2010/10/24
最近ニコニコ動画で見かけた解凍ソフトの速度比較がなかなか面白かったので、このブログで紹介している圧縮解凍ソフトでも簡単に比較してみました。
おすすめのポータブルな圧縮解凍ソフト5選
まずは比較する圧縮解凍ソフトの特徴などを軽く紹介します。日本語に対応し、なるべくバージョンアップが続いているソフトを中心に選んでいます。 また、これらのソフトで外部DLLは不要です。
○「Archive decoder Ver.1.24」 ダウンロードサイト 紹介記事
国産の解凍専用ソフト。ZIP, RAR, 7z, Z, LHA, CAB, TAR, GZIP, BZIP2形式に対応し、ドラッグ&ドロップするだけで解凍できます。
○「Universal Extractor 1.6.1」 ダウンロードサイト 紹介記事
海外製の解凍専用ソフト。 isoやexeも展開できるので、インストーラーを無理矢理解凍するときに便利です。
○「WinRAR Portable 3.93」 ダウンロードサイト 紹介記事
閲覧型の圧縮解凍ソフト。圧縮はrarとzipに対応。rar形式で圧縮できる唯一のソフトです。
○「7-Zip Portable 4.65」 ダウンロードサイト 紹介記事
閲覧型の圧縮解凍ソフト。圧縮は7z, ZIP, GZ, BZ2, TARに対応。圧縮率の高い7z形式にできるのが特徴です。
○「PeaZip Portable 3.3」 ダウンロードサイト 紹介記事
閲覧型の圧縮解凍ソフト。圧縮はZIP, 7z, ARC, BZ2, GZ, PAQ/LPAQ, PEA, QUAD, TAR, UPX などに対応。マイナーな形式に圧縮できるのが特徴です。
解凍速度の比較
各ソフトに圧縮ファイルをドラッグ&ドロップし、「解凍」をクリックした瞬間からウィンドウが消えるまでの時間をストップウォッチで計りました。2回ずつ計測して平均値を取ってます。実験した環境は以下の通り。
PCスペック→CPU:Pentium M(1.1GHz)、メモリ:768MB、HDD:Ultra ATA100(5400rpm)
USBメモリ→CUFD-H2G(FAT32、SLC、2GB)
圧縮ファイル→窓の杜から落とした「3DMark06」のzipファイル(581MB)
ソフトは全てUSBメモリ内に置いています。なお、常駐ソフトはなるべく切っていますが、あんまりクリーンな環境とは言えないです。
○USBメモリ内に置いた圧縮ファイルをその場に解凍した場合
1位 「Universal Extractor」 71.38秒
2位 「WinRAR Portable」 79.21秒
3位 「Archive decoder」 119.89秒
4位 「PeaZip Portable」 135.62秒
5位 「7-Zip Portable」 136.95秒
○デスクトップに置いた圧縮ファイルをその場に解凍した場合
1位 「WinRAR Portable」 54.53秒
2位 「Universal Extractor」 59.41秒
3位 「Archive decoder」 66.98秒
4位 「PeaZip Portable」 67.97秒
5位 「7-Zip Portable」 70.19秒
最初はUSBメモリ内のデータだけ取ろうと思ってたんですが、どうも普段の体感とは異なったのでPC側に置いた場合でも実験してみました。正直、PC側とUSBメモリ側でこんなに差が出るとは思いませんでした。圧縮ファイルをPC側に置いた場合はソフト間の差が小さいのですが、USBメモリに置いたときには急激に速度が低下するソフトが目立ちます。とりあえず「Universal Extractor」と「WinRAR Portable」は何処でも安定して速いようです。
圧縮速度の比較
上記で解凍したファイル(584MB)を圧縮レベル標準のzip形式にしたときの時間を計りました。
○USBメモリ内に置いたファイルをその場に圧縮した場合
1位 「WinRAR Portable」 1分48秒27
2位 「7-Zip Portable」 2分39秒26
3位 「PeaZip Portable」 3分24秒62
○デスクトップに置いたファイルをその場に圧縮した場合
1位 「7-Zip Portable」 2分04秒45
