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科学な本のご紹介: 憂国の新書『公文書問題 日本の「闇」の核心』

科学に佇む書斎



公文書問題 

科学の本なぜ行政文書ではない「私的メモ」が横行するのでしょうか。このような文書管理をする最大の原因は、「情報公開請求」に対して公開しないようにするためです。

科学の本明治期の公務は、「天皇の官吏」であったことから、国民に対する説明責任を負っていませんでした。そのため、自分たちが作成する公文の管理方法は、自分たちが必要だと思うものは残す、必要ないものは捨てるという考えに基づいていました。



科学の本自民党は、情報は権力の源であることをよく知っている政党です。そのため、自民党政権が続く中で、公文書の公開を制度的に保証する情報公開制度の整備は、遅々として進みませんでした。

科学の本保存期間を「一年未満」「一年」「三年」といった短めに設定し、期間が満了したら「廃棄」扱いにする。そして「廃棄した文書」をこっそりと内部で抱え込むことで、公文書管理法や情報公開法の適用を逃れようとする手口です。

科学の本議事録を見ていると「手元の資料によれば」といったやりとりが残っていることがありますが、その「手元の資料」が何であるかを調べることは現状ではできないのです。

科学の本与党であることが長い自民党は、「由(よ)らしむべし知らしむべからず」の考え方が非常に強い政党なので、文書に基づいて国民に対して説明責任を果たそうと考える人が多くありません。

「由(よ)らしむべし 知らしむべからず」

科学の本情報公開法施行1年半後の新聞記事には、「文書を作らず、残さず、手渡さず」という「不開示三原則」が官僚にあるという話が出てきます。

科学の本「歴史公文書等」として永久保存されないならばすべて「1年未満」の保存期間にできるとの考えは、公文書管理法の趣旨からしても明らかにおかしい論理です。そもそも歴史的に重要かどうかを、なぜ現場の担当官が判断できるのでしょうか。


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