咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A
咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A 4話 『全国』 感想
想い馳せ、伝えるために、相手の想いを一つ潰しましょう。
それが麻雀を通し戦うということ。これは “闘争” なんだ。
“潰す” とまで言い切るのは些か暴力的で、どうかなーとも思ったのですが、まぁそれだって傍から見ればそう見られてもおかしくはないわけで、それこそ彼女達が競い高め合う媒体としている麻雀って、言ってしまえば生き残りを掛けた正真正銘の戦いでもあるんですよね。
で、それは単純に強さを追い求めたりとか、ただただ勝ち負けの優越に浸ったりとか、そういったことを目的とばかりにしているわけではなくて、彼女達って “その場所” で戦う理由をちゃんと携え、大切に閉まってる。
もちろん、それはただ持っているだけというわけでは決してなく、その闘志は常に燃え続けているし、いつだって彼女達の原動力となり、その心も身体もしっかりと支える頑丈な芯として、その胸の内にしっかりと根付いているんです。
そして、何を隠そう穏乃たちの心の奥底に根を生やすその想いこそが、常にその口先からも零れ落ちる「遊ぶんだ、のどかと」の気持ち一つなわけで、彼女達のその想いの強さといったら本当に凄いんですよね。
もう今更になってしまうので、そういった阿知賀麻雀部の“想い”については割愛させて頂きますが、片時だって彼女達はその決意を忘れはしないし、揺るがしはしないんですよ。どんなにおどけてみせたって、どんなに不安になったって... そこだけは譲らないし、譲れない。譲れるわけがない。
けれど、そういった強い想いを携えているのって何も彼女達だけじゃなくて、咲にしても、のどかにしても、それぞれがそれぞれ色々な想いを胸にしながら麻雀と向き合い、“あの場所”に対し向き合ってる。
何より、そんな“私の想い”を貫き通すためには、その目の前にいる3人の敵を打ち倒さなければいけないわけで、ようはどんな熱量が込められているのかも分からない自分のもの以外のそれを、彼女達は自らの手で潰さなくちゃいけないんですよね。
ただ、それは致し方のないことでもあって、むしろそういった自分の想いを貫こうとする意志の強さの競争があってこそ、それぞれの想いもまた一段と輝きを増すのだと思わずにはいられないし、むしろそれこそがこの作品の醍醐味でもあるわけなんです。
また、その辺りの事柄に関しては 『所詮、すべては戯言なんだよ』 さんにても書かれていたので、紹介させて頂きます(一部抜粋)。
故に、そういう観点から行くと彼女達はその 『のどかとまた麻雀を通して遊びたい』 という想いを貫き通すために、まずは白糸台高校を潰さなければいけない運命に突き当たるわけで、それはつまり “咲が全国という舞台に馳せる想い(=姉への想い)” をも潰す結果に繋がっていく。
咲が所属する清澄とは阿知賀、白糸台の二校とも真逆の組に振り分けられたわけですから、まぁ仕方がないことではあるのだけれど、皮肉的と言えば皮肉的ですよね。
けど、そういった巡り合わせも全て受け入れて彼女達は進まなければいけないわけで、それこそ麻雀の競技性にしたって同じことで、この咲-saki-という世界の中で活躍する子達は皆どんな逆境に立たされても、どんな巡り会わせを迎えても、そこで立ち止まり諦めてしまうことだけはしなかったはずなんです。
もちろん、そもそもの前提としてはまず、彼女達は相手の想いについてなぞ認知していないという部分があるわけですけど、でも何らかの想いがあるからこそ全国の頂へと登っていくんだというその心持ちこそは理解しているはずだとは思うんです。
それは自分たちがまさにそうであるように、誰にだって立ち向かうための原動力と、そこに至るまでの経緯は必ずあって、だからこそ人って頑張れるし、前へ前へと進んでいける。それこそ、飽くなき自尊心を持つ龍門淵の透華にだって、その後ろ盾には衣たちとの約束があったからこそあんなにも躍起になって彼女は闘い続けることが出来たんだ、っていう事例があったりね...
