【速報版】 2日の共謀罪の審議・採決は民主党欠席で、見送りか?
2006年 06月 02日
1日に与党が共謀罪・民主党案を丸呑みを申し出たことに関する記事は、↓をクリック
してご覧下さい。
「共謀罪・・・政府与党は、そこまでエゲツナイことをして、サミット土産を作りたいのか?!」
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おそらく2日の衆院法務委員会で、共謀罪創設などを含む組織犯罪処罰法改正案に関する
審議、採決の行方が気になっている方も少なくないと思う。
そこで、この記事は【速報版】として、私がTVやニュースどの他から得た情報などを
中心にアップしてみたい。
(夕刻から仕事で外出予定なのだが)時間が許す限り、わかったことから、順次、継ぎ
足す形でアップして行きたいと考えている。
<尚、中には、伝聞情報や不確定のものも含まれるので、ご承知おき頂きたい。>
本日の衆院・法務委員会は午後1時から開かれる予定になっている。
しかし、午後3時現在、議場には与党議員の一部がパラパラと座って待っている
ような状況で、審議は始まっていない。
民主党は、本日の審議、採決には欠席をする方針を示しているので、このまま
委員会が開かれず、審議・採決は行なわれない可能性が高い。
<つづきは ↓More をクリック>
3時現在、ネットのニュース・サイトを見たところ、新聞社や通信社が次々と「民主党が
採決に応じない方針」「2日の採決は見送り」「共謀罪は継続審議に」などの趣旨の記事を
出しており、本日の委員会での採決は行なわれない公算がかなり強まったと考えていい
かも知れないと思う。
4時現在、まだ法務委員会の議場には、まばらに人が残っているが、審議が始まる様子
は見られず、このままで終わりそうな感じである。
民主党は午前中に開かれた法務委員会の理事会で、「政府&与党が、民主党案では国連
条約は批准できないと公言し、当初からあとで修正する予定で丸呑み(民主党案に賛成)
することを考えているのであれば、民主党は審議や採決には応じられない」と通告した
という。
<後述の麻生外務大臣の発言が、ファイン・プレーになった感がある。>
民主党・鳩山幹事長は「もしあとで修正するつもりで民主党案に賛成するなら、偽装
丸呑みだ」と発言。それでは、採決に応じられない旨の見解を示した。<TVで目撃>
小沢代表も、前日に「こんな法案を通しても一銭の得にもならない」と言って
おり、今朝も審議、採決に応じない方向を確認したようだ。
現段階では、民主党の(法務)委員は、委員会に欠席する方針でいるようだ。
与党の国対幹部は、「民主党が欠席したまま、法務委員会を開いて審議、採決
するのは望ましくない」との意見で一致したという。
<自民党・細田国対委員長も同様のコメントを出している。>
公明党・東国対委員長は、「民主党が協力してくれないとすれば、継続審議に
にするしかないだろう」との見解を示した。
小泉首相は2日、首相官邸で記者団に「執行部に任せている」と述べるにとどめた。
<たぶん小泉氏はこの件にはほとんど(or全く)興味がないので、「執行部がやりたいと思う
なら(うまく行くようなら)やれば?」という感じだったのではないかと察する。>
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今回の共謀罪(組織~法改正)の丸呑み採決の方針に関して、自民党内でもかなり
意見が割れているようだ。
おそらく、国対幹部と法務省側が「ともかく共謀罪成立」を考えて、苦肉の策として
この方針を打ち出し、1日に民主党側に伝えたものの、政府(閣僚)や自民党議員の
中には「何を考えてるんだ?」と思った者が少なくないのではないかと考える。
麻生外務大臣は、朝9時半、記者の質問に答え「民主党案では、国連条約に批准でき
ない」と明言した。<TV映像で確認>
「民主党案のままだった場合、十分条件を満たしていないので国際条約の批准はできない」
と指摘。
理由に関しては「主要8カ国の中で日本だけが(批准条件が)合ってない」と説明。民主党案
に沿って政府原案が修正された場合、批准に向けて同法案の「再修正」を求めていく考えを
示した。<日経2日>
杉浦法務大臣は、午前中、記者の質問に答え「執行部の判断だ。(民主党案でも)
実務の面では不都合はない」と発言していた。<TV映像で確認>
また自民党内では、加藤紘一議員が「(法案成立を)急いでいるからと言って、丸呑み