2位 「WinRAR Portable」 2分06秒12
3位 「PeaZip Portable」 2分08秒84
こちらもUSBメモリ内のときはずいぶんバラつきました。
起動速度の比較
これはストップウォッチで計るのは無理そうだったので、各ソフトの起動終了をちょこちょこ繰り返したときの体感速度です。速い順に並べると↓のような感じでした。
Archive decoder>Universal Extractor>>7-Zip Portable>PeaZip Portable>WinRAR Portable
ソフトによってはウィンドウが表示されても砂時計が消えてなかったりするのでかなり適当な比較ですが。
プログレスバーの比較
プログレスバーとは解凍、圧縮などの作業率を表示するための棒グラフのことです。大きい書庫を解凍するときなどに、どれくらいの時間で終わるか把握しやすくなります。個人的にはけっこう重要なポイントなのでそれぞれの使い勝手をランキングしてみました。
1位 「WinRAR Portable」 残り時間、経過時間、作業率(%)も確認できる。
2位 「7-Zip Portable」 残り時間、経過時間、作業率(%)などを確認できるが文字が小さめ。タスクボタンでも作業率を確認できるのは便利。
3位 「Archive decoder」 プログレスバーのみ表示。
4位 「PeaZip Portable」 プログレスバーはあるが、作業率とシンクロしないときがある。
5位 「Universal Extractor」 プログレスバー自体無い。
まとめ、感想
というわけで色々と謎が多い結果となったのですが、今のところ解凍時はこんな感じで使い分けてます。
圧縮時の使い分けは
最近ニコニコ動画で見かけた解凍ソフトの速度比較がなかなか面白かったので、このブログで紹介している圧縮解凍ソフトでも簡単に比較してみました。
おすすめのポータブルな圧縮解凍ソフト5選
まずは比較する圧縮解凍ソフトの特徴などを軽く紹介します。日本語に対応し、なるべくバージョンアップが続いているソフトを中心に選んでいます。 また、これらのソフトで外部DLLは不要です。
○「Archive decoder Ver.1.24」 ダウンロードサイト 紹介記事
国産の解凍専用ソフト。ZIP, RAR, 7z, Z, LHA, CAB, TAR, GZIP, BZIP2形式に対応し、ドラッグ&ドロップするだけで解凍できます。
○「Universal Extractor 1.6.1」 ダウンロードサイト 紹介記事
海外製の解凍専用ソフト。 isoやexeも展開できるので、インストーラーを無理矢理解凍するときに便利です。
○「WinRAR Portable 3.93」 ダウンロードサイト 紹介記事
閲覧型の圧縮解凍ソフト。圧縮はrarとzipに対応。rar形式で圧縮できる唯一のソフトです。
○「7-Zip Portable 4.65」 ダウンロードサイト 紹介記事
閲覧型の圧縮解凍ソフト。圧縮は7z, ZIP, GZ, BZ2, TARに対応。圧縮率の高い7z形式にできるのが特徴です。
○「PeaZip Portable 3.3」 ダウンロードサイト 紹介記事
閲覧型の圧縮解凍ソフト。圧縮はZIP, 7z, ARC, BZ2, GZ, PAQ/LPAQ, PEA, QUAD, TAR, UPX などに対応。マイナーな形式に圧縮できるのが特徴です。
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解凍速度の比較
各ソフトに圧縮ファイルをドラッグ&ドロップし、「解凍」をクリックした瞬間からウィンドウが消えるまでの時間をストップウォッチで計りました。2回ずつ計測して平均値を取ってます。実験した環境は以下の通り。
PCスペック→CPU:Pentium M(1.1GHz)、メモリ:768MB、HDD:Ultra ATA100(5400rpm)
USBメモリ→CUFD-H2G(FAT32、SLC、2GB)
圧縮ファイル→窓の杜から落とした「3DMark06」のzipファイル(581MB)
ソフトは全てUSBメモリ内に置いています。なお、常駐ソフトはなるべく切っていますが、あんまりクリーンな環境とは言えないです。