さらには、福路さんだったり、池田だったり、モモだったり、竹井部長だったりと、結局みんな同じなんですよ。「絶対に負けられない戦いがそこにはある―」と自分自身に言い聞かせては、誰かのために、そして自分のために彼女達は戦ってる。
ただ、だからといって彼女達にそんなそれぞれの想いを汲み取って戦えだなんて言う気はこれっぽちもなくて、ようは、そういった想いを賭けての潰し合い改め、懸命に競い合うその輝き合いをまた、この2期でも再度我々視聴者に対し見せ付けて欲しいなと。そう願わずにはいられないんです。。
むしろ、そういった一片の悔いも残さないような戦いになるからこそ、もし、阿知賀が白糸台を負かしたとしても、そこに咲が納得をしないなどという事態には至らないんじゃないかなとは思うんですよね。そりゃあ、最初は落ち込みもするかも知れませんけど、「だからこそ、麻雀はやめられない!麻雀は楽しい!」と最終的には感じてくれるんじゃないかって、そう思うんです。
また、それは2回戦に駒を進めた阿知賀と、その次なる相手でもある千里山との間にも漂うであろうと願いたい最高の空気感でもあるわけで、この闘争においても「だからこそ、咲-saki-はやめられない!咲-saki-は面白い!」と是非、思わせて欲しいもの。
小倉唯さん演じる先鋒・園城寺さんにも何やら只ならぬ気配を感じますが、この2校を含む4校にはまた白熱の対局を見せ付けてもらいたいものですね。それぞれの想いを重圧に、そして清らかに貫き通してくれることを願って...!いやはや、次回が楽しみですッ!!
次回 「強豪」
で、それは単純に強さを追い求めたりとか、ただただ勝ち負けの優越に浸ったりとか、そういったことを目的とばかりにしているわけではなくて、彼女達って “その場所” で戦う理由をちゃんと携え、大切に閉まってる。
もちろん、それはただ持っているだけというわけでは決してなく、その闘志は常に燃え続けているし、いつだって彼女達の原動力となり、その心も身体もしっかりと支える頑丈な芯として、その胸の内にしっかりと根付いているんです。
そして、何を隠そう穏乃たちの心の奥底に根を生やすその想いこそが、常にその口先からも零れ落ちる「遊ぶんだ、のどかと」の気持ち一つなわけで、彼女達のその想いの強さといったら本当に凄いんですよね。
もう今更になってしまうので、そういった阿知賀麻雀部の“想い”については割愛させて頂きますが、片時だって彼女達はその決意を忘れはしないし、揺るがしはしないんですよ。どんなにおどけてみせたって、どんなに不安になったって... そこだけは譲らないし、譲れない。譲れるわけがない。
けれど、そういった強い想いを携えているのって何も彼女達だけじゃなくて、咲にしても、のどかにしても、それぞれがそれぞれ色々な想いを胸にしながら麻雀と向き合い、“あの場所”に対し向き合ってる。
何より、そんな“私の想い”を貫き通すためには、その目の前にいる3人の敵を打ち倒さなければいけないわけで、ようはどんな熱量が込められているのかも分からない自分のもの以外のそれを、彼女達は自らの手で潰さなくちゃいけないんですよね。
ただ、それは致し方のないことでもあって、むしろそういった自分の想いを貫こうとする意志の強さの競争があってこそ、それぞれの想いもまた一段と輝きを増すのだと思わずにはいられないし、むしろそれこそがこの作品の醍醐味でもあるわけなんです。
また、その辺りの事柄に関しては 『所詮、すべては戯言なんだよ』 さんにても書かれていたので、紹介させて頂きます(一部抜粋)。
麻雀は4人で打って、1人の勝者を出すので、1つのハッピーエンドに3つのバッドエンドが見られます。だけど、そのバッドエンドは本当の意味でのジ・エンドではなく、1つの過程としての失敗や教訓の1つとして、それを糧に少女たちの成長する所が最大の見所だと思っています。
故に、そういう観点から行くと彼女達はその 『のどかとまた麻雀を通して遊びたい』 という想いを貫き通すために、まずは白糸台高校を潰さなければいけない運命に突き当たるわけで、それはつまり “咲が全国という舞台に馳せる想い(=姉への想い)” をも潰す結果に繋がっていく。
咲が所属する清澄とは阿知賀、白糸台の二校とも真逆の組に振り分けられたわけですから、まぁ仕方がないことではあるのだけれど、皮肉的と言えば皮肉的ですよね。
けど、そういった巡り合わせも全て受け入れて彼女達は進まなければいけないわけで、それこそ麻雀の競技性にしたって同じことで、この咲-saki-という世界の中で活躍する子達は皆どんな逆境に立たされても、どんな巡り会わせを迎えても、そこで立ち止まり諦めてしまうことだけはしなかったはずなんです。
もちろん、そもそもの前提としてはまず、彼女達は相手の想いについてなぞ認知していないという部分があるわけですけど、でも何らかの想いがあるからこそ全国の頂へと登っていくんだというその心持ちこそは理解しているはずだとは思うんです。
それは自分たちがまさにそうであるように、誰にだって立ち向かうための原動力と、そこに至るまでの経緯は必ずあって、だからこそ人って頑張れるし、前へ前へと進んでいける。それこそ、飽くなき自尊心を持つ龍門淵の透華にだって、その後ろ盾には衣たちとの約束があったからこそあんなにも躍起になって彼女は闘い続けることが出来たんだ、っていう事例があったりね...