をするというのはいかがなものか」と批判のコメントを出していたようだ。
その他にも、「国対が強引に運び過ぎている」「(このようなことをして、与党案では
強行採決しにくくなったので)却って、継続審議にするしかなくなったのでは?」などの
声が挙がっているという。
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麻生外務大臣がどのような意図で、朝イチからこのような発言をしたのかわからない
が、これが民主党にとっては「ファインプレー」になってくれた。
これで単なる伝聞やメディアの記事の情報だけではなく、政府が民主党案にそのまま
賛同していないということが、明らかになったからだ。
民主党は、とりあえず午前中の法務部会で、最終的に提出する修正案を準備していた
が、この麻生外務大臣の発言を受ける形で、理事会に「これでは審議、採決はできない」
という通告を行なうことに決めたようだ。<審議&採決拒否をしやすくしてくれた。>
どうも、この民主党丸呑み案を考えたのは、細田国対委員長で(保坂議員のHPによると
自ら「ウルトラH」と名づけたとか ーー;> 、そこに何とかサミット前成立をとマジで考えて
いた杉浦法務大臣やその関係者が、乗っかる形で話が進められたのではないかと思われる。
細田氏が民主党の渡部国対委員長とも話して、うまくコトを進めようとしたが、外務省から
かなりの反発が来たようだ。
自民執行部が外務省に、民主党案で条約批准できるかどうか調べて欲しいと依頼した
ようなのだが、当初から「民主党案では国連条約違反になる」「条約の一部留保は不可能」
と突っぱねて来た外務省がこれに反発。<委員会に出て来ていた外務省の参事官とかも
態度が悪かったからな~。絶対イヤだと言ったに違いない?!>
そこで、「とりあえず民主党案を通しておいて、今秋の臨時国会で、このままじゃ国連条約に
批准できないと言って、修正してしまえばいい」と外務省を説得したのだが、これが、民主党
側に伝わったようだ。
<私はひそかに外務省or自民党幹部の誰かがリークしたのでは、と思ったりもしている。
自民党の中には、野党案丸呑みなんてみっともないと思う人も少なくないだろうし、外務省も
プライドが高そうだし、G8諸国(アメリカ含む)の目もあるし~。>
2日、朝イチで麻生外務大臣が、わざわざ「民主党案では国連条約を批准できない」とカメラ
の前で語ったのも、外務省の意向を受けてのことではないかと思う。
<麻生くんは相変わらず、自信あり気に薄笑いを浮かべて「あんな法案(民主党案)を通そう
と考える方がおかしい」というような感じにも見えた。>
他方、民主丸呑み案を仕掛けた細田国対委員長や、それに乗っかった杉浦法務大臣は
表情がさえず、「折角、サミット前に法案成立させる手立てを考えたのに、身内に潰されて
しまい残念」というような感じにも見えた。
結局、彼らの勇み足だったってことなのかな?(・・)
それでこんなに大騒ぎさせないで、欲しいんだけど~。(ーー゛)
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その他のコメント・動きなど・・・
民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日午前、今国会での採決について「基本的には無理だ」と
記者団に語った。
渡部恒三国会対策委員長も同日午前の国対役員会で「話し合いに応じることは出来ない」と
して、2日の委員会審議には慎重に対応するよう、衆院法務委員会の平岡秀夫・民主党筆頭
理事に指示した。
平岡氏は「批准はダメだと言われたら、採決の前提を欠く状況だ。『政府として努力する』というのが(採決の)前提だ」と話した。
荒井聰国対委員長代理も同日の記者会見で今国会中の見通しを問われ、「今後の話し合い
だけど、私の気持ちではぷっつり切れた」と不快感を示した。 <朝日新聞2日>
小沢一郎代表は社民党の福島瑞穂党首と電話で協議し、「(衆院法務委などの)現場は
カッカしている。『もっとカッカして頑張れ』と言ってある」と説明し、政府・与党との対決姿勢を
強調した。<産経新聞2日>
小沢代表は「どうせ与党は自分たちだけで採決する度胸はないだろう」と言ったとの話が
伝わって来た。思い切って委員会は欠席してしまっても大丈夫だろう、ということだった
らしい。<あくまで伝聞>
つづく
THANKS
