マインドマップ体験者が実感した7つのことと、インストラクターからのアドヴァイス 〜静岡ライフハック研究会Vol.9にて
マインドマップという頭の使い方を、知っていますか?
紙の中心から曲線と単語でかくメモ術です(動画)。
静岡ライフハック研究会よりご依頼いただき、2015/8/22マインドマップ入門講座を行いました。
静岡ライフハック研究会Vol.9 マインドマップ を盛大に開催しました #szokhack
参加者さんにブロガーさんが多く、イベントの感想をたくさんブログに書いていただきました。
そこで、マインドマップを体験した方がどんなことを感じたのか、マインドマップ・インストラクターの私の解説も添えて5つ紹介します。
- 「かく」ことは、「考える」こと
- 「単語」より「文章」でメモしたほうが後でラク?
- マインドマップを「手がき」するメリットとは?
- 情報全体を把握できる
- マインドマップは「使う」ためにかく
1. 「かく」ことは、「考える」こと
静岡ライフハック研究会Vol.9に参加してきました | IWAIMOTORS BLOG一番お伝えしたかったことを「印象に残った」と言ってくださって、とても嬉しく思います。印象に残ったのは「人は考え方を手に入れた途端、頭が良くなる生き物である。考えるとは、書くこと。」という言葉。
頭の中だけでどうしようと思っているのは悩んでいるだけで考えていることとは言えないとのこと。
実際にマインドマップを書いてみると、その言葉の説得力を実感できます。
何か一つのことに対して頭の中で思いを巡らせても、全体を俯瞰するのは難しいし、派生して出てくる様々なことは書き留めることで広がっていきます。
頭を動かしたいなら、とにかく書くことが大切です。
文章でも、箇条書きでも、ラクガキでも。
そしてそれがマインドマップなら、より大きな効果が期待できる場面があります。
1つの手段として、マインドマップを覚えておいて損はありません。
2. 「単語」より「文章」でメモしたほうが後でラク?
参加者・みーなさんは、マインドマップの「単語でかく」というルールについて、こう感じたそうです。マインドマップの良さがやっとわかった!静岡ライフハック研究会Vol.9に参加してきました #szokhack
とても自然な意見です。私は「単語」よりも「箇条書き」や「文章」で残すほうが、後で見返すときにラクと感じるタイプですが(現にいま、箇条書きのメモを見ながらこれを書いています(^^;)、後で見返すとき「マインドマップを書いたときの意図を思い出す」という作業も「考える」ことに繋がって良いのかもしれません。
このような反応は、誰にでもあること。
「慣れていないことは、心や体が拒否しがち」だからです。
これまでウン十年、文章や箇条書きを使い続けてきたのに突然「単語で書きましょう」と言われても、「今までのやり方のほうが自分に合う」と思うのは当然なのです。
しかしできることなら、しばらく試していただきたいと思います。
みーなさんはおそらく、こう感じられているのだと思います。
「単語で書いたメモを後で見ても、慣れていなくて理解しづらい」
しかし、たとえば以下の文章を読んでみてください。
私 「単語」より 「箇条書き」「文章」 後で 見返す ラク
いま 箇条書き 見ながら これ 書いています
後 見返すとき 「マインドマップ 書いたときの 意図 思い出す」 作業 「考える」 繋がって 良い
これは先ほどの、みーなさんのブログから引用した文章を、単語にしたものです。
助詞などがなくても、なんとなく意味は分かるのではないでしょうか。
人間の脳は、足りない情報をそれらしく補ってくれるのです。
マインドマップに単語でかけば、さらにメリットが増えます。
- 見た目が楽しいので、あとで「見返そう」という気になる
- かくのも楽しい
- 楽しくて脳がリラックスすると、アイデアがわいてくる
- 色やイラストがあるので、情報を「読もう」としなくてもパっと頭に入ってくる
箇条書きも、長く続く文章を短く・わかりやすくまとめる手法です。
マインドマップに単語で書くことも、慣れればとてもラクですよ。
3. マインドマップを「手がき」するメリットとは?
