40年周期説から見て、2024~25年、日本崩壊の危険な時期になった
私は、日本近代歴史は40年周期で発展と衰退を繰り返しているという40年周期説を主張しています。概略は図に示しました。これによると、2020年の東京オリンピックは、80年前の1940年の開催される予定だった東京オリンピックの再現にあたります。1940年の時東京オリンピックは中止になり、その後1945年まで日本は戦争に突入して敗北して廃墟になっていきました。
この歴史の繰り返し現象から見て、2020年の東京オリンピックが無事に開催できることには前々から不安を抱いていました。案の定1年延期になってしまいました。これから2025年までの5年、このままいくと崩壊しかねないのです。今、第三次世界大戦勃発かと騒がれていますが、40年周期から見ると当然の歴史現象ともいえます。日本は、1985年の昭和元禄バブルの繁栄を頂点に坂道を転げ落ちているのです。日本の長期停滞は、ある意味筋道通りだったのです。そして2025年を迎えることになるのです。そしてその後、日本は再興するかどうかといえば、それは不確定なのです。更なる解体期に入るかもしれません。
40年周期説で述べている繰り返し現象は、必ずしも決定されているものではありません。人間の選択によって、その度合いはかなり軽減できるものです。人間が賢明な選択をすることができればの話ですが。しかしほとんどの場合、人間は個人も企業も国家も、保身を理由にした選択をします。このことが、歴史の発展と崩壊の周期メカニズムを成立させています。
日本人は、重大な選択の時期を迎えているのです。
日本近代の40年周期歴史