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ここに来る様な方には、良かったのでしょうが・・・・・。
野党やるための野党するならいらないなと思いました。
民主党案飲むと言うので、妥結かなと思ったので取り敢えず緩い法律でスタートかと思えば・・・・・。
結局反対するためだけに、対案だすような党ならいらない。
立法府として、より良い法律作る気がないなら、解党しろとおもいました。
もちろん、ウラ(というよりみえみえですが)の意図も探れない方は「民主党案飲むでいいんじゃない?」と思うのでしょうが……。
6月3日付の新聞も色々と経緯を記事にしていて(特に朝日新聞)、なかなか楽しいです。
前記事にも書きましたが、もし与党が本当に民主党案を飲む気が
あったなら、民主党は採決拒否をすることはできないと思っていました。
対案を出した以上、その責任はあると思いましたので。
ただ、最初から「秋には与党案に近い形で修正すればいい」という考え
の下に、とりあえず法案成立の道具に使われるということが明白で
あるとしたなら、今回のような採決拒否は「あり」なのではないかと
思います。
私は、それよりもこんなことで野党案を丸呑みすることを考えつく
ような与党は、解党した方がいいと思いました。
自民党支持者の中にも「何やってるんだ。情けない」って声が、あがって
いるみたいです。
何だか「丸呑み騒動」のドタバタのお陰で、ドッと疲れてしまって、
まだ、少ししかニュースをチェックしていないのですが。(苦笑)
朝日新聞の社説は今、ネットで読みましたが、確かに「だまし討ち」に
近いものがありますよね。
もとはと言えば、小泉氏の国会無関心&求心力低下そして国会の会期
を絶対延長しない宣言が引き起こしたドタバタだとも言える面があると
思いますが・・・。
一部の者が考えたこととはいえ、それにしても、わが国の第一党の
情けないこと。
そして、民主党は小沢氏の強気な判断が、効を奏したようにも思い
ました。
共謀罪の内容や是非についての意見は後で書きますが、民主党案丸呑
みに関しては、「国連条約は批准できないが良いですね」「秋に与党案に
近い形へ修正することはないですね」の2点を合意するなら採決、否なら
採決拒否するというやり方がBESTだったのではないかと思います。
情報や報道から判断した採決拒否では、「反対する為だけに対案を出し
た」と言われても仕方がない面もあると思います。
自民党(一部)の姑息なやり方についてはコメントする気にもなりませんが・・・
私も、これは絶対に表に出しちゃいけないコメントだと思うので、誰かが
リークしたか、コメント自体がだれがのでっちあげだと思います。
民主党案だと国連条約に批准しないというのは本当なのかなあ。
だったら民主党案が出た時になぜそう言わないのだろう。無駄な
協議をえんえんとした事になる。
とにかく共謀罪はもう一度見直ししかないですね。
自民党側が、上述2点を確約できなかったので、委員会への出席は
とりやめたという非公式情報もあります。
そうでなければ、自民党の国対や法務委員会が、めちゃめちゃ批判
をして来るはずですが。あっさりと引き下がって、継続審議にしようか
と言いだす始末ですから。
逆に自民党の国対に対する党内の批判が続出のようです。
ただ、民主党にしてみれば、今回はラッキー&結果オーライみたいな
ところもあったことは否めないように思っています。
p.s. 鬼さんのとこにビデオの情報を書いてくれて有難うです。
何か返事がうまくはいらなかったです。今もおみくじが引けないし。汗
「民主党の対案では、国連条約に違反している。だから、この案には
受け入れられない」という話は審議会の時から、ずっと出ていました。
<特に法務省、外務省が強く主張していたです。>
それなのに、いきなり与党側が丸呑みするというので、民主党も
「じゃあ、国連条約に違反するという話はどうなるのか?」と疑問に
思ったようです。
麻生外務大臣も2日の朝にはっきりと「民主党案は修正しなければ、
国連条約に批准できない」と言っていたので、「でっちあげ」ではないと
思います。
ただ、一部の人は、あとから修正しようと思っていることを隠して
とりあえず民主党案を丸呑みしちゃえ、と考えたようなのですが。
その話がどこかから民主党側やメディアに漏れたのだと思います。
それにしてもどこをクリアすれば条約批准なんですかね?
だったら修正案出したときに反対しろよって感じじゃん??
