芝翫「幸せ」京都の歳末の風物詩「吉例顔見世興行」で襲名興行

[ 2017年11月26日 05:30 ]

ロームシアター京都に上がった初めてのまねきをバックに気を引き締める(左から)中村歌之助、中村橋之助、中村芝翫、中村福之助
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 京都の歳末の風物詩「吉例顔見世興行」を前に、大入りを願い、歌舞伎役者の名前を板いっぱいに書き入れた看板を劇場正面に掲げる「まねき上げ」が25日、京都市左京区のロームシアター京都で行われた。

 例年、看板が飾られていた京都市東山区の南座は耐震改修工事のため休館中。南座でまねき上げが行われないのは、松竹が南座の運営を始めた1906年以降初めてという。

 公演で襲名披露を行う八代目中村芝翫(52)は「戦中や戦後の苦しい時代もまねき上げを続けた吉例顔見世興行で襲名興行できることは幸せ」と話すと、集まったファンから拍手が湧き起こった。

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