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映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

自己紹介

YORIBOU

Author:YORIBOU
映画は、主にNetflix、Prime Video、U-NEXTの動画配信で観ています。好きなジャンルは、アクションものやホラー。ファミリーものやアニメなんかも紹介できたら良いなと思います。映画は、作品の情報とあらすじをメインに、自分がその映画から感じるものやそこから受けた気づきがあれば話していこうと思います。
映画だけでなく、書籍の紹介やときどき思っていることも挙げていきます。
 ※ 映画のあらすじは、【ネタバレを含んでいます】のでご注意ください。

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月影の下で

__20221026163240989.jpg

1988年に、フィラデルフィアにて、複数人が同時に目や口などから大量出血して
亡くなると言う事件が発生しました。警察官のトーマス・ロックハート(演者:ボイド・
ホルブルック)はこの事件を解決すれば、彼が犯罪捜査を担当する部署に配属
されるはずとの気持ちで捜査に傾注しました。ですが、トーマスの相棒のマドック
スはその話には乗り気ではありませんでした。上司のホルト(演者:マイケル・C・
ホール)は、当初、トーマスが「大量死は偶然によるものではなく、何者かによる
もの」と言う主張を受け入れなかったのですが、全ての死体に似たような傷跡が
発見され、トーマスの意見を聞くようになりました。ほどなくして、トーマスとマドッ
クスは女性が殺害されるのを目撃しましたが、彼女の身体にも似たような傷跡が
有りました。亡くなる直前、彼女は「犯人は20代くらいの黒人女性でした。腕には
傷跡が有りました」と2人に告げました。
640-39.jpg

その後、ホルトは全市に厳戒態勢を敷き、犯人の捜索を行うよう命じました。トー
マスとマドックスは、犯人と思われる女性を地下鉄に追い詰めましたが、マドック
スはアッサリとやられてしまいました。トーマスは、犯人に一人立ち向かいました
が、その際、犯人はトーマスの人生について話をし始めました!しかも、それは
正確で詳細なもので、犯人は線路に飛び込んで電車に轢かれて亡くなってしまい
ます。何者だったんでしょう。。ここで、本作品が普通のアクション映画ではないこ
とに気が付きます。その時、その時間に、トーマスの妻は出産の最中に亡くなって
しまいました。事件についてはその真相は闇に包まれてしまい、警察はそれ以上
の捜査はしませんでした。犯人の壮絶な死に方が印象的でしたが、犯人のトーマ
スの記憶がどこから来たのか。
fc2blog_20221026163902040.jpg

1997年.警察署の外では市民によるデモが行われていました。デモ隊は、9年前
の事件の犯人が自殺したのは警察の暴力的な捜査が原因だと言う主張でした。
そのデモの途中に、参加者が大量出血で亡くなると言う事件が発生。人ってどう
して徒党を組もうとするのでしょうか。どうやっても、反政府の場合、逮捕されたり、
ボコボコにされたりしますから。犯罪捜査を担当する刑事になっていたトーマスは
模倣犯の可能性を疑いましたが、要らぬ人種対立を生じさせないための配慮を
しながら捜査に当たりました。ですが、ホルトは犯人の姿の映像を公開し、捜査に
全力を挙げると宣言した途端、暴徒が署内になだれ込んできました。その頃、9年
前の事件の証拠を再度検証していたトーマスは、1988年に保管された証拠品の
中に、1996年に製造された飛行機の部品を見つけました。「そんなバカな」トーマ
スが、物理学者のナヴィーンを訪ねて聞いたところ、タイムトラベルによって持ち
込まれた可能性を指摘されます。ここで、話が急にSFチックになって行きます。
所々があいまいなのが、一気に晴れていく感じです。しばらくして、トーマスは犯
人を飛行場に追い詰めましたが、犯人の顔を見た瞬間驚愕します。9年前に自殺
したはずの犯人と同じ顔をしていただけでなく、その容姿に老いが見えませんで
した。つまり、そのまま、9年後に出現した感じです。
2006年。トーマスは不審死事件の捜査に専念すべく、警察を退職して私立探偵
になっていました。今では、トーマスも犯人がタイムトラベルをしたと確信してい
ました。捜査の結果、トーマスは被害者たちに共通項を見出していました。被害
者全員が急進的な政治活動に関与していました。とまぁそう言う流れで、実は、
犯人は実の孫で、トーマスが将来その犯人に過去の話をしていたのです。娘の
旦那さんは黒人だったのです。そして、タイムトラベルができる時代になった時
に、孫は、どんどん過去に行って、急進的政治活動家を殺して行くのを、トーマ
ス自身も認めています。
自分の人生が、孫を追う一生だったとトーマスは気が付きます。孫だと分かった
途端、犯人を殺す気にはなれないですね。しかも、悪いことをやっている訳では
なく、政治犯の根本を根絶やしにする為に、未来からやって来たのですから。
人生とははかない。一生は短い。そう実感します。




評価点   80点
お薦め度  82点

2019年  115分  アメリカ製作

 
 
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