騙しに近いとか詭弁ですね
上回っているのだから、強行採決すれば良いだけのことであり、民主党
案丸のみは姑息としか言いようがありません。ただ、強行採決は国民の
支持を失う可能性があり、自民党の多数は継続審議した方が良いと言う
判断になったのでしょう。
民主党は自分たちの案が後から自民党案に近い形に変えられる可能性
があるとしたら、民主党案丸呑みでの採決には応じられないのは当然の
判断と思います。ただ、「自民党側が上述2点を確約できなかった」という
点を公式な情報として国民に伝わるように努力すべきと思います。そうで
なければ、また国民には自分たちの見えないところで政治が動いており、
旧態依然とした政治手法から変わっていないようにしか見えません。
民主党案では共謀罪の対象を「長期5年を超える刑の
犯罪」に、また適用する団体を「越境的(国際的)」
に組織犯罪を行なうところに限定しているのです。
<共謀罪の対象になる犯罪や団体をできるだけ減らす
ために、与党案より条文の要件を厳しくしてるです>
でも、政府与党は、国連条約の条文では、対象と
なる犯罪は「長期4年以上」となっており、また
「国内でも適用できる形にするように」と書いて
あるので、「5年超」や「国際的な犯罪」などに
限定するのは、国連条約に反すると言っています。
<要するに国連条約よりも厳しい条件をつけては
いけない、と。>
ただ、政府与党が主張するように、本当に、民主党
案が国連条約に反するものなのかどうかということ
は、明らかにはなっていません。<条約の留保や
その他の方法を使えばOKなのではないかという
意見もあります。
すみません。主語がわかりませんでした。
与党も民主党も、相手の修正案には反対しています。
そして、ある意味では両方とも詭弁を使っていると
言えるかも知れません。
ただ、今回は自民党の方が分が悪い気がします
今回の騒動は、ある意味ではまさに旧態依然の典型
例だったのではないかと思います。
本当なら、まず自民党の国対委員長である細川氏が
何故、急に民主党案を丸呑みしようと考えたのか、
それを民主党の誰にどういう形で伝えたかも説明する
必要があると思います。
民主党の側も、本当は、何故、委員会に欠席したの
かをきちんと説明した方が、わかりやすいかも知れま
せんね。<まあ、麻生氏の発言は一つの根拠になる
のでしょうが。TVの前で話していますし。>
ただ両者とも、表に出せないやりとりや駆け引きが
色々とあるのかも知れません。^^;
まずは対案を出さないと、話にならないというか、相手の譲歩を引き出せ
ないというところもあるように思います。
国会の場合は、その分、審議の時間も稼げますし、与党案の問題点も
指摘しやすくなるかも知れないとも思います。
私も、民主党が強気で丸呑みを拒めたのは、ネット(ブログ含む)などの世論の流れを意識したからではないかと思っています。ここで強引に
突っぱねても、世論を敵に回すことはないと読んだのではないかと
感じる部分があるからです。
アッテンボローさんは色々と大変なことがあられるようなので、どうか
ご無理をなさらないで下さいね。私も微々力ながら、自分なりにアピール
して行きたいと思っています。
ここへきて小泉首相の動きがありませんね。確かに興味がないのでしょうか?もう、自分は関係ないということでしょうか?
しかし、丸呑みというわけのわからない動きですね。
とりあえず、今国会では見送りならそれでいいですが野党民主党が
「共謀罪」案を作っているというのは残念です。早く終わりにして欲しいです。
どうやら今回は与党の「オウンゴール」的な結末に見えました。
民主党案丸呑み、といっても後で改正すればいい、というようなコメントが漏れ聞こえるようでは意味がないですし、政府にも「民主党案」ではだめ、と言われてはどうしようもありませんでした。
まあなんにしても、これで考える時間ができたのはよかったです。
他の「重要法案」についても同じことがいえますけど。
言いたかったのは、対案は、いい法律だと思ったから民主党は出したんでしょ?って話なら、対案は通すべきでしょうと言っている。だって、民主党案は、通すことで一致できるのでしょう?こういう反対の仕方してたら議会制民主政治の意味がない。修正案に取り掛かるぞって時に反対すればいいし、しなきゃ道理が通らないといっている。
小泉首相は、今、島サミット、日本各地の観光(一応、振興目的)
とりあえずの委員会出席などに忙しくされているようです。
これから、大好きなアメリカ訪問、そしてサミットが控えているので
そのことで頭の半分以上が占められているかも知れません。
私も今回、対案路線のあり方というものを考えさせられました。
ただ、対案を出さないと(与党案に反対だけでは)十分な審議が
できないというところもあるのですが。
教育基本法案なんて、前文は民主党の方が教育勅語的で、とても
支持できませんし。共謀罪も民主党案ではまだゆるいと思うし。
自分の考えと々法案を出してくれる野党がないのは残念です。
そうですね。まさにオウンゴールですね。
それも味方のはずの麻生に当たって、ゴールに球がはいっちゃった
たみたいな?!(笑)
これで重要法案が、秋に回されたので、もう一度ゆっくり考える時間が
できたのはいいことだと思います。
民主党ももう少し与党と対立軸をしっかり出すような対案を作って
望んで欲しいです。
なるほど、とりあえず今は民主党案を通しておいて、秋の修正の時に
反対しろということですね。
確かに、それも一理あるな~と思います。
私も一瞬、とりあえず民主党案を成立させて、秋までに国連条約で
批准できるという方法を示せるようにして、そのまま通すというのは
どうだろうと思ったのですが。
でも、外務省がその気がないですからね~。
民主党が抵抗しても、強行的に修正されてしまう可能性が高いですよね
となると、政府のために共謀罪を作ることに利用されてしまうだけに
なってしまいますから、やはりここは拒絶して正解かな~と
思いました。