『ハドソン川の奇跡』 イーストウッド遂に乗り出す

ハドソン川の奇跡 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray] 【ネタバレ注意】

 なるほど、物議をかもす映画である。

 ワーナー・ブラザースの重役は、『ハドソン川の奇跡』をいつ封切るべきか思い悩んだという。旅客機がマンハッタンの摩天楼に激突して大参事になるかもしれない、そんな映画をよりにもよって9.11――4機の旅客機が建物に突入したアメリカ同時多発テロ事件――の15周年にぶつけたら客足に悪い影響があるかもしれない。そう心配するのはとうぜんのことだろう。
 それでも本作は最終的に2016年9月9日、すなわち9月11日の追悼式典のわずか2日前に公開された。「これは希望の物語であり、職務を遂行した現実のヒーローを描いた作品だから」とワーナー・ブラザースのジェフ・ゴールドスタインは語る。「心配には及ばないさ、と話し合ったんだ。」

 事実、『ハドソン川の奇跡』の客足は好調だ。この映画の素晴らしさを前にして、9.11との連想から否定的に評する人はまずいないだろう。
 本作はとてもシンプルで上品だ。旅客機がハドソン川に不時着するという大事件を扱いながら、うろたえる人や感情的になる人がほとんど出てこない。怒号も響かなければ、泣き叫ぶ声も聞かれない。心情を吐露する冗舌な台詞もまるでない。96分という短い時間の中で、機長の秘めたる葛藤と事故の顛末を淡々と描くだけだ。そして、ハッピーエンドであることは誰もが知っているにもかかわらず、それでも多くの人の働きと冷静な対処により事態が収拾される様子には感動せずにいられない。
 さすがクリント・イーストウッド監督、と云うしかない、大人の映画だ。

 だが、素晴らしい映画でも好評ばかりとは限らない。本作が実話を扱っているだけに、その描き方、特に正確さには多様な意見が寄せられる。
 本作が問題とされたのは、国家運輸安全委員会(NTSB)による事故調査の描写だった。NTSBの調査は、事故の事実関係を明らかにし、再発防止に活かすためのものだ。しかし本作ではまるでNTSBがチェズレイ・"サリー"・サレンバーガー機長を吊し上げ、事故を機長のせいにしようとしたように見える。NTSBは、空港に帰れたはずの旅客機を機長が川に墜落させたと迫ったのだ。コンピューターの計算によれば川に不時着しなくても空港まで引き返せたことを示し、シミュレーション装置の再現テストでも空港まで無事に引き返せたはずであることを突き付けて、NTSBの調査員は機長を精神的に追い詰める。

 ここにNTSB関係者らから非難の声が上がった。「我々はKGBでもなければゲシュタポでもない。」
 NTSBは検察ではないから個人に責任を追わせたりしないのに、これではまるで主人公をいじめる敵役だ。機長がヒーローである以上、観客に印象づくのは政府機関の愚かさだ。
 イーストウッドはリバタリアンだから政府を無能に描くのだ、という非難まで飛び出した。リバタリアンとは、ざっくり云えば個人の自由を重視し、政府の干渉を警戒する人のことである。

 たしかに本作のNTSBの描き方は適切とはいえない。本作のアドバイザーを務めたサレンバーガー元機長は、NTSBは検察ではないし、検察のように描くのは公平ではないと指摘したそうだ。

 本作を作るに当たって実物の旅客機を購入し、実際に使用された救助ボートを使い、オペレーターや救助チームやボランティアに至るまで本物の関係者を集めて自分を演じてもらったほどリアルな再現にこだわったイーストウッド監督が、なぜNTSBに関してはすぐに非難されるような描き方をしたのだろうか。

 「脚本を読むまでは、事故調査委員会がサレンバーガー機長の落ち度にしようとしていたことは知らなかった。彼らは強引に機長に誤りを認めさせようとしたんだ。」とイーストウッドは宣伝用ビデオで述べている。
 この言葉からすると、イーストウッドが作品に関わる前にはもうNTSBがサレンバーガー機長を責める構図ができていたのだろう。離陸してから不時着までたったの6分しかないフライトを長編映画に仕立てるには、そういう飾り付けが求められたのかもしれない。
 だが、先に述べたように、イーストウッド監督は事故を徹底してリアルに再現することを狙ったのだから、NTSBの関係者も納得するようなトーンに変えることもできたはずだ。イーストウッドは監督だけでなくプロデューサーでもあったので、意に沿わない脚本のまま撮り続ける必要はなかったはずだ。

