健康な土 ・ 七夕 ・ 政治と知見(ケンあや 西側畑)
例年より10日ほど早く / 梅雨が明け / 連日猛暑日である / それなのに畑の野菜や木々たちは / 立派に日々成長している / 自然農法は耕さない / 草を刈っても元に戻す / 虫たちが生存するためにも / 草を刈らず残すこともする / 人間が何もしなくても / 森の自然林が立派に育つように / 畑でも生態系に準じて育てる / 堆肥も施さないのに / きゅうりは次から次へと大きくなる / 夕方どしゃぶりの通り雨が降ると / 植物たちが喜んでいるのを感じる / まさに“慈雨”だけれど / 日本語は何て素晴らしいのだろうと / 改めて思う / 慈しみの雨 / それは本来の日本人のこころ
(ケンあや 西側畑)
30cmほどになった / 自然農きゅうり / 大地や地下水をよごさないから / 気持ちのよい農法でもある / トゲは痛いくらいだけれど / 味はやさしく甘い / 野菜は自らの体を守るために / 外側に皮がある / その皮と中味の間に“酵素”が多い / 健康に良いから我が家では / 皮をむかずに食べている / ジャガイモもニンジンもゴボウでも何でも / 農薬や化学肥料などを使い育てた野菜は / 苦みを感じる / 日本人の歴史から見たら / 化学農法はほんの最近の事 / やはり“量より質”だろうか
(綾もりの市)
七夕の日 / 4回目になる / もりの市が行われた / 買い物に訪れた人たちは / 願い事を短冊に書いて / 笹に結んでいた
(綾ふれあい館)
綾のまちなかに / 笹の葉が揺れていた / 夜は星々に願いを届けたのだろうか / 天の川は旧暦の七夕が美しい / 自然農では旧暦を参考にする / 昔の日本人の知恵や文化は / 自然と共にあったから / その摂理は暦のなかにも / 活かされていた / 新暦の7月7日は / 旧暦の5月中旬 / 「小暑」である / それにしても「大暑」のように / 暑いこの頃である
(綾ふれあい館)
もりの市の当日 / デジタル温度計は / 38℃だった(壊れているのかなぁ) / アメリカでレーチェル・カーソンが / 企業による環境汚染を警告した「沈黙の春」を書き / その本は世界中で読まれたけれど / 経済大国を中心に環境破壊は続けられた / なかでも石油産業は利潤追求を徹底して禍根を残した / 今やオゾン層の破壊と世界中に異常気象をもたらし / 北極海の海氷はほとんど消滅した / 日本でも自然破壊を止める工夫は / 何もなされていないに等しい / それどころか世界中から訴訟されてもおかしくない / 放射能汚染が進行中である / 再生させなければならないのは / 人間の暮しだけではなく / 自然そのものではないだろうか
☆☆ 11歳の少年が大人に語る ⇒
食物システムの問題(毎日新聞記事より)
長崎・広島に原爆を落とされ / 日本全国主要都市は大空襲に遭い / 焼け野原となった日本 / 戦争を美化する人たちが / 戦後68年経っても存在している / ノーベル賞学者・益川敏英氏の人間性は素晴らしい / ノーベル賞受賞後ある高校で講演をされた時 / 人間にとって一番大事なものは“自由”だと / 話されていた / 去る6月27日の毎日新聞東京夕刊の記事は / 益川氏の憲法に対する考えが掲載されていた / 僕はその情報をFBで知ったのだけど / 正しい知見だと思われた(以下に引用)
「あの安倍(晋三首相)さん、坊ちゃん政治家だからね。自分は安全なところにおって、戦争できると考えているんじゃないの。テレビゲームみたいな感じで。96条の改正から手をつけるようなことを言っていたでしょ。本気ですよ。これまでは、いつかは変えてやるぞってことでしたから。いまがチャンスと踏んでいるんだろう。反対する側も本気にならんといけない。
