ロックンロールの微熱の中を スピッツNewアルバム「とげまる」
にんにきにきにき。
昼間寝て、起きたら夜だぜ!rabitbikeさん、げんきいっぱい。にんにきにん。
スピッツのNewアルバムが今週発売されましたねー。「とげまる」。
台風なんで外に出られないよねー!というイイワケでもって土曜日は家にこもりながらビール飲んでたわけですが、スピッツの新しいアルバムが良すぎて、なんというか深酒してしまった。やべーよー、マジいいよこれー。
聞いてて何というか昔を思い出してしまうのはいいアルバム。
rabibtikeさんのHNの由来もスピッツの曲名からなんですが、中学のころにガン!とやられてからそれ以来のファン。
前作「さざなみCD」から約3年の時間が開いてのドロップ、ということで期待やらナニやらが入り交じった気持ちで待っていたんですが、すげえ!やっぱいいわースピッツ。
ここから、ちょっち自分勝手なスピッツ評に以降するわけですが、
最近の(というか初期・中期以降の)スピッツを語る上で外せないのが「ハヤブサ」、という「フェイクファー」「99ep」と「三日月ロック」に挟まれたこの異質すぎるアルバムと、「ハヤブサ」が裏スピッツとしての真髄ならばそこから昇華されたかのような王道ロックを恥ずかしげもなく感動してしまうぐらい堂々と行く「三日月ロック」の流れがあるわけで。
というか「ハヤブサ」はいつ聞いてもバンドのテンションがギリギリまで極まってるよなー、と感じる。そこからの流れで「三日月ロック」あたりは聞いてて鼻血出すかと思ったけど。
で、それ以降はやはり、というかバンドも「次のスピッツ」を意識しはじめるのか、試行錯誤するような感じが見受けられた「スーベニア」。
ただその次の「さざなみCD」では「こう来たか!」的な開きなおりというか、「もうここを行くんだぜ!」的なバンドの開眼っぷりが聞けて楽しかった。M①の「僕のギター」からもうぶっとびっぱなしでした。超名曲。
そして今回の「とげまる」なんだけど、さらにそこから先のバンド像を見据えて、というか迷いが一切ない感じで全14曲を圧倒的にドロップしているのが興味深い。
「全曲捨て曲ナシ!!」というのがもうスピッツを語る上で欠かせないような常套句になってる気もするけど、今回の「とげまる」はバンド全体の意思、というかアプローチが迷いがなくて気持ちがいい。
成熟し、周りの状況も一通り見据えた上で、「でも俺はこれで行くぜ!」みたいな初期衝動再び?のような風穴を開ける力強い楽曲達。
すごい。
という感じで、今もまたヘビロテ中です。
初めて聞き始めてから、もう10年以上経つんだなあ、と思いつつも再生ボタンを押せば一気にその世界へ連れ去ってくれるスピッツが好きです。