終戦の日の自衛隊
8月15日は、終戦の日でした。
テレビでは戦争関連の特番が流れ、閣僚が靖国神社を参拝する、ちょっと異質な雰囲気の日です。
この日、一般の方は、自衛隊の内部では、どんな事が行われている日だと思っているでしょうか?
今日は、その秘密を暴露したいと思います。
8月15日!
お盆です。
終戦の日です。
基本的に、この日、自衛隊は……
お休みです!
ナゼか?
日本全国、お休みの日だからです。
行事もありません。
他の日に振り替えての行事も……ありません。
年中無休24時間営業ですから、勤務者は居ます。
彼等は、いつもと同じ仕事をしています。
基本的にお休みの日ですから、彼等しか、仕事はしていません。
交代で夏休みを取っていますから、「世間は夏休みなのに、俺は仕事か~」ぐらいの感覚です。
そして、休憩室等にあるテレビを見て知るのです。
「あ~、今日は終戦の日か」
で、愚痴るのです。
「畜生! ろくなテレビやってねえな!」
何か違う点があるとすれば……基地によっては、食事に何か特別メニューが付くかも知れません。
恐らく、ステロタイプな自衛隊のイメージとは、相当かけ離れていると思いますが、これが実情です。
私が体験した似たような事例を上げておきましょう。
8月ではなく、12月のある日のとある司令部での出来事ですが、モーニングレポートと呼ばれる朝のブリーフィングで、司令官が、「今日は何の日か?」と聞きました。
参加者は、顔を見合わせている状態で、誰も何の日か分かった様子はありません。
それを見て、司令官が嘆息して言いました。
「今日は、日本軍が真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が始まった日だ」
これを良しとするか、なってないと叱責するかは、人によって分かれる部分だと思います。
私は、気に入ってました。
技術者集団、職人に感傷は必要がないと思っています。
ただ、やるべき事をやるのみです。
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