近年、美容医療における不適切な医行為を原因とするトラブルが問題となっている(関連記事:厚労省検討会、安全で質の高い美容医療提供のための報告書案公表)。背景には、「直美(ちょくび)」と呼ばれる、初期研修修了後すぐに美容医療クリニックに就職するスキル不足の医師の増加や、施術後のフォローアップ体制が整っていない医療機関の存在などがあると言われている。実際、美容医療の施術後に合併症を生じた患者が、施術を受けた美容クリニックで対応してもらえず、保険医療機関に駆け込むケースも少なくない。
医学生や医師向けにキャリア指導も行っている、Dr.孝志郎のクリニック(東京都豊島区)院長の藤澤孝志郎氏は、最近、美容外科手術の後に合併症を発症した患者を診療した経験を持つ。藤澤氏に、対応時の状況や、美容医療の道を志す若手医師に伝えたいことを聞いた(インタビューは敬称略)。
REPORT
インタビュー◎美容医療を志す若手医師にこれだけは伝えたい!保険医が脂肪吸引後の合併症に対応中、施術した美容医はシャンパンタワーDr.孝志郎のクリニック院長の藤澤孝志郎氏に聞く
2024/11/15
聞き手:服部 暉=日経メディカル新規に会員登録する
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