ありがとうございます。吉報配達ブログへようこそ。
吉報を届けることができますように。
信州の春は美しいんですね。観に行ってみたいです。
『勿忘草の咲くまちで~安曇野診療記~(夏川草介:著)』です。
長野県・安曇野市の自然を背景に、
研修医と看護師が成長していく物語。
美しく豊かな自然をバックに、
厳しい病院勤務の中で頑張る二人です。
この小説では現代日本が抱える医療問題が描かれています。
超高齢化社会を迎え、進歩し続ける医療技術に、
医療はどこまで患者を生かしていかなければならないか?
医療技術がそこまでじゃなかった頃は、
医者が精一杯努力し尽くせば、それで済んだのです。
だけど進化した医療技術を駆使してしまったら、
昔なら「寿命」だった患者さんが、
苦しみながら生きてしまえるようになった……。
どこまで、いつまで、続けますか?と問われるんですね。
本当に苦しいです。
小説に登場する家族も、考えたくないから
「先生にお任せします」の一点張りになったり。
(これって現実でも起こっていると思います)
人工呼吸器と昇圧剤などを使えば、
かなり長く生きてしまえるのです。
本来なら、とっくに寿命がきてるにもかかわらず。
基準などを設けたとしても、あくまでも基準であって、
個人個人に対応するにはその都度、悩まなければなりません。
他にもいろんな改善すべき問題は山積みですが……。
医療問題とかその他なんでもそうですけど、
批判は多いですよね。現状の日本(の政治)に対して。
ですが、大きく捉えた時に、
今の日本はかなり豊かで恵まれている国でもあるわけです。
内戦はないし、ほぼいつでもどこでも電気・水道は通ってるし、
落とし物はちゃんと警察とかに届けられているし。
ほとんどの人は字を読めるし。
すごいんですよ。
だけど、すごいことと、課題があることは両立するんですよね。
良い国だ、で終わらせず、もっと改善していこう。
そういう国なんですね、日本って。
これって人にも当てはまるなあと思いました。
生きてるだけで十分、もうそれだけで素晴らしい、
ありのままの私で完璧な存在。
これは、本当。
けれども、
取り組むべき課題があるよね?
完璧な存在である私だけど、課題はある。
この二つは両立してるし、一生ついてまわってくる。
「悩み」とは別名「課題」です。
一生、勉強。一生、少しでもマシになるように生きる。
めんどくさいなあと感じますが、
この小説の登場人物たちの真面目さをみていると、
がんばってみようかなあと思えてくるのです。
安曇野の豊かな1年の自然と人の成長を描いています。
ですが、春に読むのが一番しっくりくる感じです。
吉報を届けることができますように。
信州の春は美しいんですね。観に行ってみたいです。
『勿忘草の咲くまちで~安曇野診療記~(夏川草介:著)』です。
リンク
長野県・安曇野市の自然を背景に、
研修医と看護師が成長していく物語。
美しく豊かな自然をバックに、
厳しい病院勤務の中で頑張る二人です。
「色々見えてくるのは成長の証。
でもその程度で怒るのは未熟の証。
採血やオムツ交換がうまくなるだけが看護師の仕事じゃないわよ」
「しっかりと悩みなさい、桂先生」
(中略)
「結論がどこにあれ、悩むことには意味がある」
この小説では現代日本が抱える医療問題が描かれています。
超高齢化社会を迎え、進歩し続ける医療技術に、
医療はどこまで患者を生かしていかなければならないか?
医療技術がそこまでじゃなかった頃は、
医者が精一杯努力し尽くせば、それで済んだのです。
だけど進化した医療技術を駆使してしまったら、
昔なら「寿命」だった患者さんが、
苦しみながら生きてしまえるようになった……。
どこまで、いつまで、続けますか?と問われるんですね。
本当に苦しいです。
小説に登場する家族も、考えたくないから
「先生にお任せします」の一点張りになったり。
(これって現実でも起こっていると思います)
人工呼吸器と昇圧剤などを使えば、
かなり長く生きてしまえるのです。
本来なら、とっくに寿命がきてるにもかかわらず。
基準などを設けたとしても、あくまでも基準であって、
個人個人に対応するにはその都度、悩まなければなりません。
他にもいろんな改善すべき問題は山積みですが……。
医療問題とかその他なんでもそうですけど、
批判は多いですよね。現状の日本(の政治)に対して。
ですが、大きく捉えた時に、
今の日本はかなり豊かで恵まれている国でもあるわけです。
内戦はないし、ほぼいつでもどこでも電気・水道は通ってるし、
落とし物はちゃんと警察とかに届けられているし。
ほとんどの人は字を読めるし。
すごいんですよ。
だけど、すごいことと、課題があることは両立するんですよね。
良い国だ、で終わらせず、もっと改善していこう。
そういう国なんですね、日本って。
これって人にも当てはまるなあと思いました。
生きてるだけで十分、もうそれだけで素晴らしい、
ありのままの私で完璧な存在。
これは、本当。
けれども、
取り組むべき課題があるよね?
完璧な存在である私だけど、課題はある。
この二つは両立してるし、一生ついてまわってくる。
「悩み」とは別名「課題」です。
一生、勉強。一生、少しでもマシになるように生きる。
めんどくさいなあと感じますが、
この小説の登場人物たちの真面目さをみていると、
がんばってみようかなあと思えてくるのです。
リンク
安曇野の豊かな1年の自然と人の成長を描いています。
ですが、春に読むのが一番しっくりくる感じです。
最終更新日 : 2021-04-09