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      水道水に殺される時代なのか

      2023年11月22日
      Foods! 0
       農薬は安全だという農家もいるそうです(笑)。
       この国の安全基準と実際の対応は、全く信用ならないのかもしれません。




      活性炭処理してない秋田市水道ネオニコ


       秋田市の水道水に、発がん性も指摘される ネオニコチノイド系の残留農薬が、EU基準値の8.7倍の濃度で混入していたそうです。
       水道水といえば、昨年2022年4月から水道水の水質基準等の改正 がなされたばかりです。どうしてこんなことが起こるのでしょうか。


      ◆秋田市の水道水から高濃度農薬が検出 市民グループが対策の必要性訴え
       20231119 秋田テレビ Yahooニュース
       https://news.yahoo.co.jp/articles/bf89580edd389cf1d0632e7b6ef17321fcdc91c8

      秋田ネオニコ水道水



       報道にもありますが、秋田市では活性炭による浄水処理をしていないのだそうです。

       すこし調べてみたら、今年の6月にすでに今回の件が報道されていました。
       文字装飾はブログ主。
       


      【関連】
      県中部の水道水から高濃度の農薬検出 昨年8月 東大院教授が分析
      2023年6月3日 朝日新聞デジタル 井上潜
      https://www.asahi.com/articles/ASR626SFPR62ULUC00K.html

      秋田県中部の市の水道水から昨年8月、農薬が高濃度で検出された。ネオニコチノイド系のジノテフランという殺虫剤が1リットル当たり868ナノグラム検出され、EU(欧州連合)の飲料水の規制値の8倍を超えていた。水田で使われた害虫駆除の農薬が河川に流出し、下流で取水した市の上水道に影響を及ぼしたと考えられるという。

       東京大学大学院の山室真澄教授(陸水学)が昨年5~11月、大潟村と近隣の市の水道水を月1回採水して分析した。大潟村の水道水はジノテフランの濃度が1リットル中1・36~3・85ナノグラムだったが、この市では最も少なかった5月で46・5ナノグラム。8月の水道水では868ナノグラムだった。

       9月は、この市の水道水と、原水となっている河川水も調べた。ジノテフラン濃度は、水道水88・5ナノグラム、原水111ナノグラムだった。

       県内の水田では7月下旬~8月中旬、カメムシ駆除の農薬を散布する。この時期に水田に蓄積した農薬が河川に流れ出て、8月のジノテフラン濃度が高まったと考えられるという。

       ネオニコ系の農薬は昆虫以外の動物への影響が比較的少ないとされ、世界で広く使用されている。ただ、神経系にダメージを与え、近年は人にも影響を与える恐れが指摘されている。

       山室教授によると、EUでは水道水中の農薬について、個々の農薬の濃度は1リットル中100ナノグラムを超えてはならず、全農薬の合計濃度も500ナノグラムを超えてはいけない。一方、日本では水道水中の農薬について規制値は定められておらず、浄水場で検査する義務はない。一部の農薬は「水質管理目標設定項目」として基準値が設けられているが、ジノテフランは0・6ミリグラムと「EUなどと比べ非常に緩い」(山室教授)という。

       山室教授は「米作が盛んな地域では、水田起源のネオニコによって、水道原水にも高濃度のネオニコが混入する例が多いと考えられる」と指摘。八郎湖の水を原水とする大潟村は、湖を囲む堤防から浸透した水を集めて水道水とする。山室教授は「堤防内の土壌を浸透する過程でネオニコが除去されたと考えられる。農薬の人体への影響は否定できず、土壌や砂丘に浸透させて濾過(ろか)する方法も検討すべきだ」と話した。

       調査分析結果は、5月に出された日本内分泌攪乱(かくらん)物質学会のニュースレターに掲載された。(井上潜)



       もちろん浄水処理の問題はあるのですが、それ以前に、
       
      農薬の使用そのものの是非が問われるべきで、その基準値も問題でしょう。
       

       記事のコメントに

      「日本では水道水中の農薬について規制値は定められておらず、浄水場で検査する義務はない。」とする事から、基準値作りからでしょうか。

       というのがあります。
       また、ケミカルの複合による害は検証されていない点も気になるところです。







       ネオニコチノイド系農薬は植物に浸透する性質があり、花粉や花蜜にも浸透している可能性があります。ごく少量でもミツバチにとっては非常に有害です。

       ミツバチが絶滅したら人間も絶滅すると言われています。作物にとってそれほど重要な役割を持っている虫だからです。
       また、ネオニコチノイドは土壌中での半減期は3年ほどだそうです。



      【関連】
      ・子どもをネオニコから守ろう! ネオニコチノイド系農薬の人体への影響を検証するドキュメンタリーの制作
       https://motion-gallery.net/projects/parc2021

      ・ネオニコチノイド系殺虫剤について
       buglife Saving the small things that run the planet 
       https://www.buglife.org.uk/campaigns/pesticides/neonicotinoid-insecticides/



       日本は自閉症、発達障害、うつ、神経疾患、ガンが世界的にも多い国です。その他の疾病に関しても患者数は増加傾向です。

       農薬、食品、医療・・・・ 世界で一番安全な国とか言っていましたが、もうそれはただの願望なのかもしれません。


       南無遍照金剛


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       ネオニコチノイド系殺虫剤の、カナダでの取り組みが興味深いです。
       以下はカナダ政府HPからのグーグル翻訳です。
       

      ミツバチやその他の花粉媒介者の個体数の減少は、カナダだけでなく国際的にも大きな科学的および公共の関心を引き起こしています。入手可能な科学は、生息地や食料源の喪失、病気、ウイルスや害虫、農薬への曝露など、複数の要因が組み合わさって作用している可能性があることを示唆しています。

      2012 年、カナダ保健省は多数のミツバチ事件の報告を受け取り始めました。カナダ保健省は、多くの関係者と協力して、花粉媒介者への曝露を最小限に抑えるためのリスク軽減措置を実施しました。
      2014年、カナダ保健省は、処理種子の植え付け中に発生する粉塵から花粉媒介者を保護するために、ネオニコチノイドで処理されたトウモロコシと大豆の種子を植える際に追加の制限を実施しました。これらのリスク軽減策の実施により、カナダ保健省では報告された事件数が大幅に減少しました。
      2014、2015、2016 年の蜂の事件数は 2013 年より 70 ~ 80% 減少し、事件報告数は 2017 ~ 2021 年も低いままでした。カナダ保健省はミツバチ事件の報告を引き続き監視しています。




      https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/pesticides-pest-management/growers-commercial-users/neonicotinoid-insecticides.html
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      とみたや
      Admin: とみたや
      ご訪問、ありがとうございます。
      日々の生活が、その場にプラスマイナス、つまりは天国か地獄の場を生み出します。
      心穏やかに、反省と修正の時間を持ちたいです。

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