『μ's』
「みんなで叶える物語」
最後の最後で泣きました。このアニメ2期は、本当に、今までの集大成という感じですね。
ネット上では、μ'sがA-RISEに勝つ描写が無かったことに対して否定的な意見を見かけますが、個人的にはあえて描かない方が構成としては自然かな、と思います。
というのも、アニメ版『ラブライブ!』のテーマというかゴール地点は、A-RISEに勝つことでもラブライブで優勝することでもないんですよね。「みんなで叶える物語」というキャッチフレーズに象徴される“絆”こそが、1期から変わらず語られているテーマだと思っています。
その意味では、(現時点での評価として)じつは第9話でテーマの回収は終わってるんですよね。つまり、(現時点での評価として)第9話がアニメ版『ラブライブ!』の事実上の最終回であり、であれば、A-RISEに勝とうが負けようが、ラブライブで優勝しようがしまいが、作品テーマ的にはどうでもいいんです。暴論ですが。
とまれ、どうでもいいことは描かなくてもいいわけで、A-RISEに勝つ瞬間を描かないというのは、作品構成的には極めて自然な選択です。
そうは言いつつ、何か物足りない……というのもわかるんですよね。
おそらくですが、A-RISEというのは本来、“μ'sの結束を強めるための乗り越えるべき壁”だったはずなんですが、あまりにA-RISEを魅力的に描きすぎて、いつの間にか“μ'sの乗り越えるべき壁”になってしまったことが原因ではないかと思います。
「みんなで叶える物語」というのはテーマとしては抽象的なので、具体的なイメージを掴むために「廃校を阻止する」とか「A-RISEに勝つ」とか「ラブライブで優勝する」という表現が手段として選択されたはずなんですよね。なのに、いつの間にかこれらの手段を、視聴者が目的と錯覚してしまったため(錯覚させるような構成にしたため)、いらぬ批判を受ける結果になったのだと推察します。
「第9話が事実上の最終回」という考えが正しければ、ラブライブ本戦の描写も織り交ぜつつ、第11話以降は卒業に向けての幕引き的なエピソードになるのではないかと思います。個人的には、1期終盤のような波乱は起きないように思うんですよね。
3期や劇場版をやるつもりなら、まだわかりませんが(笑)。今の展開だと、それは無いような気がします。
でまあラストの予想ですが、個人的には『僕らは今のなかで』の特殊EDで終わりというのを推したいと思ってます。
1期OPがラブライブ本戦会場(と思われる場所)で歌ってますし、『僕らは今のなかで』の衣装は1stライブのキービジュアル衣装(のリファイン)という意味で重要な意味も持ってるんですよね。
また、1期も2期も節目のエピソード(1期8話、13話、2期9話)では、新規曲ではなく既存曲を歌ってるんですよね。これを意図的な演出と捉えれば、『僕らは今のなかで』ではないにしろ、既存曲をラストに持ってきてもあまり不自然ではないように思います。
挿入歌が少なくともあと1曲はあるんですが、それは卒業ソングとして第12話あたりで歌うと想定してます。
ところで、アニメとか漫画に登場する巫女って(正月のバイト巫女もですが)、後ろ髪を束ねてないエセが多いんですが、本作の巫女(希はもとより、今回の絵里とにこも)はきちんと後ろ髪を結って和紙で包んでるんですよね。個人的には、ここだけでも非常にポイント高いです。後ろ髪を結わない巫女は巫女じゃないと、何度言ったら……。
「みんなで叶える物語」
最後の最後で泣きました。このアニメ2期は、本当に、今までの集大成という感じですね。
ネット上では、μ'sがA-RISEに勝つ描写が無かったことに対して否定的な意見を見かけますが、個人的にはあえて描かない方が構成としては自然かな、と思います。
というのも、アニメ版『ラブライブ!』のテーマというかゴール地点は、A-RISEに勝つことでもラブライブで優勝することでもないんですよね。「みんなで叶える物語」というキャッチフレーズに象徴される“絆”こそが、1期から変わらず語られているテーマだと思っています。
その意味では、(現時点での評価として)じつは第9話でテーマの回収は終わってるんですよね。つまり、(現時点での評価として)第9話がアニメ版『ラブライブ!』の事実上の最終回であり、であれば、A-RISEに勝とうが負けようが、ラブライブで優勝しようがしまいが、作品テーマ的にはどうでもいいんです。暴論ですが。
とまれ、どうでもいいことは描かなくてもいいわけで、A-RISEに勝つ瞬間を描かないというのは、作品構成的には極めて自然な選択です。
そうは言いつつ、何か物足りない……というのもわかるんですよね。
おそらくですが、A-RISEというのは本来、“μ'sの結束を強めるための乗り越えるべき壁”だったはずなんですが、あまりにA-RISEを魅力的に描きすぎて、いつの間にか“μ'sの乗り越えるべき壁”になってしまったことが原因ではないかと思います。
「みんなで叶える物語」というのはテーマとしては抽象的なので、具体的なイメージを掴むために「廃校を阻止する」とか「A-RISEに勝つ」とか「ラブライブで優勝する」という表現が手段として選択されたはずなんですよね。なのに、いつの間にかこれらの手段を、視聴者が目的と錯覚してしまったため(錯覚させるような構成にしたため)、いらぬ批判を受ける結果になったのだと推察します。
「第9話が事実上の最終回」という考えが正しければ、ラブライブ本戦の描写も織り交ぜつつ、第11話以降は卒業に向けての幕引き的なエピソードになるのではないかと思います。個人的には、1期終盤のような波乱は起きないように思うんですよね。
3期や劇場版をやるつもりなら、まだわかりませんが(笑)。今の展開だと、それは無いような気がします。
でまあラストの予想ですが、個人的には『僕らは今のなかで』の特殊EDで終わりというのを推したいと思ってます。
1期OPがラブライブ本戦会場(と思われる場所)で歌ってますし、『僕らは今のなかで』の衣装は1stライブのキービジュアル衣装(のリファイン)という意味で重要な意味も持ってるんですよね。
また、1期も2期も節目のエピソード(1期8話、13話、2期9話)では、新規曲ではなく既存曲を歌ってるんですよね。これを意図的な演出と捉えれば、『僕らは今のなかで』ではないにしろ、既存曲をラストに持ってきてもあまり不自然ではないように思います。
挿入歌が少なくともあと1曲はあるんですが、それは卒業ソングとして第12話あたりで歌うと想定してます。
ところで、アニメとか漫画に登場する巫女って(正月のバイト巫女もですが)、後ろ髪を束ねてないエセが多いんですが、本作の巫女(希はもとより、今回の絵里とにこも)はきちんと後ろ髪を結って和紙で包んでるんですよね。個人的には、ここだけでも非常にポイント高いです。後ろ髪を結わない巫女は巫女じゃないと、何度言ったら……。