僕は思う。自国の国民まで犠牲にして守らなきゃいけない国益なんてものがどこにあるんですか。愚かな戦争などせずとも、もめごとの解決の道は必ずある。譲歩できない利益なんてない。戦争は外交で防げる。いま必要なのは戦争を防ぐ知恵でしょ。それなのに憲法改正? 改憲論者は、つまるところ、交戦権が欲しいんですよ。憲法9条なんて邪魔だというのは、相手から攻撃されなくても、こっちから先に撃ちたい。つまり戦争がしたい。そうとしか思えない。恐ろしいことじゃないですか」
「僕なんかの戦争体験は大したことないんだ。10歳ほど年上の同じ素粒子論の先生はもっとつらい経験をされた。広島に原爆が落ち、自宅が爆風で壊れる。お母さんが重いはりの下敷きになって動けない。お母さんは自分はいいからさっさと逃げろ、と息子を逃がす。先生はずっと引きずっておられた。そんな悲惨なことが無数にあった。虫も殺せないような人が、戦地で敵を撃つのはさらに苦しいですよ。狙撃兵なら相手の顔まで見える。それが戦争ですよ。平和とはね、人を殺さないでいいことなんです。
60年安保のころ、研究の合間をぬってはデモに明け暮れた。「まず朝、団地に署名集めに回るんだけど、間に合ってますなんて、御用聞きに間違われてね。僕、ヘタくそなんだ」。めげずにベトナム反戦でも声をあげた。それは平和運動にも身を投じた名古屋大学時代の恩師、坂田昌一博士の背中を見てきたからでもあった。湯川秀樹、朝永振一郎両博士と並ぶわが国の素粒子論の第一人者である。「へ理屈の坂田なんてあだ名があったけどね。学問だけではダメだ、学問を支える社会の問題も考えられないやつは一人前ではないという空気がありましたね。先生はひと言もおっしゃらないんだけど」
(100万人の母たち 七夕プロジェクトさんより)
先日 綾の郷田美紀子さんと / 辻信一さん 上野宗則さんが / ここ賢治の学校を訪ねて下さった / 辻さん曰く / 「自然農の福岡正信さんは海外で有名だけれど 日本の若者たちは名前すら知らないかもしれない」 / と話された / 辻さんは海外向けの映画を制作しておられる / 自然農の開拓者 川口由一さんの映画が完成したので / 上映会をされては?と話されていた / とても澄んだ眼を持たれた辻さんであった / 明治学院大学教授 / 100万人のキャンドルナイトの呼びかけ人でもある / 以下FBより転載
◆100万人の母たち 七夕プロジェクトに寄せて
目をつぶって、大都会の夜空の向こうに天の河を思い描くように、澄んだ心で思い出してみよう。本当はそこにちゃんとあるのに、見えなくなってしまっている、大切なものについて。
3・11の後
幼い子を抱く母たちがそうしたように、もう一度、祈ろう。どうか、神様、この子にきれいな空気、きれいな水、安全な食べ物を与えてください。もう贅沢は言いません・・・
かつて、北米先住民のリーダーである長老は言った。最後の木を伐る時、最後の川を汚す時、最後の魚を食べる時、その時人間は知るだろう、お金は食べられないということを。
人間の生存のボトムライン(最低限の条件――大気、水、太陽、土、生物多様性、そしてともに支え合い、分かち合うコミュニティ)を確保することこそが政治の最大の目的だ。
このことを、政治的なリーダーたちに、思い出してもらうため、手紙を届けよう。母であるあななたち、そして私たち誰もの内なる母から、愛をこめて。
辻 信一
◆「100万人の母たち 七夕プロジェクト」 誕生のきっかけ
http://www.youtube.com/watch?v=6RWNdD2OsTI&feature=youtu.be
◆辻 信一(つじ・しんいち)プロフィール
文化人類学者、ナマケモノ倶楽部世話人。明治学院大学教授。 「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。
