東京オリンピックの成功は、日本の未来の光明となるだろう
2020東京オリンピックの成功、おめでとうございます。IOC、日本政府、東京都並びに関係者の皆様に心より御礼申しあげます。また、コロナウイルス蔓延のなか、オリンピックの開催に協力されたボランティアの皆様には心より敬意を表します。
私は、東京オリンピックの誘致が決まった時から2020年の東京オリンピックが無事に開催できるようにと祈ってきました。それほど2020東京オリンピックは日本にとって特別なイベントだったのです。理由は、80年前に開催される予定だった東京オリンピックに遡ります。80年前、嘉納治五郎氏の尽力により東京オリンピックの誘致に成功したものの、時代の不穏な空気の中で中止に追い込まれていきました。中国大陸での中国との戦争は拡大して雲行きは怪しくなっていました。軍備にお金をつぎ込むべきであるという意見が勝り、オリンピックは返上するという結末に至りました。
軍備を優先した日本は、底なし沼の太平洋戦争にのめりこんでいきました。平和を愛するよりも戦争の道を選択することになったのです。世界から孤立して多くの若者を戦争で犠牲にし、国土は焦土と化してしまいました。1945年終戦を迎えた時、日本には何も残っていませんでした。日本はこれからどうして生きていけるのだろうか、誰も見通しがありませんでした。もし、この時に米国が手を差し伸べてくれなかったならば、戦後の復興はなかったでしょう。
オリンピックは、平和の祭典であり若者の祭典と言われます。明るい未来を指し示すものです。ただのスポーツイベントだとして軽んじられないのです。未来を暗示するのです。
今回の東京オリンピックも、80年前の状況と同じような状況になるとわかっていました。決して順調に開催できることはない。案の定、同じように米国と中国の対立は激化していき、極限状態に達していきました。世界は戦争前夜の状況を呈し、いつ軍事戦争が勃発しても仕方ない一触即発の状態です。このような状態の中で、軍事戦争の代替であるかのようにコロナウイルスのパンデミックが起こったのです。コロナウイルスは、第一次世界大戦の毒ガス、第二次世界大戦の原子力爆弾に相当する新しい形の兵器として開発されたものとも考えられます。このウイルスが全人類を恐怖に陥れ、世界を分断して行きました。
人類は、コロナウイルスの前に委縮して恐怖に陥りました。東京オリンピックも昨年は1年延期という結果になり、開催は不透明になりました。今年に入ってもコロナウイルスによるパンデミックは収まらず、コロナウイルスの変異は危機感を助長させました。日本のコロナ感染者数も急拡大して現在感染第5波に突入しています。日本のコロナウイルスの感染者は、1万5千人を超えている状況です。こんな中でコロナパンデミックに一歩も引きさがらず、東京オリンピックを最後まで実行して成功したことは勝利以外の何物でもありません。とても誇らしいものです。日本の未来は開けたといえるでしょう。
« YouTubeが米国大統領選挙の不正報道を検閲・削除すると公表 | トップページ | 米軍がタリバンに9兆円の武器プレゼントー戦争を始める気だね »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- トランプ政治の本質(米国建国精神への回帰)(2024.12.01)
- 40年周期説から見て、2024~25年、日本崩壊の危険な時期になった(2023.12.23)
- ヨーロッパで起きている天然ガス供給危機の背後(2022.09.09)
- 岸田首相の政策判断は、政治状況の混乱をもたらし大震災を呼び込もうとしている。(2022.08.28)
« YouTubeが米国大統領選挙の不正報道を検閲・削除すると公表 | トップページ | 米軍がタリバンに9兆円の武器プレゼントー戦争を始める気だね »
コメント