艦これ速報情報局
http://archive.is/WChOQ
上記サイトは騒動後、広告自体の掲載をやめており、厳密にはアカウントが削除されたのか自ら看板を下ろしたのか不明な点が多かった。ところが上記サイトのキャッシュに残っていたアドセンスコードを元に調査をした結果、複数の同一アドセンスコードを使用しているサイトが発見された。また、その他の以下のサイト群は全て同一のアドセンスコードを使用しているので、同一人物により運営されているサイトであることが確定した。
http://www.pokemonxykoryaku.net/ - ポケモンXY攻略まとめ-XY速報
http://www.riosoku.com/ - リオレウス速報
http://www.rukasoku.com/ - ルカリオ速報
また、上記で判明しているアドセンスコードを単純にグーグル検索すると、下記のCookieSeachという外国のサイトがヒットする。このサイトが具体的にどのような抽出をするサイトなのかは不明だが「Associated Domains」の項目に多くのサイトが並んでいる。これらのサイトは広告の有無はあるものの、どれも似たような構成であり、グーグルアドセンスが貼ってあるサイトは全て同一のコードである。記事下に広告をベタベタと貼りまくる手法や、傾向も「モンハン系」「ポケモン系」「艦これ系」にほとんど分類されるまとめブログなので、これらのサイトは全て同一管理人によるものであると推測される。
Cookie Search - pokemonxykoryaku.net
http://archive.is/1XQte
Associated Domains*:
airusokuhou.com
fps-matome.com
kankores.net
kantai-kore.net
mhmania.com
monsterstrikekouryaku.com
pokemondensetsu.com
pokemonnavi.net
pokemonxykoryaku.net
riosoku.com
rukasoku.com
この中で、ポケモンXY攻略まとめはそこそこ大手のサイトである。だが、まとめブログ大量特定事件の際にこのサイトはドメイン情報を公開していたことが発見されており、管理人の氏名は流出済である。
アフィ管理人片平亘&鶴田浩之くんまとめ@ ウィキ ドメイン情報まとめ
http://archive.is/JSlgT
注目すべきなのはやはり騒動となった「艦これ速報情報局」以外の広告は一切剥がれていないことである。これは逆に、グーグルによる処置はあくまで”特定サイト”に対する警告であったことを裏付けている。あくまで「艦これ速報情報局」のみに対する警告であったからこそ、他サイトは何の影響も無く掲載し続けられているのだ。また、警告前に自ら広告を外した説もあるが、恐らくこれも間違いである。何故なら警告が来ていないのなら、Twitterの名前を「アドセンスクリックお願い」に変えられたツイートのみ掲載をやめてしまえばいいからである。それなのに更新し続けていたサイトを手放したということは何らかのアクションが広告主からあったということだし、広告料のためだけに更新している身としては零細サイトである「艦これ速報情報局」は切り捨ててでも、「ポケモンXY攻略まとめ」は守らなければならない。素行が悪いと判定されたサイトは次々切り捨てるわけだ。
グーグルアドセンスは1人1アカウントであることが規約で定められている。いくらでも抜け道はありさえするが、複数アカウントが発覚したら即BANされても文句は言えない。住所や電話番号、口座といった情報で判定しているのである。身を守るためには、警告を受けたサイトは切り捨てるのも一つの手と言える。ただ、今回は正式にアカウントBANはされていないことが調査で判明したが、グーグル側はたとえ埋め込み式のコンテンツであっても、広告を意図的にクリックさせる可能性のある文言を嫌うことが判明した。Twitterはコンテンツ転載自由を掲げているが、その際には必ず埋め込み式の転載方法をするように声明を出している。引用であれば、明確な引用箇所の明示さえしておけば、妨げる要素が日本には存在しないので自由な形式で可能だが、自身でコンテンツも作れない転載脳のまとめブログには、今回グーグルがTwitterの名前欄だけで動く可能性があるという事実の判明はさぞかし辛いと言えるだろう。