○USBメモリ内に置いた圧縮ファイルをその場に解凍した場合
1位 「Universal Extractor」 71.38秒
2位 「WinRAR Portable」 79.21秒
3位 「Archive decoder」 119.89秒
4位 「PeaZip Portable」 135.62秒
5位 「7-Zip Portable」 136.95秒
○デスクトップに置いた圧縮ファイルをその場に解凍した場合
1位 「WinRAR Portable」 54.53秒
2位 「Universal Extractor」 59.41秒
3位 「Archive decoder」 66.98秒
4位 「PeaZip Portable」 67.97秒
5位 「7-Zip Portable」 70.19秒
最初はUSBメモリ内のデータだけ取ろうと思ってたんですが、どうも普段の体感とは異なったのでPC側に置いた場合でも実験してみました。正直、PC側とUSBメモリ側でこんなに差が出るとは思いませんでした。圧縮ファイルをPC側に置いた場合はソフト間の差が小さいのですが、USBメモリに置いたときには急激に速度が低下するソフトが目立ちます。とりあえず「Universal Extractor」と「WinRAR Portable」は何処でも安定して速いようです。
圧縮速度の比較
上記で解凍したファイル(584MB)を圧縮レベル標準のzip形式にしたときの時間を計りました。
○USBメモリ内に置いたファイルをその場に圧縮した場合
1位 「WinRAR Portable」 1分48秒27
2位 「7-Zip Portable」 2分39秒26
3位 「PeaZip Portable」 3分24秒62
○デスクトップに置いたファイルをその場に圧縮した場合
1位 「7-Zip Portable」 2分04秒45
2位 「WinRAR Portable」 2分06秒12
3位 「PeaZip Portable」 2分08秒84
こちらもUSBメモリ内のときはずいぶんバラつきました。
起動速度の比較
これはストップウォッチで計るのは無理そうだったので、各ソフトの起動終了をちょこちょこ繰り返したときの体感速度です。速い順に並べると↓のような感じでした。
Archive decoder>Universal Extractor>>7-Zip Portable>PeaZip Portable>WinRAR Portable
ソフトによってはウィンドウが表示されても砂時計が消えてなかったりするのでかなり適当な比較ですが。
プログレスバーの比較
プログレスバーとは解凍、圧縮などの作業率を表示するための棒グラフのことです。大きい書庫を解凍するときなどに、どれくらいの時間で終わるか把握しやすくなります。個人的にはけっこう重要なポイントなのでそれぞれの使い勝手をランキングしてみました。
1位 「WinRAR Portable」 残り時間、経過時間、作業率(%)も確認できる。
2位 「7-Zip Portable」 残り時間、経過時間、作業率(%)などを確認できるが文字が小さめ。タスクボタンでも作業率を確認できるのは便利。
3位 「Archive decoder」 プログレスバーのみ表示。
4位 「PeaZip Portable」 プログレスバーはあるが、作業率とシンクロしないときがある。
5位 「Universal Extractor」 プログレスバー自体無い。
まとめ、感想
というわけで色々と謎が多い結果となったのですが、今のところ解凍時はこんな感じで使い分けてます。
- 「Archive decoder」→起動が速いので解凍時のメイン。
- 「WinRAR Portable」→解凍速度が速く、残り時間も分かりやすいので大きい書庫を解凍するときに。
- 「Universal Extractor」→インストーラーの展開用。
圧縮時の使い分けは
- 「WinRAR Portable」→zip形式にしたり、リカバリレコード付きのrarを作成するときなどに。
- 「7-Zip Portable」→7z形式に圧縮するときに。
- 「PeaZip Portable」→マイナーな形式に圧縮するときに。
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