1つにまとまった国連軍は、プトレマイオス・トリニティに攻撃を開始した。既にガンダムは鹵獲

対象ではなく、殲滅対象になっていた。セルゲイ率いる超武は、GNドライブ搭載のモビル

スーツジンクスで、トリニティの基地を急襲した。何とか危機を脱したものの基地を失い、GN粒子の残留量も少なくなり、追い詰められていった。


 またカティを指揮官とする国連軍には、パトリックやダリルも参加。ジンクスでプトレマイオスを

急襲した。応戦する刹那達ガンダムマイスターだが、ガンダムと同等の能力を持つジンクスの攻撃に次第に押し込まれ始めた。更にリボンズによりヴェーダがハッキングされ、ガンダムの

システムがダウンし、行動不能に陥った。しかしスメラギは、バックアップシステムに切り替えを

指示。エクシア・デュナメス・キュリオスの機能は回復した。ただヴァーチェだけは、切り替えを

受け付けず、機能は回復しなかった。そこに隙ありと察した、パトリックの刃が迫った。


 大ピンチのヴァーチェを救ったのは、身代わりになったロックオン。しかし代償は大きく利き目

を痛めていた。その後ラッセが運んで来た新兵器GNアームズの活躍により、危機を脱した

ソレスタルビーイング。早速次の準備の為、ラッセはGNアームズと強襲用コンテナとのドッキ

ングを完了させた。医師のモレノは、ロックオンの目を診断。「3週間は必要だ。一度カプセルに

入ったら出る事は出来ないからな。」という結果を伝えた。スメラギはロックオン不在という

不測の事態でも、刹那達にガンダムの整備を指示した。


 「おいおい治療は無しだいつ敵さんが来るか判らない俺とハロのコンビをなめなさんな。」

勝手に話を進めるスメラギ達に口を挟むロックオン。次の攻撃がいつなのか判らないのに、休んでいる訳にはいかず、利き目のハンデもハロとのコンビで乗り切ろうとしていた。しかも自分が

寝ていると、想像以上に繊細なティエリアが気にすると感じていた。(実際ティエリアは僕を

庇ってロックオンに傷を負わせてしまったと思い気にして涙までぽろり。優しくて繊細それがティエリアの本質だと思いました。)


 地球ではガンダム掃討作戦「フォーリンエンジェルス(堕ちた天使)」が発表された。中継を

観ていたグラハムは、あくまでも亡きハワードの為フラッグで戦いに挑む。その為に性能が劣る

フラッグをビリーが、急ピッチで改良をしていた。(我慢弱いって早く戦いたい気持ちはわかり

ますけどやっぱり来週ぐらいから登場した方が盛り上がりますって。)またセルゲイ達「超武」は、ロシアの人革連基地に待機。GNドライブの整備が終了した報告を受けると、トリニティへの

再攻撃を行うべく出発した。「今度は逃がさない!」ソーマは並々ならぬ決意を持っていた。


 その頃ガンダムの整備が完了した。「デュナメスはシステムごと換えないと駄目だな。」イアンからデュナメスは、使用不能であると報告があり、動けるガンダムは3機だけだ。フェルトは、

ロックオンの事が気になり探していると、ティエリアに話し掛ける姿を目撃。思わず隠れて

話を立ち聞きした。「らしくねえなあ。いつもの様に不遜な様子(相手に対してへりくだって

居ない様子)で居ろよ。」気にするなと励ますロックオン。しかしヴェーダとの直接リンクが出来なくなり、自分の存在意義を失ったティエリア。「僕はマイスターに相応しくない!」とロックオンに言った。(ティエリアは人間じゃないからヴェーダとのリンクが可能なんです。)


 「相応しくないか、いいじゃねえか。単にリンクが出来なくなっただけだ。」ティエリアの言葉を

聞いても、ただリンク出来なくなっただけだと主張するロックオン。しかしヴェーダとティエリアは

切っても切り離せない関係。何者かに掌握されたヴェーダ無しで、戦争根絶の計画は不可能

だとティエリアは考え、心境はネガティブなままだ。(ここでも神谷さん絶望してます。)「出来るだろう戦争根絶の為に戦うんだガンダムに乗ってな四の五の言わずやればいいんだよ。」

ガンダムマイスターとして、戦争根絶を実現する為に、戦い続け可能にすればいいと主張する

ロックオン。がむしゃらに戦う刹那を見習うべきだとアドバイスした。(ガンダムマイスター全員が俺がガンダムだ!」になっちゃうのですかでも兄貴の言葉はすごく心に響きます。)「ロック

オン悪かった。」励ましてくれたロックオンに謝罪するティエリア。完璧主義者だったが、少し

ずつ人間らしさを身に付けて行くのだった。(フェルトちゃんはロックオンの態度にちょっと

がっかりしました誰にでも優しいって。)


