悪人顔でも、考えていることは実に真っ当なものでした。
そんな機動戦士ガンダム00の第22話「トランザムの感想です。
ロックオンさん亡き後のCB ・・・いやいや、生きてますよ?それどころか、意外とピンピンしてましたし。
目をやられたそうですが、さほど支障はない・・・というのもちょっとあれかも。
前回あれだけ大袈裟に扱っておきながら、案外全然問題なかったというオチだと、
ただのつり・・・ってまぁ、話の締めでうまく視聴者を釣ってこそのアニメですけどね。
自分の怪我の事はさっさと流し、すぐにティエリアを気にするロックオン。
・・・ロックオンがいい人過ぎて、他のキャラがかすんでしまっている気も。
フラッグ派のグラハムさん、ソーマ派のセルゲイさん、大佐派のコーラサワー。
一途なキャラ?は多くても、万人への愛となると、ロックオンさんただ一人ですし。
「いい人ほど早く死ぬっていいますけど…その理由がなんとなくわかりましたわ。」
そんな某台詞を思い出したり、そうでもなかったり。死んでませんが。
そんな中、クルーの1人、フェルトは気が気でない様子。
クリスティナさん曰く「気になる年頃」だとか。・・・まさに青春ですかねぇ?
艦内で青春を謳歌するというのも、色々とアレな気がしなくもないですが・・・。
もっとも、1番意気消沈気味なのは、ティエリア。
自分を庇って、ロックオンは怪我をした。 「僕は・・・」と儚げ度MAXです。
「単にリンクができなくなっただけ。俺たちと同じになっただけ」
「自分の思った事を、がむしゃらにやる馬鹿がな・・・」
「失敗するのが人」
生まれがどうあれ、ティエリアも同じ「人」というのを強調してます。
それと共に、その「人」にとってのお手本が「刹那」であることまで示唆。
人の可能性といえば大袈裟ですが、ロックオンは刹那に「何か」を見た?
普段からロックオンが人一倍刹那を気にかけていたのは、
彼の暴走癖に内包された「未知の可能性」に何かを感じていたのかもです。
「・・・優しいんだ、誰にでも・・・」
ティエリアに優しく接するロックオンを見て、そう感じたフェルト。
彼の優しさにより惹かれたと共に、自分に向けられた優しさが、
万人に対する物の1つにすぎないことを悟って、少し残念そうにしているのかも。
フェルトの心境は、ジャミルに恋するサラさんみたいな感覚なのでしょうか・・・?
・・・まぁ、間違っても「不愉快だわ!」とは言い出さないでしょうけどね。
世界の動き 「私は我慢弱い」
・・・一般的には駄目人間の象徴になりそうなフレーズですが、
これをグラハムさんが言うと、何故か前向きに捉えたくなるのは私だけ?
こういう点は、CB側だと刹那、・・・あ、もしかしたらコーラサワーも同様かも。
「ガンダム00でのエースパイロット=我慢弱い」ということでしょうか。
一方、トリニティ側には、セルゲイさん率いる部隊が接近中。
対応が後手になっている所を見ると、ヴェーダなしのCBが
いかに機能していないのかを実感できます・・・頼り切ってたんでしょうねぇ。
もっとも、王留美さんも薄情すぎますが。戦場か否かによる温度差なのかも。
戦いは防戦一方、結局はどうにかこうにか逃げることに成功しましたが。
ネーナへの攻撃を払いのけるミハエルに、ちょっと男らしさを感じたり・・・?
ガンダムは何のためにある? 「滅びゆくための存在ではない!」と声高に主張する刹那。
それに対し、いつにも増して乗り気のロックオン。
「CBに沈黙は許されない。・・・そうだろ、刹那?」
ヴェーダではなく、自分たちの意思で。むしろ、刹那の一声で。
世界はともかく、CB内の人間の意識が変り始めた瞬間でした。
非常に限られた範囲での変化、しかし、それは確かな前進なのかも・・・。
その際、アレルヤは1人(悪い意味で)いい子ちゃんでした・・・空しい・・・。
「あなたは愚かだ」
「どういう意味だ?」
刹那がまともになったので、その分ティエリアが電波少年になってました。
・・・あれだけ諭されても、やはりヴェーダが何よりも大事なんですかねぇ?
トリニティ、終焉の銀河へ・・・ 疲弊したトリニティの下に、サーシェスがやってきました。
「戦闘の意思はない」と主張しながら、いきなり引き金を・・・流石はサーシェス。
命尽きるミハエル。負傷するヨハン。戸惑うネーナ。容赦ないサーシェス。
トリニティの持っていた信念が正しかったか否かは・・判断が難しかったかも。
「世界のために」動いていても、一般人も平然と巻き添えにしてましたし。
結局、長兄のヨハンも倒れ、ネーナも絶体絶命。
そこに現れたのは刹那・・・ですが、勢い空しく、徐々に追い詰められ・・・。
・・・しかし、その頃、ヴェーダ内部では・・・
やはりこの人にラスボスは務まりませんでした ヴェーダを完全掌握することに成功した、アレハンドロ&リボンズ。
目の前に現れたのは・・・・そう、あの人。CBの創始者。
「イオリア・シュヘンベルグ」
冷凍状態で眠りにつくイオリア・シュヘンベルグを見るや、狂喜乱舞。
そして、アレハンドロさんは、ひたすら銃を乱発なさるのです・・・!
