今年のマンガ賞にランクインしてきそうなマンガ予想 2024
- 2024/11/16
- 13:00
さて今年も残り1ヵ月半となり、様々な漫画関係の賞が発表される季節となりました。各所でランキング予想されると思いますが、このブログでもやってみようと思います。
※あくまでも『ランク入りしそう、評価されそう』という基準で選んだものですので、必ずしも全ても読んでいるわけではありません。ご了承ください。
タイトル/作者/出版社/単行本既刊数
▼集英社
☆カグラバチ/外園健/集英社/4巻
特別な力を持つ妖刀を打つ刀匠を目指す少年が、父親を殺され復讐の戦いに身を投じる。すでに単行本は100万部を突破。『僕のヒーローアカデミア』や『呪術廻戦』が完結した、新時代のジャンプを支える中核的な作品になっていくと思われる。
☆ドッグスレッド/野田サトル/集英社/4巻
フィギュアスケートで成功をおさめながらドロップアウトした主人公が、北海道でアイスホッケーに挑戦することに。ゴールデンカムイからの継続表は期待できるが、作者の初連載作『スピナマラダ』のセルフリメイクの範囲を描いていること、ウインタースポーツへの馴染みの薄さがネックとなるか?
☆ふつうの軽音部/クワハリ 出内テツオ/集英社/4巻
地味でさえない主人公が、一念発起してギターを購入して軽音部に入部。ふつうの青春をおくろうとするのだが……。ジャンプ+で最新話が公開されるたびにSNSのトレンド入り。作中で取り上げられているミュージシャンたちからのリアクションも良く、今年の大本命作だと断言できる。
▼小学館
☆ありす、宇宙までも/売野機子/小学館/1巻
両親の死亡によってバイリンガル教育が中途半端になり、日本語も英語も不完全なままになってしまった少女が、勉強好きの少年と出会い宇宙飛行士を目指す。作者はこれまで印象的な短編を多く発表してきているので、今作で一気にブレイクとなるか。
☆スーパースターを唄って。/薄場圭/小学館/3巻
ヤクの売人をやって日銭を稼ぐ天涯孤独の主人公が、友人から曲をもらいラッパーを志すことに。底辺からの脱出を夢見る姿は、まさしくヒップホップそのもの。ちょっとデフォルメの効いたキャラ造形が、裏社会パートのグロさを上手く中和している。
☆路傍のフジイ/鍋倉夫/小学館/3巻
周囲の人間からは雑に扱われているけれど、いざ人となりを深く知ってみると……。周りの目を気にせず自分の生き方を追求するフジイの姿に、周囲の人物だけでなく読者も影響を受けていく。すでに50万部を突破しており、静かな人気作といった雰囲気。今年は、スピリッツが強い。
▼講談社
☆君と宇宙を歩くために/泥ノ田犬彦/講談社/3巻
どこか生きづらさを感じていたヤンキーが、変わり者の転校生と出会ったことから、生まれ変わろうと決意する。昨年のマンガ大賞受賞作。なので票が入らない賞もあるだろうが、今年が対象期間の賞(このマンガがすごい!とか)では逆に票が集まると予想する。
☆ザ・キンクス/榎本俊二/講談社/2巻
ある家族の平凡な日常を、作者ならではの大胆な切り口で魅せる。『えの素』や『アンダー3』との作風のギャップに風邪を引きそうになる。毎回のタイトルの出し方が、大げさで派手で個人的にはかなり好き。
☆どくだみの咲くころ/城戸志保/講談社/1巻
