部下から一目置かれる50代からの「お金の使い方」 頑張る若者に支援することで、社会に貢献する

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50代がうまくいく人の戦略書
仕事を任せたら、余計な口出しはせず、しかし責任は取るという姿勢も大切です(写真:jessie/PIXTA)
仕事のこと、お金のこと、親のこと、子どものこと……。
50代の悩みはどれも切実です。体力や気力だって低下します。しかし、50代にはこれまで長年培ってきた知識や経験、スキルがあります。それらを駆使する方向にうまく「シフトチェンジ」すれば、まだまだ戦えます。輝けます。
『週末起業』の著者、藤井孝一氏は「自分がこれまでやってきたこと、身につけたことを過小評価すべきではない」と言います。リアルな50代の現状をふまえ、第二のキャリア、人生を充実させるための「シフトチェンジ戦略」について、新刊『50代がうまくいく人の戦略書』をもとに、3回にわたり紹介します(今回は2回目)。

ケチな50代には魅力がまったくない

「お金がない人間は、やはり魅力が薄れます」などというと拝金主義者だと誤解されそうですが、「お金を持っている人が偉い」といっているわけではありません。

ここで言いたいのは、50代になったら、特に若い人へは、お金くらいでしか貢献できる場面、方法がなくなるということです。

わかりやすい例を挙げましょう。

あなたが20代の若手社員だった頃を思い出してください。

あなたは職場の人たちと飲み会をすることになりました。席につき、若い者同士で楽しく話していたら、50歳のA部長がやってきて、仕事のアドバイスをはじめました。

A部長の話にはもっともな内容も含まれているのですが、ときには「違うんじゃないの」「古いんじゃないの」と思うこともあります。でも、正面切って反論するわけにはいきません。みんな神妙な顔をして、話を聞き続けます。

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