惑星の軌道が、円ではなく楕円を描くことを示すケプラーの第一法則。
月をはじめとして天体の見かけサイズが変化することは古くから知られていました。しかしそれは天動説にとって非常に都合が悪い話で、整合を取るためにどんどん複雑怪奇なモデルになっていくのです。
そこに現れたケプラーの法則が、宇宙の動きをグッとシンプルに解き明かしていったのでした。
地動説が確固たる地位を築けたのは、まさにこのケプラーの法則にあると言えますね。
地球から見た時の惑星の大きさは刻々と変化する
月が地球を周回するときも楕円軌道を取るため、地球から観察したときの見かけの月の大きさ(満ち欠けとは別に変化する月自体の視直径)は常に変化しています。
ちなみに今日の月齢は10で半月より少し膨れたくらいですけどこれくらいの月が -10 ~ -11等級だったはずなので一昨日の火球は最低でもこの程度には明るかったことになるんですね。
いやぁ…見たかったなぁ…って、まだ言ってますが。
皆既日食と金環日食の違いや、近年話題となっているスーパームーンも、まさに楕円軌道であることが原因となってます。
単純だからこそ応用範囲の広いケプラーの法則、身近な天文現象がどの法則と関係があるか考えてみると面白いですよ。
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