 つまりイーストウッドは、NTSBがサレンバーガー機長の40年ものパイロット歴を無視して責め立てても、機長が負けずにみずからの正しさを主張する映画を撮りたかったに違いないのだ。そこに撮るべき意義を感じたから監督を引き受け、映画を完成させたはずなのだ。イーストウッドは脚本が描いた構図に納得し、変える必要を感じなかった。だから宣伝用ビデオでも堂々と前述のように発言したのだろう。

 リバタリアンだから?
 それもあるかもしれない。「放っといてくれ」を信条とするイーストウッドにとって、個人の生活に関わってくる政府は警戒すべき相手であり、余計なことをする"敵"なのかもしれない。

 しかし、それだけではあるまい。本作では組合がサレンバーガー機長を支援する姿も描かれる。単純に「国家対個人」という対立の図式ではない。
 では、イーストウッドは本作を通して何と戦ったのだろうか。


機長、究極の決断 (静山社文庫) ここで私は、二本の野球映画を思い出さずにはいられない。ブラッド・ピットが制作・主演した『マネーボール』と、クリント・イーストウッドが制作・主演した『人生の特等席』だ。『マネーボール』の一年後に公開された『人生の特等席』は、まるで『マネーボール』に戦いを挑むように、ことごとく『マネーボール』とは反対のことを主張した映画だった。

 実話に基づく『マネーボール』は、コンピューターを駆使して統計分析を行い、経験と勘に頼った球団運営ではできない偉業を成し遂げていく映画だった。特に経験豊富なスカウトの目利きを否定し、数字だけで判断することの重要性を強調した。

 一方、『人生の特等席』は経験豊富なスカウトを主人公にして、コンピューターの前に座って数字をいじるばかりの連中をこき下ろす映画だった。現場に立会いもせずに、室内でいくらデータを分析したってろくな結論は出やしない。熟達した人間の経験と勘に勝るものはないのだ、そう主張する作品だ。
 登場人物の人間関係から、一つ一つのエピソードまで、両作は面白いように正反対の内容になっている。詳しい比較については以前の記事「『人生の特等席』 なぜイーストウッドが監督しないのか?」をお読みいただきたい。

 イーストウッドが制作・主演した『人生の特等席』の大きな特徴、それはイーストウッドが監督ではないことだ。
 ブラッド・ピットの映画とはわけが違う。役者だけでなくプロデューサーとしても優れた実績のあるブラッド・ピットだが、監督業には手を出していない。だから彼には制作と主演のみの映画がたくさんある。
 ところが、アカデミー賞の監督賞を二度も受賞したクリント・イーストウッドは、もはや俳優業そっちのけで監督業にいそしんでいる。そんなイーストウッドが他人の監督作に出演するのは、実に20年ぶりのことだった。制作を買って出るだけでなく、主役まで引き受ける。それほど『人生の特等席』の実現には力を入れたのに、監督は務めていない。

 その理由として考えられることも以前の記事で書いておいたが、ひらたく云えば、『人生の特等席』の脚本はイーストウッドの監督歴に加えたいものではなかったのだろう。面白いとは思ったのだろうが、近年しみじみとした味わい深い作品を発表しているイーストウッド監督にとって、野球一筋の頑固おやじがインテリぶった奴らの鼻を明かす痛快作は監督として食指が動く題材ではなかったのだ。だから監督は他人に譲ったのだろう。

 とはいえ、マーケットリサーチの分析結果にしたがって映画公開の有無が決められる米国にあって、「自分の勘で作品を選ぶ」と云い切るクリント・イーストウッドは、『人生の特等席』の主張するところ――コンピューターを駆使した分析なんかに、人間の経験と能力を否定されてたまるものか――には大いに共感していたはずだ。
 そして、その主張が盛り込まれた上に、監督としても食指が動く題材があったなら、これは撮らずにいられないはずだ。

