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暮れるまで、メテオラを探索した。
少し移動するたび、メテオラはその表情を変え、私を驚嘆させた。
ギリシャは、私の初一人旅の地。その当時、まだ私のカメラはなく、親に借りたカメラで写してまわった。望遠レンズなんて気の利いたものはなく、ただシャッターが下りるだけの代物…。フィルムを入れ替えることが出来るだけ、使い捨てよりはマシといったところか。
後に自分自身のパソコンを買い、ネットにも繋ぐようになって、初めて写真加工ソフトなるものを買った。この写真は、その使い始めの頃に修正・加工したもの。元写真は真っ暗。お世辞にも良い写りとは言えないが、かといって簡単に切り捨てることも出来ず…、苦心して弄った結果が、この写真。初心者丸出しの出来である。今ならば、その頃よりはずっとこなれてきているはずだが、なぜかこれ以上気に入るものは出来ない。
メテオラ 1988年、世界遺産(複合遺産)
アギア・トリアダ修道院
それはただ、静かに見守っていた。
ギリシャ中部、テッサリア平原が広がる中、メテオラの奇岩は突如として目の前に現れる。高さ20?400mにもなる岩が、まるで地中から生えたかのように直立するこの地に、ギリシャ正教の修道士たちは修道の場を見出した。ギリシャ正教と言えば、ハルキディキ半島にあるアトス山が本拠地だが、そこは女人禁制。よって修道女にとっては、このメテオラこそが最大の聖地である。
メテオラ 1988年、世界遺産(複合遺産)
アギオ・ステファノス修道院(尼僧院)