さらには、福路さんだったり、池田だったり、モモだったり、竹井部長だったりと、結局みんな同じなんですよ。「絶対に負けられない戦いがそこにはある―」と自分自身に言い聞かせては、誰かのために、そして自分のために彼女達は戦ってる。
ただ、だからといって彼女達にそんなそれぞれの想いを汲み取って戦えだなんて言う気はこれっぽちもなくて、ようは、そういった想いを賭けての潰し合い改め、懸命に競い合うその輝き合いをまた、この2期でも再度我々視聴者に対し見せ付けて欲しいなと。そう願わずにはいられないんです。。
むしろ、そういった一片の悔いも残さないような戦いになるからこそ、もし、阿知賀が白糸台を負かしたとしても、そこに咲が納得をしないなどという事態には至らないんじゃないかなとは思うんですよね。そりゃあ、最初は落ち込みもするかも知れませんけど、「だからこそ、麻雀はやめられない!麻雀は楽しい!」と最終的には感じてくれるんじゃないかって、そう思うんです。
また、それは2回戦に駒を進めた阿知賀と、その次なる相手でもある千里山との間にも漂うであろうと願いたい最高の空気感でもあるわけで、この闘争においても「だからこそ、咲-saki-はやめられない!咲-saki-は面白い!」と是非、思わせて欲しいもの。
小倉唯さん演じる先鋒・園城寺さんにも何やら只ならぬ気配を感じますが、この2校を含む4校にはまた白熱の対局を見せ付けてもらいたいものですね。それぞれの想いを重圧に、そして清らかに貫き通してくれることを願って...!いやはや、次回が楽しみですッ!!
次回 「強豪」
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咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第5話 『強豪』
この動き…トキ!遂に敵の能力者が出てきました。千里山の園城寺怜(おんじょうじ・とき)は一手先が読めるプレコグ(未来予知)、それを応用した一発使い。鳴かないと一発で上がられる!名前と病弱な所が北斗の拳のトキを思い起こさせます。 でも待って下さい。咲?...
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第5話「強豪」
玄ちゃんが ドラを大事にするのは お母さんの教えから( ・`ω・´)
大事にするから ドラが集まってくるというw
回想シーンでは 和さんは出番を外しませんねヾ(*´∀`)ノ
オカルトなんかな得意文句も外せませんw
まとめtyaiました【咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A 4話 『全国』 感想】
想い馳せ、伝えるために、相手の想いを一つ潰しましょう。それが麻雀を通し戦うということ。これは “闘争” なんだ。
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第5話「強豪」
MIRACLE RUSH
『玄ちゃんが取られちゃった点棒』
『絶対お姉ちゃんが取り返すから!』
制作:Studio五組
監督:小野学
高鴨 穏乃:悠木碧 新子 憧:東山奈央 松実 玄:花澤香菜
松実 宥:MAKO 鷺森 灼:内山夕実 赤土 晴絵:進藤尚美
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A「第4話 全国」/ブログのエントリ
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A「第4話 全国」に関するブログのエントリページです。
盲ーレツ牌Let's 咲-Saki-阿知賀編 第4話「全国」感想
盲ーレツ牌Let's 咲-Saki-阿知賀編 第4話「全国」感想
さあ、麻雀の時間だ!
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第5話「強豪」
予想通りといいますか、見事に玄ちゃんフルボッコ
完全に手の内を読まれた上に、怜ちゃん1順先が読めるって
他校からも狙い撃ちにされて阿知賀女子大差のビリに。
怜が先鋒なのは体力面も考慮してでしょ...
◎咲-Saki-阿知賀編episodeofside-A第4話「全国」
シズがサキにすれ違う。サキ滅茶苦茶悪い目してた。=部屋クロ:五分でミーティングだよ。シズ:ああ、インハイだ。アカ:抽選の結果。シズ:これって、キヨスミと完全に逆側。:白...
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