新・たこの感想文

「走り出せ、八軒」

いよいよ完成した、豚丼を素材としたベーコン。一緒に燻製した卵やチーズなども完成し、皆で試食会。そんな中に、なぜか混じっていた兄の言葉が引っかかり……

一応、実家にベーコンを送ったりしていると、「売ってほしい」という女子が現れたり、物々交換でベーコンを欲する先輩が現れたり……と大好評。
そんな中、１年生ながらにレギュラーを勝ち取った駒場。そして、部活を引退し、就職活動という先輩という言葉に、自分は……と思いをめぐらせる……

「生きるために逃げるのはアリです」

校長の言葉、すごく良いな……。
この手の話だと、「逃げるな！　戦え！」みたいなものがあるんだけど、どうしても無理、というときもある。そういうときには、逃げても良いんだよね。そして、そういう風に逃げた先こそが、生きる場としてふさわしい、ってこともある。
そして、そんなとき、思い浮かぶのは、家業というものに縛られている駒場であり、御影であり……

そして、駒場の出場した試合を見る……

もっとも、先の「逃げる」で言うと、駒場が野球で活躍し、プロになり、それで家業を……っていうのは、実は逃げなのかも、と思う。野球と言うのが、自分の夢、と言えるのも事実なのだし。
馬に関わる仕事を、という御影との違いは、家業を継ぐ、継がない……という部分で両立できるかどうか、と言う部分がある点というか。


そして、そんな中、蝦夷農に新たな子豚たちが現れる。
今度は名前をつけないで、という周囲に対し、「こんなものだ、と慣れたくない」と名前をつけることを宣言する。
そうして悩むことで、何か答えが見えるかもしれないから、と……

なんか、最終回っぽくないな、と思っていたら、分割２クールなのね。
ということで、総括文は、ここでは書かないことにする。

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