分に多いと、確率分布は正規分布に漸近し、その平均は真下、標準偏差は通過する横棒の本数の期待値の平方根となる(ただし、分布の裾野が右か左の端に達すると、より複雑な挙動を見せる)。つまり、真下が最も確率が高く、離れるにつれて確率が低くなる。これは横棒が増えるほど平坦になるが、決して完全に平坦にはならない。
確率をおおよそ(完全にではない)等しくするには、上で述べた標準偏差 σ が、くじの本数を N として N - 1 程度より大きければよい(正確な計算をするには適切な定数係数を求める必要があるが、ここでは定数係数を省略しておおざっぱな推算をする)。1本の横棒に着目すると N 人中2人がその横棒を通過するので、おおよそ必要な横棒の本数を n とすると、
あみだくじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:29 UTC 版)
あみだくじの形は元々線を中心から周りに放射状に引いたものであり、それが阿弥陀如来像の光背に似ていたことから。
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「あみだくじ」の例文・使い方・用例・文例
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