予測不能な行動で周囲から浮いているクラスメイトの『アート』に心奪われた優等生は、なんとか彼に作品制作に集中してもらおうと奔走。『君と宇宙を歩くために』からの流れで、こちらも高評価を受けそうな空気がある。
▼女性向け
☆会社と私生活 ‐オンとオフ‐/金沢真之介/スクウェア・エニックス/2巻
できるサラリーマンは、オフでは女装ロリータ。地味なOLは、オフでは男装パンク。仕事とプライベートをハッキリと切り替える男女の話。昨年の『気になってる人が男じゃなかった』と同じような層に受けそうな一作。
☆じゃあ、あんたが作ってみろよ/谷口菜津子/ぶんか社/2巻
主人公は、手作り料理にアレコレと文句をつけたことをキッカケに長年付き合っていた恋人に捨てられてしまう……。1話の時点では、ダメ男斬り捨て系の話かと思っていたら、まさか男のほうがメインで昭和的な価値観を更新していく話になるとは。
☆突風とビート/椎名軽穂/1巻/集英社
霊を見ることができるニケと、霊につかれやすいネモが出会ったところから始まるオカルト・ラブコメディ。『君に届け』の作者の新作ということで、大きな注目を集めそう。個人的には、ちょっとデフォルメが入ったときの目つきの悪いニケの描き方が好き。
▼その他
☆室外機室 ちょめ短編集/ちょめ/双葉社/1巻完結
読むたびに内容が変わる不思議な本を買ったり、異世界からのラジオが聞こえたり……。珠玉の短編をまとめた作者の商業デビュー作。ネット上では玄人筋からの高い評価の意見が多く見受けられる。短編集枠として選出。
☆ニセモノの錬金術師/杉浦次郎 うめ丸/KADOKAWA/3巻
チート能力持ちの異世界転生者が、奴隷を買ったところから本格的に錬金術師としての活動を始める。原作者がPixiv上で発表していたラフ画作品に作画担当がついて正式に商業連載化。このまま一気にステップアップしていってほしい一作。
☆ファミレス行こ。/和山やま/KADOKAWA/1巻
映画化もされた『カラオケ行こ。』の続編。聡実と狂児の関係性は、東京に移っても続いていた。作者は、これまで出した単行本すべてが何らかの賞でランクインをしている。なので、この作品もその流れに乗るかと。去年12月発売なのがネックか。
今年は『ふつうの軽音部』の大本命はゆるがないかと。そこにスピリッツ勢がどこまで迫れるか?
※あくまでも『ランク入りしそう、評価されそう』という基準で選んだものですので、必ずしも全ても読んでいるわけではありません。ご了承ください。
タイトル/作者/出版社/単行本既刊数
▼集英社
☆カグラバチ/外園健/集英社/4巻
特別な力を持つ妖刀を打つ刀匠を目指す少年が、父親を殺され復讐の戦いに身を投じる。すでに単行本は100万部を突破。『僕のヒーローアカデミア』や『呪術廻戦』が完結した、新時代のジャンプを支える中核的な作品になっていくと思われる。
☆ドッグスレッド/野田サトル/集英社/4巻
フィギュアスケートで成功をおさめながらドロップアウトした主人公が、北海道でアイスホッケーに挑戦することに。ゴールデンカムイからの継続表は期待できるが、作者の初連載作『スピナマラダ』のセルフリメイクの範囲を描いていること、ウインタースポーツへの馴染みの薄さがネックとなるか?
