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「ザ・シークレット」 の秘密を 習慣にする秘訣 10
“The Secret”
<人生の秘密>
「あなたが幸せに従ってゆけば、宇宙は今まで壁しかなかった場所に、扉を開いてくれるでしょう」
ジョセフ ・ キャンベル (1904~1987)
P287
かのジョージ・ルーカスに多大な影響を与え、『スターウォーズ』 シリーズにおける膨大な数のキャラクター群や、緻密きわまりないストーリーなどを設定する際に、その思想的バック・リソースを提供したという 伝説的な神話学者の言葉である。
知る人ぞ知るキャンベル翁の神話学においては
準備のできていない者に対して 扉は開かれない
という汎地球的鉄則が説かれているが、彼が上のような言葉をも残していたことは、寡聞ながら、私は初めて知った。
とても興味深いことだ。
「幸せに従ってゆ」 くことが冒険への 「準備」 であり、そうすることによって初めて 成功への扉が開かれる というのである……。
幸せへの近道はこちら
第
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9-2 ・
9-3 章
“The Secret” の秘密を
習慣にする秘訣 chapter10 (最終回)
キャンベル博士がその83年の生涯をかけて探究したのは -
神を喪って久しい現代に神話を取り戻す
……ということだったのだが、
まあ、それは さて置き……
第9章 (3) 解説記事の最後に、「自分自身を愛するための心構え」 として次の5つを挙げた -
1. 自分を他人と比較しない
2. こうなるべくしてなっているのだ、と開き直る
3. 変えられる部分と変えられない部分があるということを認識する
4. それでも 絶えず変化していることを自覚する
5. そんな自分自身を、放任して、見るようにする
これらの “秘訣” は、いまだ自分を愛せるようになれない私自身への戒めとして、まるで心の底から醸し出すように 辛うじて文章化した、ということをまず白状しておかなければならない。
上の記事を書いてから20日間が経過したわけだが、ようやくのこと、少しずつ 「開き直る」 ことに慣れていき、自分は変われない (変わるつもりもない) ということをも遂に受け入れて、なんとか絶望と友達になれたような気がする。
絶望、すなわち 《変わる》 という目標に到達する望みの喪失……。
ところで、画家である私は、あらゆる芸術作品はその時点における作家自身の鏡である、ということを承知している。 そこで、1枚の絵を描くことにした。
たとえ自分自身は変われなくとも、作品が僅かでも変化するならば、それは希望の象徴となるのではないか、と考えたのだ。
〔…………………〕
客観的に評価すると (作品の良し悪しはともかくとして)、たしかに変わったと言えるだろう。
ここ半年間というもの、しきりと顕れてくるモチーフである炎 〔例えば これ や これ〕 が、かつてなく躍動的 かつ集約的であることに気づく。
もしかしたら次のステージへ行けるのでは?
という仄かな希望を見出すことができた。
とにかく、私はこの作品が気に入っている。
今はそれで充分だと思う。
今回は極めて個人的な内容になってしまい、「秘訣」 どころではないことをお詫びしたい。
ただ、自らの否定的側面を変えていく上で、間接的なアプローチもあり なのではないか……?
その一具体例としてお読みいただき、それぞれの分野・それぞれの日常生活で応用してもらえたなら、この上なき幸いである。
最後に、本著 『ザ・シークレット』 への登場者たちの一人 リーサ・ニコルズの言葉を引用しておこう………
「あなたは人生の分岐点に来ています。その理由は 『あなたは幸せになっていいのですよ』 という囁きがあなたの中から聞こえているからです。あなたはこの世に何かをするために生まれてきました。何か価値を与えるために生まれてきたのです。ただ、昨日より、少し大きく、少し良くなること、ただ、それだけで良いのです」
P291
2010. 06. 19 了
幸せになるための第一歩
●サイコ・サイバネティクスで
あなたの才能と成功力を解放する
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