「世界は私のものだ!CBも私が引き継ぐ!あなたは用なし!!」みたいな。
まだ何も手に入れていないのに、1人で勝手に悦に浸ってしまいます。
・・・
・・・どう見ても小物です、本当にありがとうございました。
そして
キルトラップシステムトラップに引っかかり、貧乏くじを引いたのでした。
「真の平和を勝ち取るために。君たちの意思で、ガンダムと共に」
最悪の事態までも想定し、最後の手段を残しておいたCBの創設者。
結局は、アレハンドロこそが、最大のかませ犬だったということになりますね。
幸せの絶頂にいた沙慈が、急に奈落のどん底に叩き落されたように。
・・・今回は危ない表情をしてましたが・・・変な方向に覚醒しそうで・・・恐い。
ここで刹那達に「可能性をかけた」には、ヴェーダにも推し量れない何かが
あったのかもしれませんね。人が作った機械を越えるのは、やはり人だと。
そして、目覚めるのです。
「トランザムシステム」
刹那の記憶に残る伝説のガンダムを髣髴とさせる雰囲気。
赤いから「3倍なのか!?」といいたくもなりますが、それはまた別のお話。
これは名実共に、「俺がガンダムになれた」ということなんでしょうか?
・・・というか、このガンダム相手に、グラハムさんは戦う気ですか?
むしろ、ここまで異常に強いと、今後の展開が案外予測しづらそうですよ!?
・・・おお、意外と次回以降の展開が楽しみになってきたかもです。
人の意識が変り始め、ガンダムが変り、主要メンバーも絞られつつある。
世界が変わり始めるための下準備は、そろそろ整ってきた印象を受けますね。
メインヒロインのはずのマリナさんに関してのみ、扱いが酷すぎですが。
これまで点だけで描かれていた話が、徐々に実線を帯びてきました。
そこに刹那の描く「ガンダム像」とマリナさんの「平和への道」がどう結びつくか?
そんな次回の23話にも、割と期待しております。
トラックバック送信先ここには全てがあり、おそらく何もない様
GNアームズ・・・登場したばかりでも、既に影が薄い存在かもですね・・・。
AAA~悠久の風~様
沙慈少年は、もう帰ってこれそうにないですね・・・無駄に鬱なパートですね・・・。
蒼のごとく!様
ここ最近は、ティエリアは大人しい方がらしく見えてしまうのが恐いかもですね・・・。
ETERNAL様
今のティエリアは、良くも悪くも電波分も多めになってますしね・・・。
MAGI☆の日記様
サーシェスの一言一言が、軽い口調なのに・・・重い・・・。
気ままな道の先様
彼の実力は、相当なんて次元ではないのかもしれませんね。
朽葉流シ様
庇っただけで死んでしまったら、流石に危険すぎるアニメですしね・・・。
自由気侭に。様
個人的には、ガンダムに乗る展開にはなってほしくないかもです。
二次元空間様
細かいところへのツッコミが、むしと楽しいアニメなのかもしれませんね。
SeRa@らくblog様
あのかませ犬が世界を掌握・・・それはとても怪しい世界かもですね。
ゲーム&アニメ感想館様
1人だけ生き残ったので、そう簡単には死なないとは思いますが・・・。
日々“是”精進!様
この場合の復活が、何を指しているかによって評価もかわってくるのかも?
Free Time.様
赤色を全面に押し出していると、そう考えたくなるのも必然でしょうねぇ・・・。
ハルジオンデイズ様
人相だけだと、どうしても悪人に見えてしまう人でしたからね・・・。
Soul of Silver FoX様
エクシアも刹那も、少なくとも悪役っぽさはないですしね。
スポーツ&ネットウォッチングブログ様
それでもグラハムさんなら、グラハムさんならきっと何とかしてくれる!
続・たてまつやんの戦闘記様
何が狙いなのかが、ちょっとハッキリしない感じはあるかもですね・・・。
荒野の出来事様
ガンダムになりたい刹那の気持ちが少し理解できる神懸り的強さでしたね。
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人様
少なくとも、勢いだけなら本物という感じのするアニメかもですね。
soraの奇妙な冒険様
マリナさんが刹那に対して言った言葉・・・だったりするんですかねぇ?
翠蛇の沼様
本来の刹那は、空気をまったく読めないキャラではあるんですけどね・・・。
二次色ノート様
つまり、つぎはハイパーモードになる展開があるんですね!?
salty blog様
これまでは主役らしさがさなすぎましたし、流石にそろそろ・・・ねぇ?
翔太FACTORY+Face.Chat.Union様
やはり、名言ではなく迷言なんですねぇ・・・納得かもです。
別館ヒガシ日記様
句読点のなさは、展開の速さを証明しているのかも?
気ままな@ジパング様
機体だけでなく、パイロットも選ばれた存在なんでしょうね。
シュージローのマイルーム2号店様
大半の人が力に狂う世界・・・やだなぁ、ガンダム00の世界観・・・。
渡り鳥ロディ(旧ぎんいろ) 様
もっとも、リボンズさんに関しては、かませ犬とか言い切れないかもですが。
欲望の赴くままに…。様
世界が世界なだけに、最悪の事態も考えてなければならなかったんでしょうね。
PRINCESS-Noteξ青空だいあり~ξ様
あの少年の状況は恐いだけかもです。彼らしい結論が欲しいかもです。
腐麗蝶の柩様
それでも、中の人効果で1人だけは生き残れた・・・と。