☆ふつうの軽音部/クワハリ 出内テツオ/集英社/4巻
地味でさえない主人公が、一念発起してギターを購入して軽音部に入部。ふつうの青春をおくろうとするのだが……。ジャンプ+で最新話が公開されるたびにSNSのトレンド入り。作中で取り上げられているミュージシャンたちからのリアクションも良く、今年の大本命作だと断言できる。
▼小学館
☆ありす、宇宙までも/売野機子/小学館/1巻
両親の死亡によってバイリンガル教育が中途半端になり、日本語も英語も不完全なままになってしまった少女が、勉強好きの少年と出会い宇宙飛行士を目指す。作者はこれまで印象的な短編を多く発表してきているので、今作で一気にブレイクとなるか。
☆スーパースターを唄って。/薄場圭/小学館/3巻
ヤクの売人をやって日銭を稼ぐ天涯孤独の主人公が、友人から曲をもらいラッパーを志すことに。底辺からの脱出を夢見る姿は、まさしくヒップホップそのもの。ちょっとデフォルメの効いたキャラ造形が、裏社会パートのグロさを上手く中和している。
☆路傍のフジイ/鍋倉夫/小学館/3巻
周囲の人間からは雑に扱われているけれど、いざ人となりを深く知ってみると……。周りの目を気にせず自分の生き方を追求するフジイの姿に、周囲の人物だけでなく読者も影響を受けていく。すでに50万部を突破しており、静かな人気作といった雰囲気。今年は、スピリッツが強い。
▼講談社
☆君と宇宙を歩くために/泥ノ田犬彦/講談社/3巻
どこか生きづらさを感じていたヤンキーが、変わり者の転校生と出会ったことから、生まれ変わろうと決意する。昨年のマンガ大賞受賞作。なので票が入らない賞もあるだろうが、今年が対象期間の賞(このマンガがすごい!とか)では逆に票が集まると予想する。
☆ザ・キンクス/榎本俊二/講談社/2巻
ある家族の平凡な日常を、作者ならではの大胆な切り口で魅せる。『えの素』や『アンダー3』との作風のギャップに風邪を引きそうになる。毎回のタイトルの出し方が、大げさで派手で個人的にはかなり好き。
☆どくだみの咲くころ/城戸志保/講談社/1巻
予測不能な行動で周囲から浮いているクラスメイトの『アート』に心奪われた優等生は、なんとか彼に作品制作に集中してもらおうと奔走。『君と宇宙を歩くために』からの流れで、こちらも高評価を受けそうな空気がある。
▼女性向け
☆会社と私生活 ‐オンとオフ‐/金沢真之介/スクウェア・エニックス/2巻
できるサラリーマンは、オフでは女装ロリータ。地味なOLは、オフでは男装パンク。仕事とプライベートをハッキリと切り替える男女の話。昨年の『気になってる人が男じゃなかった』と同じような層に受けそうな一作。
☆じゃあ、あんたが作ってみろよ/谷口菜津子/ぶんか社/2巻
主人公は、手作り料理にアレコレと文句をつけたことをキッカケに長年付き合っていた恋人に捨てられてしまう……。1話の時点では、ダメ男斬り捨て系の話かと思っていたら、まさか男のほうがメインで昭和的な価値観を更新していく話になるとは。
☆突風とビート/椎名軽穂/1巻/集英社
霊を見ることができるニケと、霊につかれやすいネモが出会ったところから始まるオカルト・ラブコメディ。『君に届け』の作者の新作ということで、大きな注目を集めそう。個人的には、ちょっとデフォルメが入ったときの目つきの悪いニケの描き方が好き。
▼その他
☆室外機室 ちょめ短編集/ちょめ/双葉社/1巻完結
読むたびに内容が変わる不思議な本を買ったり、異世界からのラジオが聞こえたり……。珠玉の短編をまとめた作者の商業デビュー作。ネット上では玄人筋からの高い評価の意見が多く見受けられる。短編集枠として選出。
☆ニセモノの錬金術師/杉浦次郎 うめ丸/KADOKAWA/3巻
チート能力持ちの異世界転生者が、奴隷を買ったところから本格的に錬金術師としての活動を始める。原作者がPixiv上で発表していたラフ画作品に作画担当がついて正式に商業連載化。このまま一気にステップアップしていってほしい一作。
☆ファミレス行こ。/和山やま/KADOKAWA/1巻
映画化もされた『カラオケ行こ。』の続編。聡実と狂児の関係性は、東京に移っても続いていた。作者は、これまで出した単行本すべてが何らかの賞でランクインをしている。なので、この作品もその流れに乗るかと。去年12月発売なのがネックか。
今年は『ふつうの軽音部』の大本命はゆるがないかと。そこにスピリッツ勢がどこまで迫れるか?
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