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2022年12月 8日 (木)

新刊『ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇』情報!

新刊『ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇』が、12月22日にKADOKAWA、角川文庫から発売になります。
電子版も、同日リリース予定。

322106000363
装画は、イラストレーターの立原圭子氏(@k_coubou)です。

今回の作品は、私の書いた作品中、最もやわらかいものになりました。
なので、表紙もやわらかな感じにしようということで、編集さんから提案されたイラストレーターさんの候補は、なんと全員女性でした。
その中から、印象的な絵を描いていらした立原さんに打診してもらい、今回の表紙になっています。

小説の形式的には副官シリーズと同様の連作短編ですが、あちらと違い、各話で主人公が異なります。
U県にあるU地本の広報官から見た、各地の様々な部隊、そしてそこに勤務する自衛官の姿、人生を描きました。

今まで私が描いてきた小説は、私が幹部自衛官だったこともあり、どうしても幹部が主役になるケースが多かったのですが、今回は曹士の比重が高くなっています。

それから、ツイッターで紹介したとおり、帯と書店向けPOPに、前防衛事務次官で、現在は内閣官房参与(防衛政策担当)の島田和久氏に、お言葉を頂きました。

防衛3文書の見直しで忙しい中、ゲラを読んで頂き、お言葉を頂きました。
ありがとうございました。
322106000363_03
それから、本書中にも書いていますが、この本は、昨年12月に小牧基地を取材させて頂いた成果です。
空幕広報室、小牧基地司令渡部将補をはじめとした基地の皆様、ありがとうございました。
あらためてお礼致します。

タイトルの一部に”航空自衛隊篇”と入れたように、陸自篇、海自篇も目論んでいますが、そのためにはある程度売れないと・・・なので、是非よろしくお願い致します。
(陸幕広報と海幕広報という高い高いハードルも乗り越えないとダメですが)

なお、一部が先行公開になる予定ですが、情報リリースできるようになれば追記します。

KADOKAWAのwebサイト、カドブンにて先行公開が始まっています。
全6話中の3話にあたる『ラインとドック』です。
終了日時が分からないので、早めにどうぞ。
https://kadobun.jp/trial/youkosojieitai/4tipumoe9vgg.html

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お仕事」カテゴリの記事

コメント

興味深く読ませて頂きました、「書いた作品中、最もやわらかいもの」とありますが、さまざまなディテール(機体や端末ほか機材全般、支援や戦術の要領、特に気象予報や戦闘地域の離着陸など)は、「リアルなのだろう?」と思える記述でした。
ありがとうございました。
ところで、自分の読み込みの甘さでしょうか、
表紙イラストのような「女性自衛官・地本隊員さん?」が、一体どの人物かがわからなかったです。
もし、作品本編には登場しなかったのなら、表紙と本編の相違・違和感を感じます。

名無し 様
楽しんで頂けたのなら何よりです。

課題や問題を追及する姿勢が緩い、という点でやわらかい作品ですが、一昨年に小牧基地を取材させて頂いた上で書いていますし、現役自衛官だった頃の記憶もベースにあって書いているので、リアルなのは確かだと思います。

表紙はイメージなので、特に本編中の誰かということはありません。

「表紙はイメージ」…そうでしたか…
副官シリーズ(ラノベ風?タッチ)とは趣を変える編集者さまのご意向でしょうか、「わたせせいぞう」を彷彿とする(「爽やか=勧誘に必要要素?)のタッチに感じました。
編集者さまの打ち出しは、本編表現内容(勧誘する姿勢にはソフトさが必要)以上に「勧誘する姿勢を強調?」なのでしょうか。

タッチはともかく、構図はかなり違和感がありました、上官?と並び歩く女性自衛官のポージングは、少し砕けすぎているように、不倫関係にある?とも思える構図に個人的には感じました。
先生の「取材に基づいた」「自衛官としての経験」という、しっかりとしたリアリティに裏打ちされた表現内容が、あの表紙からはあまり感じませんでした(すみません)。

先入感なく、できるだけ一般的に読んでもらえるように、ミリオタ以外の普通の人たちに手に取ってもらえるようにとか、販売面の配慮でしょうか。

ただ、編集者さまの意向は、少しずれているようにも思えてしまいました、
とくに、昨今は、19時台からの書くBS報道番組は、軍事を当たり前のようにオンエアし、軍事知識はオタクレベルを一般放送していますね。
「一般人の、自衛隊の在り方に対する意識」なども、かなり変わってきているかもしれません。
軍事小説色をカモフラージュする?軽くする?デザインとして、
昔ながらの考え方「軍隊=堅い=チャラい雰囲気も入れて」という、駐屯地の余興企画案レベルでいいのでしょうか?
チャラいと軍事色が薄まるのでしょうか、びしっとしていたら軍事アレルギーが発症するのでしょうか。想像力の範囲面積は、どのような想定なのでしょう。
自分のような「先生の一からの読者、副官シリーズ表紙までは理解可能」読者には、

編集者さまには、ご一考願いたい、一読者の感想でした。
長々申し訳ありませんでした。また誹謗中傷の意図はございません。

>先入感なく、できるだけ一般的に読んでもらえるように、ミリオタ以外の普通の人たちに手に取ってもらえるようにとか、販売面の配慮でしょうか。

恐らく、そうした配慮だと思います。
今回、出版社さんが提示してきたイラストレーターさんは、全員女性の方で、ミリタリー系を書いた方はいらっしゃいませんでした。

編集者だけでなく、営業やその他の方の意向もあっての判断だと思います。

著者としてどれだけ口を出すかは、人それぞれだと思いますが、私はあまりこだわっておりません。
このイラストの原案時、3人が並んでいる構図だったのですが、ちょっとわちゃわちゃしていたので、2人に絞った方がいいのではないかと意見してました。

そのような印象を与えるとも思わず、目から鱗でした。
次、表紙に口を出す機会があれば参考に致します。

ウクライナ

F-16 をペイトリオットで撃ち落としてしまったようですが、
友軍機を撃ち落とさないようにする機構が入っているのでは?

少なくとも、地上のレーダー処理段階では、発射しない機構のハズです。

なお、巡航ロケット・ミサイルの迎撃に、ジェット戦闘機を使ったこと自体が間違いだと、私の考えをウクライナに伝えてあります。

空軍司令官が解任されたのはそのためだと感じています。

ラームエマニュエルなどUSからの依頼で記事を書いておられるのですから、探ってみてください。
迎撃システム、あるいはペイトリオットについては、ロシア軍と同レベルなのか?と。

ウクライナがF-16 の運用で、認識信号を発信しないようにしているとは考えにくいので。

なお、報告はされないと思っています。気にしないで下さい。

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