ハサミ男

殊能将之著 ハサミ男
2日半ぐらいで読了。
ミステリー小説って久々に読んだかもしれない。
~あらすじ~
殺害した美少女の首にハサミを突き立てるのが特徴のシリアルキラー「ハサミ男」。
3人目の獲物をストーキングして、いよいよ殺したろか!と思ったその時!
なんと別の人間に殺害を先取りされてしまった。
しかも自分の手法を真似たのか、死体の首にはハサミが…。
パクったのはどこのどいつだ!
俺が書くとなんという乱暴なあらすじ!
ちゃんとしたあらすじが読みたい方は、Amazonでドーゾー。
この小説にはあるトリックが仕掛けられているという事で、
大通りのさわや書店のポップにも
「詳しくは言えませんが あなたは既に騙されています…」
などと意味深に書いてありました。
余談ですが、あまりにもキャッチーなポップを作られると、
ポップにホイホイされて買おうと思ったと思われるのがイヤで、
恥ずかしくてそのままレジに持っていけないんだよ
俺みたいな小心者の天の邪鬼は!
だからAmazonで買った!さわや書店ごめんなさい!
んで肝心のこの小説のトリックについてですが、
読んでみて… ははあ、なるへそ、そういう事か。
腑に落ちるないような、納得できるような。
終盤のどんでん返しを期待せずとも、
さくさくと読める端正な文体がイイ。
ハサミ男と警察の攻防も、手に汗握る展開や。
何と言ってもシリアルキラー本人が主人公という事で、
病的な内面、偏執さなんかが一人称で語られるのも面白いっすな!
映画にもなってるので今度観よう。
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