フライト・ゲーム

今でも現役の70歳、リーアム・ニーソン。見るからに大きいですが、191.8cmあります。
奥さんに2009年に先立たれてからも、コンスタントに映画に出演しています。本フライト・
ゲームは、2014年の作品なので、彼の中では最近の作品に属します。
航空保安官のビル・マークス（演者：リーアム・ニーソン）は、過去の有る出来事が理由
で酒に入り浸り、心は荒れていました。一般客を装い、ニューヨーク発ロンドン行きの便
に乗り込んだマークスは、普段通りの任務を行っていました（「航空保安官」と言うのは
初耳でした）。結構大変な仕事です。


ですが、飛行機が大西洋上空に到達したころ、マークスの携帯電話に差出人不明の
メールが入ります。ここからが、物語の始まりです。そのメールには、「指定の口座に1億
5,000万ドルの送金をしなければ、20分毎に機内の誰かを殺害する」と言う恐ろしい内容
が書いてありました。ただのいたずらだとは思えない内容に危惧の念を抱いたマークス
は、独自に捜査して行きますが、彼をあざ笑うかのように次々に犠牲者が出てしまいます。


しかも、指定された口座の名義人は他ならないマークス自身であり、それが公になった
事で味方であるはずの国土安全保障省や乗務員、乗客からも彼自身が犯人なのでは
ないかと言う疑いを掛けられてしまいます。敵だらけの状況下で、マークスは姿の見えな
い凶悪犯と戦うことを決意します。


ですが、段々尻つぼみのような感じで、犯人は判明しますが、そんなに威圧感は無かっ
たですし、どちらかと言うと、犯人の方が動揺しているようにも見えました。ハイジャックした
理由も最後まで分かりませんでした。動機や逃亡した後のことは一切分からずじまいで終
わりました！ただただ、トイレのケースに入っていたと思われる麻薬の中には時限爆弾が
隠されており、その爆発は止められず、気圧の変化にもろいのを利用し、タイミングよく爆発
させようとした結果、エンジンすらぶっ飛ばすほどの威力の爆弾で、機体には大きな穴が開
き、また、衝撃が凄すぎたため、機体がその威力に耐え切れず、緊急着陸を余儀なくされま
した。その時の着陸は滅茶苦茶。よく人が生きていたと言うぐらいのモノでした。マークスは、
何とか身の潔白を晴らすことはできましたが、なんだかなぁ～と言う感じ100%でした。リーア
ム・ニーソンである必要は無かったのではないかと言うのが正直な感想です。ただでも身体
が大きいのに、機内のトイレで、同じ航空保安官と取っ組み合った際には、よくもまぁこんな
狭い所で殴り合い・どつき合いができるもんだ！と変なところで感心したぐらいにして。
今や、洋画で観客を呼べる役者さんは何人いるのでしょう。真っ先に、僕の中で出てくるの
は、ドウェイン・ジョンソンです。なで肩でそんなにシュワルツェネッガーのようには大大大好
きと言う訳ではないですが、思ったより身のこなしが早いイメージです。その次はと言うと、
ジェイソン・ステイサムでしょうか。彼に演技は好きです。スナイパーのような切れ味が鋭い
感じ。それに、ヴィン・ディーゼル。この三人、髪の毛が寂しい限りですね。そう言う人の方
が今流行りなんでしょうか。良く分かりませんが、日本に上陸する洋画ではこの三人の映
画のポスターをよく見かける気がします。どんどんアクションスターが誕生して欲しいと思い
ます。アクション好きとしては。




評価点　　 75点
お薦め度　 72点

2014年　　107分　　アメリカ/フランス製作

　
　
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