 基地を失ったトリニティは、スローネガンダムのGN粒子が残り少なくなり、移動しながらの

生活を余儀なくされ、ミハエルとネーナは思わず食べ物に愚痴をこぼした。ヨハンは全面協力を

約束した留美に連絡。「機体ごと我々を宇宙に上げて欲しい!」と要望した。「少し遅かった

ようですわ。既に国連軍の部隊が、そちらに向かっています。」留美は超武が、トリニティに

向けて進軍している事を告げ、不可能だと返答した。慌ててスローネガンダムを起動させるが

間髪入れずに、超武のジンクス部隊に見つかり、迎撃フォーメーションを取り始めた。


 GN粒子が少ない不利な状況での戦い。にも拘らずミハエルとネーナは先を考えず、積極的に

攻撃を仕掛けた。しかし円状にまとまったフォーメーションで応戦され、ファングも破壊されて

しまった。「数が多いからって!」業を煮やしたネーナが前に出た。しかし策の無い稚拙な攻撃だと見切ったソーマにより、手痛いダメージを受けた。その場はミハエルがフォローし、何とか

脱出したトリニティ。もうスローネガンダムの命運は尽きようとしていた。(沙慈が黒くなって

ます目がやばいですマリナ様は刹那のガンダムじゃなくてほっとしたら駄目ですよ

アレハンドロにとってトリニティも単なる駒なんだか今思えば噛ませ犬だったのか。)


 トリニティが国連軍に攻撃された映像は、プトレマイオスでも公開された。世界がガンダム

殲滅で1つにまとまっている印象を強めたスメラギ。アレルヤはティエリアも「滅び行く運命」

「イオリアの計画」などネガティブな意見を言った。「何の為にガンダムはある。戦争を根絶する

機体がガンダムのはずだ。トリニティは、世界に戦火を広げ、国連軍まで現れた。これがガン

ダムのする事なのか?」刹那はあくまでも戦争根絶の目的を達成するのが、ガンダムだと当初

からの主張を崩さない。しかも「ソレスタルビーイングに沈黙は許されない。」国連軍とトリニティの戦いを「紛争」という名目で、武力加入すべきだと主張したロックオン。あくまでのソレスタル

ビーイングの理念を貫き通そうとした。同調した刹那は、地球には自分1人でも行く事を宣言。そしてラッセもGNアームズとドッキングした強襲用コンテナに乗り、自分も刹那と一緒に行動

すると発言した。スメラギは心意気に心動かされ、ミッションプランを渡し、2人は地球に向けて

発進した。(刹那の探す答えが地球で見つかると良いですけど。)


 その頃何とか超武の攻撃をかわし撤退したトリニティは、大西洋上の島に着陸した。スローネ

ドライのGNドライブが破壊され、危機的状況に陥り何とか留美に連絡を取ろうとしていた瞬間

赤いイナクトが近づいて来た。パイロットはアリー・アル・サーシェス。ヨハンはネーナにスローネ

ドライで待機を命じ、不測の事態に備えた。「俺はアリー・アル・サーシェス。ご覧の通りの

傭兵だ。スポンサーからあんたらを助けて欲しいって、リクエストがあってなあ。」自己紹介を

して、援助する話を切り出したアリー。そのスポンサーがラグナだと気が付いたヨハンだったが、

アリーが殺した事を告げ、いきなり発砲。銃弾を受けたミハエルは即死した。怒ったヨハンは

銃を向けたが、百戦錬磨のアリーには通用せず「早く機体に乗ったらどうだ。」と情を掛け

られ、ヨハンは傷つきながらもスローネアインに乗った。


 しかし事態は予想しない事態になった。スローネツヴァイを奪ったアリーは、ヨハンに襲い

掛かった。ミハエルしか動かせないはずだったが、ヴェーダがハッキングされ、アリーでも操縦出来る様にデータが書き換えられていたのだ。(アレハンドロの仕業!)ガンダムを手に入れた

アリーの実力は、ヨハンを凌駕。あっという間にスローネアインを撃破し、ネーナの目の前で

無残にも命を散らしてしまった。そして次のターゲットをスローネドライに定め、強烈な蹴りを

入れるスローネツヴァイ。絶体絶命の危機に瀕したネーナの前に、地球に降り立ったエクシアが

現れた。(アリーにガンダムってまさに鬼に金棒です。)


 月ではリボンズがヴェーダのレベル7までハッキングを完了させ、ついにイオリアが眠る

コールドスリープが現れた。抑止力としてのソレスタルビーイングの設立。それによる世界の

変革を望んだイオリア。しかしアレハンドロはソレスタルビーイングを手に入れ、世界を支配

しようと企み、イオリアに銃口を向け、悪意に満ちた弾丸を発射した。


 始末したと思った瞬間イオリアの映像が姿を現した。自分の望んだ平和な世界にならず、悪意を持った人間がおろかな戦いを続けている状況に備え、予め用意していたトラップ。「私は人類を信じ力を託してみようと思う世界は人類は変わらなければならないのだ。」戦いが続く

中で、世界を平和に導く力を与えるイオリア。その力こそエクシアの新たなるシステム。その名

はトランザム。苦戦を強いられていた刹那は、息を吹き返し赤く光るエクシアは、圧倒的な

スピードでスローネアインの背後を取り強烈な一撃を見舞い、アリーを撤退に追い込んだ。


 GNドライブを持つ者達が、自分の意思を継ぐかどうかわからない。それでも真の平和を

実現する為、GNドライブに新たな力を注ぎ込んだイオリア。果たして彼の願いである戦争

根絶への道は開くのか?それともガンダムは、悪の象徴として国連軍に討ち果たされるのか?

私はアリーとアレハンドロが悪意の象徴の様に描かれているのは判りやすいと思いました。