とつぜん亡くなった友人に学んだ、人生が変わるほど大切な3つのこと
2016/1/23夜、友人のツルハさんさんが事故に遭い、亡くなった。
53歳。
彼を尊敬している!というのは、何か違う。
けど、人生が変わるレベルの影響を受けたのは間違いない。
今日1/28は1・2・8で「逸話の日」らしい。
世の中にあまり知られていない逸話を語り合う日なのだ。
ツルハさんが私に与えてくれたビッグインパクトを3つ、ここに書いておく。
彼はもっともっとたくさんの人に、いろんな影響を与えるはずだった。
その役割を、この記事がほんの少しでも手伝えたら嬉しい。
1. やらな損!言わな損!
何度もツルハさんから聞いた言葉だ。「やらな損!言わな損!」
「関西人の精神や!」とのこと。
私はあまり積極的なタイプではないから、彼が物事をノリでグイッと進める姿によく驚かされた。
2009年に名古屋ライフハック研究会を仲間と立ち上げたのは、彼がキッカケ。
当初は仲間内で定期的に集まり、ライフハックについて語るだけのつもりだった。
一般募集もかけて大人数で「イベント」をやろうか?という案もあったが、リスクもあるからなぁ〜とうやむやになった。
ところが別のイベントの懇親会で、
と宣言してしまった。ツルハさんが。「イベントやるから来てください!」
不安もあったがワクワクしたし、その後の名古屋ライフハック研究会によって、私の人生が変わった。
お酒の勢いで彼が有名講師に電話し、
と話をつけてしまったこともあった。「今度うちの会で講師やってや〜!」
そういう人だった。
私なら「そんな ずうずうしいお願いはできない」と思ってしまいそうだが、「言わな損!」なのだ。
2016/2/28名古屋ライフハック研究会のイベントは、私がリーダーとして企画を進めることになっている。
どんなネタでイベント開催するか悩んでいたところへ、ツルハさんから突然こんなメールが届いた。
どうやらフェイスブックのコメントのやり取りで勝手に(!)有名講師の方へ講演をお願いしていたのだ。「2月のイベントの講師、◯◯◯さんどう?アポは取れてますが。」
驚いたが、そのノリの良さ・勢いが彼の持ち味であり、私に足らない部分でもある。
思いついたら「やらな損!言わな損!」なのだ。
ツルハさんが作ってくれたこのキッカケに乗っかって、いま2/28のイベント準備を進めている。
2. 「情熱」「想い」を伝えろ
私はもともと、人前で話すのが苦手だった。
小学生のころに担任から「児童会長に立候補しろ」としつこく説得されたが、泣いて断ったほど。
しかし本当は、人前で話せるようになりたい願望があったのだ。
名古屋ライフハック研究会で毎回おこなうLT(希望者による5分プレゼン)を何度も何度も経験したことで、人前で話すことに抵抗がなくなった。自信がついた。
あるときのLTの発表は、私にとって完璧なものだった。
5分ちょうどで伝えることをバッチリ伝えたし、笑いも取り、スライドもキレイな画像を使い、プレゼン本で学んだ様々なテクニックも使った。
ところが帰りの電車でツルハさんに感想を聞くと、こう言った。
私は「情報」を「上手く」伝えることばかり考えていたのだ。「上手かったわ。でもなんやろな、情熱? 伝えたい!っていうパッションが感じられへんかったかなぁ」
そんな私も、いまではプロ講師。
初めて参加者アンケートに「想いがすごく伝わってきました!」と書いてあるのを見たときには、嬉しかった。
そういえば「マインドマップの素晴らしさをみんなに知ってほしい!」という私の「情熱」を伝えていたら、2009/4/25マインドマップ講師デビューのお膳立てをしてくれたのも、ツルハさんだった。
3. 本音でぶつかる人間関係
名古屋ライフハック研究会のスタッフミーティングでは、ツルハさんと衝突することも多かった。彼より一回り以上も年下の私が、
などと、偉そうなことをズバズバ言うからだ。「ツルハさん、イベント冒頭での話が長いですよ。短くお願いします」
「いや、私は違う意見です。それはこうですよ!」
言いたいことを言わせてもらい、感謝している。
私に腹を立てていたこともよくあったが、それでも飲みに誘ってくれてたくさん笑い合ったりした。
と、言わなくてよいことも言ってくれたが。「ホントのこと言うと、他の人が来られへんくなったから、コウスケさん誘ったんやけど(笑)」
「オープンなほうがええやん!」と、彼は私に何度も言った。
私はそれにモヤッとすることも多かった。
アラサー女子に「結婚せえへんの?」と聞いたり、離婚した人を飲み会でネタにするなど、何でも(?)言ってしまう彼にデリカシーがないと感じたからだ。
「そういうの気にする人もいるから、やめたほうが良いと思います」と彼にハッキリ伝えたら、こう言われた。
モヤっとした。「コウスケさんのエエとこでもあるけど、気ぃ遣いすぎなんちゃう?」
しかし今書いていて気づいたが、気を遣いすぎと言われる私が、彼にはハッキリ本音をぶつけていたようだ。
一回り以上も年上の彼に、偉そうに説教していたのだから。
彼は、とにかく人と話すのが好きだった。人を知るのが好きだった。
だから彼は、人に本音をぶつける。
彼に返ってくるのも、いつも本音だっただろう。
彼にデリカシーがないのか、私が気にしすぎなのか。
どちらが正しい・間違ってるという話ではない。
ただ、本音をぶつける彼のお通夜には、驚くほどたくさんの人が訪れていた。
嫉妬した。
さいごに
もう1つ。最期に彼が教えてくれた気がする。やりたいことは、どんどんやったほうがいい。
会いたい人には、すぐ会ったほうがいい。
私たちの命は、タイマー表示のない時限爆弾なのだ。
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管理人コウスケのひとこと
友人が23日夜、交通事故に遭い亡くなった。 現場へ行くと、ご自宅まであと数分の距離だった。悔しい。 手を合わせていたら、閉じた目は温かくなり鼻はツンとした。「それ寒さのせいやろw」て彼ならツッコむかな。 月がとても明るかった。 pic.twitter.com/KzIdL454pK
— コウスケ@マインドマップ講師 名古屋愛知 (@kosstyle) 2016, 1月 26
- [2016/01/28 06:33]
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