ハンノキのある島で
「小説現代」4月号に短編「ハンノキのある島で」が掲載されました。
SF……とまではいかない……かなあ、広義のSFではあると思うディストピアifものです。そして一読いただければお分かりかと思いますが、同時に私小説です。
今まで私小説は書いたことないのですが、ここ数年、まあ実家関係のことでいろいろありまして、それなりに心境の変化というものがございました。そういう中で、去年、パリやボローニャで考えることがあって、こういうものを書いてみました。それぞれ主人公の違う連作短編化も考えています。
奇しくも、SF作家クラブ現会長の藤井太洋さんと、SFくない文芸誌にSFくない作品で共演。藤井さんも私小説だそうです。まだ他の方の作品はどれも読んでいないのですが(こういう時うだうだしがちな性質)、楽しみです。
というわけで、どうかよろしくお願いいたします。
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コメント
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SFらしくない小説も
ある面楽しみですね。
投稿: mitugi460 | 2017年3月26日 (日) 12時05分
ありがとうございます! でも多分、普段SFくない読者さんからは「ナニコレSFじゃん」と言われる気がしますw 我々はSFに慣れすぎているw
投稿: ふみお | 2017年3月27日 (月) 10時11分