頭が良くなるノート術「マインドマップ」入門を静岡ライフハック研究会Vol.9で学んできた! | 経験知パソコンでマインドマップを作成していると、画面内に収まらない領域はスクロールしないと見ることができない。
しかし、紙に書き出すと全体をひと目で見ることができるので、全体をイメージしやすく、結論も出しやすい。
非常に鋭い指摘です。今までパソコンでマインドマップを作成してきたが、キーボードで単語を書くのに比べ自分で手書きをした方が出てくるものが多く、頭がスッキリしたのが意外だった。やはり手を動かすのが大事だと思った。
実は私も、マインドマップ・インストラクターになる前の2010年までは、9割のマインドマップをパソコンで作成していました。
パソコンで作成したマインドマップは、かいたものを後で編集しやすいからです。
手がきはたった1割、パソコンが使えない環境の場合だけでした。
ところが2010年にマインドマップのプロ講師となるためにトレーニングを受けたりマインドマップの研究を始めてから、それは逆転。
今ではパソコンで作成するマインドマップは1割、手がきが9割です。
上記参加者の方と同じように、手がきのメリットを実感したからです。
そして何より、手がきは楽しいんです。
4. 情報全体を把握できる
静岡ライフハック研究会Vol.9 マインドマップ を盛大に開催しました #szokhackこれも鋭い指摘です。箇条書きで書くと、どうしても上下の順位ができてしまいます。マインドマップの場合は、すべてを平等に記述できるので、先入観にとらわれず全体を把握できます。
こちらからお伝えしたのではなく「実感」していただけた、マインドマップの重要なメリットの1つです。
たとえばこの記事は
- 「かく」ことは、「考える」こと
- 「単語」より「文章」でメモしたほうが後でラク?
- マインドマップを「手がき」するメリットとは?
- 情報全体を把握できる
- マインドマップは「使う」ためにかく
どうしても一番上から読みますし、一番上のほうが優先順位が上になります。
時間のない人は5まで読まないかもしれません。
ところが、マインドマップで同じ内容をかいてみると、どうでしょう。
上から順番に見るということはありません。
全体をざっと把握できるので、たとえばこのマインドマップを使って文章を書くのであれば、
- どのような順番で書こうか
- どんなふうに話を膨らませようか
見るだけで、どんどん枝を伸ばしてアイデアをかき足したくなります。
5. マインドマップは「使う」ためにかく
マインドマップをかいてみませんか?|みやころじーお伝えしたことをよく理解していただいて、とても嬉しく思います。こうしたワークを通して
実感するのは、
やはり
マインドマップは
"書く"のが目的ではなく
"使う"のが目的だということ。
マインドマップをかいていると、
ついつい綺麗にかこうとして
しまったりしませんか?
(中略)
自分のためのものなら
見映えが悪くたって
いいんです。
メモだったら、
走り書きでも
多少文字が汚くても
そんなに気にならないですよね?
マインドマップを「使う」とは、どういうことか。
たとえば先ほどの参加者さんは、こうおっしゃっています。
頭が良くなるノート術「マインドマップ」入門を静岡ライフハック研究会Vol.9で学んできた! | 経験知
マインドマップを作品としてかいたのではありません。いきなり「自己紹介して下さい」と言われると1分間話し続けるのはなかなか難しいが、マインドマップを使うことで自分が伝えたいことを整理でき、しっかり伝えることができた。
自己紹介という目的があり、それに「使う」ためにかいたのです。
私は読書のときにもマインドマップでメモします。
これも、
- 本の内容を記憶する
- ブログで本を紹介する
まとめ
私はマインドマップが大好きです。マインドマップは、生きる力を高めてくれる「頭の使い方」。
そう考えています。
なぜ「マインドマップ」という思考法を多くの人に活用してほしいのか
イベントは短い時間ではありましたが、上記のようにみなさんにマインドマップの魅力をお伝えすることができたことを、本当に嬉しく思います。
マインドマップについては、本にも詳しく書かれています。
入門書としては、こちらの薄く読みやすい本。
より詳しく知りたいのであれば、厚いこの本がオススメです。
どちらもマインドマップ発明者トニー・ブザンが書いているので安心です。
さあ、あなたも新しい「頭の使い方」を手に入れてみませんか?
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管理人コウスケのひとこと
【レシピ】あまったそうめんをパスタ風にアレンジ!一流料理人に学ぶ「トマ味噌うめん」│タウンワークマガジン http://t.co/NYrc3pG4h5
— コウスケ@マインドマップ・インストラクタ (@kosstyle) 2015, 8月 27
- [2015/10/15 22:06]
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