触れておかねばなるまい(笑)。
さすがに、これは見に行けんなぁ~(爆)。
今回の劇場、無印をベースにするという話ですが、今までメディアによってストーリー軸を変えるパラレル展開を避けてきた同作が、劇場においてもポリシーを貫くのかが気になるところです(完全新作という話もあるようですが……)。個人的には、『A's』のあと、なのはたちが地球に居る間の空白を埋めてくれると嬉しいなぁ~……と思うんですけどね。
ところで、この劇場がどういう戦略で出てきた話なのか、気にしている向きも多いようで、無駄な邪推など(笑)。
『なのは』という作品自体、『StS』まで3シリーズ作られたわけですが、ファン層を見ると、巨大な無印ファンのセグメントと、それより小さな『A's』ファンのセグメントがあって、この2つだけで固定ファンの大部分を占めてしまいます。ぶっちゃけ、(blog界隈では)『StS』の評価はDVDの売上ほど芳しくなく、ファンの間でも賛否は二分されています。もう少し書くと、無印と『A's』で獲得した熱心な固定ファンが(なぜだか、『なのは』の固定ファンはやたら熱心な人が多い)、DVD売上の底上げをしている……という感じでしょうか。
で、『StS』が商業的に成功したかどうかは置いといて、この劇場が無印をベースにするというのは、展開的な意図なのか商業的な意図なのか……というところに、少し勘繰りを入れたくなるわけです。
ぶっちゃけ、展開を睨むのなら、素直に『StS』アフターをやりゃあいいと思うんですよ。いちおう、サウンドステージ(ドラマCD)は出るみたいですね。3年後ですか。なのはも、もう22歳ですよ(笑)。未成年ですらありませんがな。
そうなってくると、もはや『魔法少女リリカルなのは』というコンセプトを生かしたまま「高町なのは」を主人公とすることにも無理が生じていて、ここを変えないかぎり、『StS』アフターは有り得ないと思うんですよね。そう考えると、劇場版であえて無印の新作をやるというのは、展開ではなく商業的な損得で出た結論なのかなぁ~……と思えてしまうわけです。
正直に申しますれば、私、『StS』の序盤を見たとき、「(主人公としての)なのはを切り捨てたか!」と思ったんですよ。しかも、好意的に。最初、スバルが主人公であるという点に、私は『魔法少女リリカルなのはStrikerS』の「本気」を感じたんですよね。
ところが! フタを開けてみれば、ヴィヴィオなんてキャラがいきなり登場して、なのはが中途半端に主人公ヅラするモンだから、どんどんストーリーがおかしなことになってしまい……(以下略。このへんの愚痴は、こちらの記事に書いてますんで、お暇なら読んでみてください)
私は常々、『魔法少女リリカルなのは』という作品コンセプトは、キャラ萌えだけで終わらせるにはあまりに勿体無いと思ってるんですよ。男性向け魔法少女作品として、現状考えられる様々な要素がきちんと完成した形で作品世界に組み込まれているので、ベースがすごくしっかりしてるんですよね。だから、もっともっとスピンアウトがあってもおかしくない作品だと思っています。要するに、「高町なのは」が主人公やってるだけじゃ勿体無いということです。
そういう意味で、『魔法少女リリカルなのは』という作品コンセプトをもっと生かすのであれば、「高町なのは」という主人公にこだわる必要はどこにも無くて、新たな主人公がスバルでも他の新キャラでも何も問題無いと思っています。むしろ、そういう展開が無いことが不思議でしょうがない。
……と、ここまで考えて思ったんですが、こういう発想って、アニメや小説的なものではなく、むしろTRPG的な考えかたなんですよね。
TRPGって、コンセプトありきでキャラは全てあとづけなので、物語毎に主人公が変わるというのは「あたり前」の話です。だから、テレビアニメ版『ナイトウィザード』の主人公は柊蓮司でしたが、柊以外の既出キャラはもちろん、全くの新キャラが主人公だったとしても、原作(リプレイ)のファンは誰ひとりとして怒りも驚きもしなかったと思います(むしろ、柊が主人公であることに驚いたかもw)。だって、TRPGではそれが「あたり前」だし、そもそも柊は「『ナイトウィザード』という作品コンセプト」の主人公じゃないんですよね。
そう考えると、我々のようなアナログゲーム的発想に慣れた人間ではなく、アニメや小説のように「固定化されたストーリーとキャラクター」に慣れ親しんだ人たちにスピンアウト的な作品展開を提案するっていうのは、すごく難しいのかなぁ~……とも思います。
でも私は、ひとつの作品コンセプトの中で、どんどん新しい物語と主人公を提案していくという作品展開をもっともっと見てみたいです。『魔法少女リリカルなのは』という作品コンセプトが好きだからこそ、『なのは』にはそういう展開を期待してしまうし、もし第4期が「新しい主人公」で実現するのならば、力の限り応援したいと思っています。
あー、最後に、この記事は全て妄想で書かれているので、つまらないツッコミは無視します(笑)。