 それが『ハドソン川の奇跡』だ。米国の一面を象徴する実話であり、後世まで語り継がれるべき重大事であり、政府とか組織ではなくあくまで個々人の行動を問う物語。ここにはイーストウッドが好みそうな要素がいくつもある。

 申し訳ないことにNTSBには敵役になってもらったが、イーストウッドに彼らを悪く描く意図はなかったのではないかと思う。NTSBのメンバーはコンピューターの分析を鵜呑みにし、データや分析結果に踊らされる人々――リサーチ結果にしたがって映画公開を判断をしてしまう映画会社をはじめ、人間の経験や直感よりもデータと分析を信奉する人々――つまり多くの現代人を代表させたに過ぎないのだろう。

 だから、事故のディテールをとことんまでリアルに再現しても、脚本の構図は変えなかった。
 それは、NTSB対サレンバーガー機長ではない。国家対個人でもない。長年にわたる経験の重さや人と人との結びつきを大切にしようという思いと、それらを切り捨て、表面的な数字だけでこと足れりとする風潮との戦いなのだ。
 劇中、サレンバーガー機長が40年に及ぶ自身の操縦経験と豊富な知見を説明したのに、NTSBの調査官が遮って云い放つ場面がある。あなたの経験も過去の事例も関係ない、今回の墜落だけを調べているのだと。こういう態度を、おそらくイーストウッドは許せないのだ。こういう風潮に歯止めをかけたいのだ。それを端的に描ける題材が、USエアウェイズ1549便不時着水事故だったのだろう。

 ただし、本作は『人生の特等席』とは違う。データ分析に振り回される輩を笑いものにして勝利を味わうような真似はしない。イーストウッドは冷静だ。

 結果的にNTSBの考えは間違っており、サレンバーガー機長が正しいことが立証されるが、NTSBの判断を間違えさせたのはパラメーターの欠如だった。咄嗟の事故における人間の行動に対する洞察が欠けており、それがシミュレーションを誤らせたのだ。
 パラメーターを充分に整えれば正確なシミュレーションはできるはずであり、必要なパラメーターを指摘できるのは経験豊富な人間だ。サレンバーガー機長の冷静な指摘は、その可能性を感じさせる。
 コンピューターや分析手法の登場は、経験豊富な人間に退場を迫るのではなく、熟練者に敬意を払い、補完し合うことで、より安全な、より適切な仕事ができるはずだ。最後にNTSBから発せられるパイロットへの称賛の言葉には、そんな気持ちが込められているのではないかと私は思う。

 それが実現すれば、奇跡と思われたことも当たり前のようになっていくかもしれない。


ハドソン川の奇跡 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]ハドソン川の奇跡』  [は行]
監督・制作/クリント・イーストウッド
出演/トム・ハンクス アーロン・エッカート ローラ・リニー アンナ・ガン オータム・リーサー ホルト・マッキャラニー マイク・オマリー
日本公開/2016年9月24日
ジャンル/[ドラマ]
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【theme : アメリカ映画
【genre : 映画

tag : クリント・イーストウッドトム・ハンクスアーロン・エッカートローラ・リニーアンナ・ガンオータム・リーサーホルト・マッキャラニーマイク・オマリー

⇒comment

No title

映画内ではバード・ストライクによるエンジン破損と言う事になっていますが、私が得た情報によると「うしおととら」に出てきた空の妖怪「衾」の襲撃にやられた、との事です。NTSBも機長も妖怪の存在を公にはできないから、意見を調節するのに時間が掛かったみたいです(嘘八百)。

Re: No title

ふじき78さん、こんにちは。
てっきり火山怪鳥バードンに襲われたのかと思いました。ウルトラマンタロウとゾフィーを倒した凄い奴。

No title

溜飲を下げることではなく、間違いを素直に認めた委員会の面々という演出に、むやみに敗者を作らないという制作側の賢さが見えた、と思いました。でも、委員会がわが相当ねばったのも少し可笑しさを感じました。当時の人たち、リアルな機体、だから映画がリアルに見えたのですねえ。
また機長が生身の人間であること(引退後を見越しての会社業など)もちゃんと描いてくれたことは、この映画への信頼感を増したと思います。気に入った映画になりました。

