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  • 第五話#23 慶長6年 12月 宇都宮藩 宇都宮城 祭壇弦三郎が死闘を繰り広げている、同じ頃。ウズメと朔夜が部屋に入ってくる。驚いた表情に変わる2人。部屋の中央の魔法陣の中央に国綱が立ち、傍らの逆さ五芒星を祀った祭壇でマウリシオがヘブライ語のような呪文を唱えている。魔法陣がうっすらと光り始めている。ウズメ「ま~だ、なにか出てくんのかよ?」    国綱が陣の中で半狂乱になりながら国綱「マウリシオ殿ッ、... 続きを読む
  • 第四話#22  慶長6年 12月 宇都宮藩 宇都宮城 城内・廊下別の一人が袈裟切りに斬りかかる。死を覚悟して目を瞑る朔夜。「ガキンッ」と音がする。ウズメが左手でその刀の鍔(つば)あたりを受けている。ウズメ「なっさけねーの」朔夜「助かった…」    起き上がる朔夜。太刀をかわす二人。ウズメ「にしても、なんだコイツら?」朔夜「忠臣らしい」ウズメ「なんだそれ? それに部屋の外からでも半端なくざわざわしやがっ... 続きを読む
  • 第三話                              #18  慶長6年 11月 宇都宮藩 多気(たげ)城址 城門外昼。山のところどころに郭(くるわ)の建てられた山城の中腹を越え、山頂部に差し掛かったところに城壁が立っている。多気城の本丸の屋根に弦三郎の飛ばした白い鳥の式神が止まっている。一方、その城壁の前にウズメ、朔夜、弦三郎の3人が城の見取図を広げている。弦三郎に首からは天海の人形が下が... 続きを読む
  • 第二話                         #9  慶長6年 11月 宇都宮藩 農村ゾンビたちがすべて切り伏せられている。農村の一軒にウズメたちと少女がいる。少女は少し落ち着きを取り戻している。深月「もう大丈夫だよ。なにがあったのか話してくれるかな?」少女がみんなの顔を見渡し、うなづく。少女「あの日、隣の大八おじちゃんが死んだ日…神父様がきたの…」深月「神父?」#10  慶長6年 11月 ... 続きを読む
  • 第一話 #1  慶長6年(1601年) 8月 宇都宮藩 農村部貧困にあえぐ農村。田畑は涸れはて、荒みきっている。墓穴にも見えるような穴がいくつも空いている。少女の姉妹が泣きじゃくっている。視線の先には痩せこけた村人風の男女の後ろ姿。少女「やだよー。母ちゃん、ヤメテよー」シルエットで泣き叫びながら、大人たち二人に担がれいまにも喰われそうな少女たち。#2  慶長6年 9月 京都 伏見城謁見の間。部屋の... 続きを読む

あまみわつき

漫画原作というかシナリオというか・・・
とりあえずそんな感じのものをアップして
いきます。読んでやってください。
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