さすがに、これは見に行けんなぁ~(爆)。
今回の劇場、無印をベースにするという話ですが、今までメディアによってストーリー軸を変えるパラレル展開を避けてきた同作が、劇場においてもポリシーを貫くのかが気になるところです(完全新作という話もあるようですが……)。個人的には、『A's』のあと、なのはたちが地球に居る間の空白を埋めてくれると嬉しいなぁ~……と思うんですけどね。
ところで、この劇場がどういう戦略で出てきた話なのか、気にしている向きも多いようで、無駄な邪推など(笑)。
『なのは』という作品自体、『StS』まで3シリーズ作られたわけですが、ファン層を見ると、巨大な無印ファンのセグメントと、それより小さな『A's』ファンのセグメントがあって、この2つだけで固定ファンの大部分を占めてしまいます。ぶっちゃけ、(blog界隈では)『StS』の評価はDVDの売上ほど芳しくなく、ファンの間でも賛否は二分されています。もう少し書くと、無印と『A's』で獲得した熱心な固定ファンが(なぜだか、『なのは』の固定ファンはやたら熱心な人が多い)、DVD売上の底上げをしている……という感じでしょうか。
で、『StS』が商業的に成功したかどうかは置いといて、この劇場が無印をベースにするというのは、展開的な意図なのか商業的な意図なのか……というところに、少し勘繰りを入れたくなるわけです。
ぶっちゃけ、展開を睨むのなら、素直に『StS』アフターをやりゃあいいと思うんですよ。いちおう、サウンドステージ(ドラマCD)は出るみたいですね。3年後ですか。なのはも、もう22歳ですよ(笑)。未成年ですらありませんがな。
そうなってくると、もはや『魔法少女リリカルなのは』というコンセプトを生かしたまま「高町なのは」を主人公とすることにも無理が生じていて、ここを変えないかぎり、『StS』アフターは有り得ないと思うんですよね。そう考えると、劇場版であえて無印の新作をやるというのは、展開ではなく商業的な損得で出た結論なのかなぁ~……と思えてしまうわけです。
正直に申しますれば、私、『StS』の序盤を見たとき、「(主人公としての)なのはを切り捨てたか!」と思ったんですよ。しかも、好意的に。最初、スバルが主人公であるという点に、私は『魔法少女リリカルなのはStrikerS』の「本気」を感じたんですよね。
ところが! フタを開けてみれば、ヴィヴィオなんてキャラがいきなり登場して、なのはが中途半端に主人公ヅラするモンだから、どんどんストーリーがおかしなことになってしまい……(以下略。このへんの愚痴は、こちらの記事に書いてますんで、お暇なら読んでみてください)
私は常々、『魔法少女リリカルなのは』という作品コンセプトは、キャラ萌えだけで終わらせるにはあまりに勿体無いと思ってるんですよ。男性向け魔法少女作品として、現状考えられる様々な要素がきちんと完成した形で作品世界に組み込まれているので、ベースがすごくしっかりしてるんですよね。だから、もっともっとスピンアウトがあってもおかしくない作品だと思っています。要するに、「高町なのは」が主人公やってるだけじゃ勿体無いということです。
そういう意味で、『魔法少女リリカルなのは』という作品コンセプトをもっと生かすのであれば、「高町なのは」という主人公にこだわる必要はどこにも無くて、新たな主人公がスバルでも他の新キャラでも何も問題無いと思っています。むしろ、そういう展開が無いことが不思議でしょうがない。
……と、ここまで考えて思ったんですが、こういう発想って、アニメや小説的なものではなく、むしろTRPG的な考えかたなんですよね。
TRPGって、コンセプトありきでキャラは全てあとづけなので、物語毎に主人公が変わるというのは「あたり前」の話です。だから、テレビアニメ版『ナイトウィザード』の主人公は柊蓮司でしたが、柊以外の既出キャラはもちろん、全くの新キャラが主人公だったとしても、原作(リプレイ)のファンは誰ひとりとして怒りも驚きもしなかったと思います(むしろ、柊が主人公であることに驚いたかもw)。だって、TRPGではそれが「あたり前」だし、そもそも柊は「『ナイトウィザード』という作品コンセプト」の主人公じゃないんですよね。
そう考えると、我々のようなアナログゲーム的発想に慣れた人間ではなく、アニメや小説のように「固定化されたストーリーとキャラクター」に慣れ親しんだ人たちにスピンアウト的な作品展開を提案するっていうのは、すごく難しいのかなぁ~……とも思います。
でも私は、ひとつの作品コンセプトの中で、どんどん新しい物語と主人公を提案していくという作品展開をもっともっと見てみたいです。『魔法少女リリカルなのは』という作品コンセプトが好きだからこそ、『なのは』にはそういう展開を期待してしまうし、もし第4期が「新しい主人公」で実現するのならば、力の限り応援したいと思っています。
あー、最後に、この記事は全て妄想で書かれているので、つまらないツッコミは無視します(笑)。