ハン・ソロ
昨日、シロクマと一緒に『ハン・ソロ』を(やっと)見てきた。...
う~ん。よくできてるし、飽きずに見られたし、印象は悪くないんだけど、I have good feeling about this. とかI hate you. I know.とかパロディも上手いし、L3とかキーラのキャラもいいし、けど……何だろう、このワクワク感のなさは。ワクワクしないのは私が抗鬱剤のヒトだからというだけではないようで、なんかみんな言うのよね。なので「個人の感想です」にとどまらないワクワク感のなさなのだろう。
やっぱりフォース抜きのSWは難しい。ローグ・ワンは奇跡だったのかかもしれない。
フォースは、戦士にとっても映画にとっても非常に「都合のいい」力だ。だけど、都合がいいからと言って都合よく使ってしまうと、戦士も映画もダークサイドに堕ちてしまう。だからそれをいかに律するか、律しつつもいかに最大限使うか、という課題がSWにはある。そこが面白さの原動力になっているんだと思う。
『最後のジェダイ』がさほどじゃなかったのも、カイロ・レンとレイのフォースを介した相克(そしてあるいは愛)を描かなかったからだと思う。
『ハン・ソロ』はどうやらエネルギー体としてあのキャラ(ネタバレを防ぐ価値もないけど)を出してきてシリーズ化をもくろんでる風だけど、期待はしていない。
本編の九作目で思い切ったことをやってくれるのを祈るばかりだーーーー!
« 短篇ベストコレクション: 現代の小説2018 (書影あり) | トップページ | その女アレックスたち »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
「ハン・ソロ」先日、私も観ました。面白かったです。
純粋に冒険活劇アクション映画としてはじゅうぶんに楽しめました。
この映画、いままでのスターウォーズのことを、いっさい頭の中から抜いて、単独の映画としてみればいいんではないですか。
投稿: 雫石鉄也 | 2018年7月23日 (月) 09時09分
この間、林譲治さんとSW本編のフォースの解釈について議論してて気が付いたんですが、SW本編はそういう多様な解釈論があってそれについて語り合う面白さもありますが、『ハン・ソロ』について語り合うなら、「面白かったね」「うん」で終わりなんですよね。
でもまあ、それはそれでいいんです。ただ、これ以上このシリーズ作ってもしょうがないかなあとは思いますです。
投稿: ふみお | 2018年7月24日 (火) 22時50分