数々のNGOやNPOに参加しながら、「スロ-」や「GNH」というコンセプトを軸に環境=文化運動を進める一方、社会的起業であるスロービジネスにも積極的にとりくむ。2009年より「アジア発エコロジー」をテーマにした映像プロジェクトをプロデュース中。
著書多数。最新刊に『英国シューマッハー校ーサティシュ先生の最高の人生をつくる授業』(講談社)、『降りる思想ー江戸・ブータンに学ぶ』(大月書店)。近著にゆっくりノートブックシリーズ8巻(大月書店)。訳書に『しあわせの開発学ーーエンゲージド・ブディズム入門(ゆっくり堂)。
http://www.sloth.gr.jp/tsuji/profile.html
写真:Peace On Earth 辻信一スピーチより
http://www.youtube.com/watch?v=tBKTnaZIUsM
(フランスの科学誌)
今の日本が海外からどのような眼で / 見られているのか? / テレビや新聞など他人の意見ではなくて / 自分自身の情報力と思考力で / よく想像したほうが無難だろう / フランス在住の日本人女性から得られた情報 / 以下転載
先日投稿した、圧力により研究費をカットされた琉球大学、大瀧教授の研究がフランスの科学雑誌に掲載されていました。日本では広く知らされていないのに。(もちろん故意により)
また、この雑誌では「二年後の福島ー未だ地獄」というタイトルで、16ページにわたって特集しています。
福島産の農産物を食べて被災地を応援するだとか、原発からの距離だけで規制区域を設定するという愚かさなどについて(Yukie Haraさんより)
(ケンあや 西側畑)
サトイモの葉が / 生き生きとしていた / 綾の食品売り場で働く / 知り合いの女性は言った / 「総理大臣なんか誰がなってもよくならないわよ」 / 確かに質は落ちてきているし / 庶民の暮しは少しもよくならない / 呆れたり白けたりされる方もおられるだろう / 政治家は自分の利権のことしか頭にないのだから / それでも最近面白い若者?が出現している / ニート 引きこもり ブロガーとして / 一日中パソコンにかじりついて / 真実を追求したりしている / 向上心や好奇心は健全な証しでは?
☆☆ 16000人のファンを持つブロガー ⇒
座間宮ガレイ 渋谷ハチ公前スピーチ絵を描いたり / 畑仕事をしたり / 子どもたちと自然の中で遊んだり / 今まで自然を愛おしみ / 自然に感謝して来たから / 画家・ゴッホのように / 自然をかけがえのないものだと思っている / 自然を大事にする政治はあまり聞かない / 目の前の現実がよく物語っている / 綾の年配の方々は「昔の川はきれいだったなぁ」と言う / きれいな空気 きれいな水 美しい自然 / それらを大事にしようとした / 緑の党を僕は中村敦夫さんの時代から / 応援して来たのだけれど / いつの間にか消えてしまった / そしたら今回長谷川ういこさんを代表に / 復活されたようだ / ミュージシャンの三宅洋平さんも / なかなか素敵な人物だ / 兎に角これ以上自然を壊さないでほしい / 農業を大切にしてほしい / きれいな川で子どもたちが泳げる日本にしてほしい / 因みに宮崎県の海水浴場は / すべてのポイントで水質AAを / 9年連続で更新中である(環境省調査) / それでもまだまだきれいに出来るだろう
☆☆ 三宅洋平街頭ライブ ⇒
7月5日 新宿西口(ケンあや くちなしの花)
3月頃に宮崎神宮の植木市で / 沈丁花と梔子(くちなし)を買い / 賢治の学校の庭に植えた / 一度枯れそうなほど弱ったけれど / 自然農の方法で面倒を見たら / 艶やかな葉になり花も咲かせてくれた / よい香りが一面にただよい / 夜は虫たちの合唱に包まれている / ここで生きる多くの生き物たちとともに / 感謝