No title

こんばんは。
最後のボイスレコーダーをみんなで聞く場面、機長が聴き終えて廊下に副機長と出たシーン。
自分のしたことに絶対の自信を持っていた機長だって、調査の途中で自分の判断が本当に正しかったのか、揺らいでいましたね。
それがあのボイスレコーダーを聞いて、自分と副機長の判断を追体験して、そして納得する。
なんだか機長と一緒に緊張し、揺らいでいたせいか、ここで涙が出てきました。

>人間の経験や直感よりもデータと分析を信奉する人々――つまり多くの現代人

私は大きな病気をした後なのですが、大病院の治療法はとことんエピデンス、つまり治験の数字で決まります。正直、医師の勘とか必要ないのでは?と思うこともあります。
でも医療は仕方ない面がありますが、映画のような人の心に訴える制作物もデータや数字で決めるなんて、クリント爺さんじゃなくても、そんな風潮は変ですよ!

Re: No title

魚虎555さん、こんにちは。

機長が生身の人間であることは、大切な点ですね。
『人生の特等席』の記事でも紹介しましたが、押井守氏は「迷わない人」と組んではいけないとおっしゃっています。自分の経験や直感を過信するような人間は信用ならないということですね。もちろんデータと分析を過信するのもダメ。
その点、本作は機長が旅客機の墜落を思い浮かべてしまうところからはじまるので、機長はずっと自分の判断が最善だったのか思い悩んでいたのだと思います。あのときの判断としてはあれしかないと考えつつも、判断のタイミングがずれていたら、あるいは別の選択をしていたらどうなっていただろうかと気に病んでいたのでしょう。

現実に機長は英雄扱いされたのですが、もしも映画が機長を英雄視して、絶対的なヒーローのように描いていたら、そうとう鼻白んだろうと思います。

Re: No title

mi~yaさん、こんにちは。
大病されたとのこと、たいへんでしたね。どうぞご自愛ください。

治療法を検討する際にエビデンスは重要ですね。
充分なエビデンスがない治療法は単なる実験、いや博打でしかありませんからね。

『マネーボール』の記事に書いたように、私は経験や直感よりもデータや分析のほうが大事だと考えています。治療法の検討のような問題だけでなく、映画の企画や公開を決めるのも数字の積み重ねがあってしかるべきだと思います。趣味で作る自主映画ならともかく、億単位の金(ハリウッドでは数十億単位の金)を投入するのですから、「勘が外れました」じゃ済みませんからね。しっかり回収して、分配して、次の仕事に繋げなければ、みんなハッピーになれません。

ただ、「データと分析」と「経験と直感」は、必ずしも相反するものではないとも思います。
経験を積むのは人生を通じてデータを蓄積することですし、直感とは論理的思考を繰り返すうちに最短距離で結論を出せるようになることでしょう。本作の機長が経験に基づく直感でもって何をすべきか判断できたのも、40年のパイロット歴で蓄積した情報を脳内で素早く検索し、すぐに最適解を導き出せたからだと思います。

問題は、一人の人間が経験できることに限りがあったり、直感が適用できる範囲が明確ではなかったりすることですね。たいした経験でもないのに本人は豊かな経験だと思い込んでいたり、直感任せで筋違いの状況に臨んでしまうのはとても危険です。

本作で機長が悩み続ける姿は、経験と直感を過信することへの戒めでもあるのでしょう。

No title

ご指摘の過去記事を読んで、「マネーボール」のDVDを久しぶりにかけています。サリー機長が下す判断は的確でも心の揺れが残るところ、私は結構好きだったりします(現実的だから)。あとその手の人は例外なく謙虚ですね。分析と経験の強みと限界を知るからこそ、謙虚になるということかと。

Re: No title

魚虎555さん、こんにちは。
観客が機長に好感を抱くのは、まさしく謙虚だからでしょう。副機長の強気な言動との微妙な差が、機長の人間性をいっそう浮き彫りにしますね。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざを、忘れないようにしたいものです。
Secret

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